大林組は、1892年創業の日本を代表する総合建設会社です。
「大阪ドーム」「渋谷ストリーム」「イオンレイクタウン」など数多くの大型プロジェクトを手がけ、建設業界での確固たる地位を築いています。
国内外で幅広い建設事業を展開し、近年は再生可能エネルギー事業や新領域ビジネスにも積極的に取り組んでいます。
本記事では、大林組の平均年収や採用情報についても解説するので、転職・就職を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
本記事の要点はこちら
大林組の平均年収は?
大林組の平均年収は約1,140万円です(2025年3月有価証券報告書より)。
平均年齢42.4歳、平均勤続年数16.4年となっています。
大林組の年代別年収は?
年代 | 平均年収 |
---|---|
25歳 | 599万円 |
30歳 | 736万円 |
35歳 | 874万円 |
40歳 | 968万円 |
年功序列の傾向があり、年齢とともに着実に年収が上がる給与体系です。
大林組の中途採用率は?
具体的な数値は公開されていませんが、平均年齢42.4歳、平均勤続年数16.4年から、中途採用を積極的に行っていると考えられます。
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大林組の平均年収は1,140万円|同業他社との比較
大林組の平均年収について詳しく見ていきましょう。
有価証券報告書によると、大林組の平均年収は1,140万円となっています。
この水準は建設業界の中でも非常に高く、同業他社と比較しても優秀な待遇といえるでしょう。
大林組と他社の年収を比較
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | データソース |
---|---|---|---|---|
大林組 | 1,140万円 | 42.4歳 | 16.4年 | 有価証券報告書 |
鹿島建設 | 1,128万円 | 44.3歳 | 18.8年 | 有価証券報告書 |
清水建設 | 1,014万円 | 43.2歳 | 15.7年 | 有価証券報告書 |
大成建設 | 985万円 | 43.5歳 | 18.6年 | 有価証券報告書 |
竹中工務店 | 969万円 | 42.8歳 | 16.2年 | 有価証券報告書 |
同業他社との比較では、大林組の平均年収は建設業界大手5社の中でもトップクラスの水準です。
鹿島建設に次ぐ第2位の高水準となっており、建設業界における大林組の競争力の高さが伺えます。
平均年齢42.4歳で1,140万円を実現していることから、比較的若い年代でも高い年収を期待できる企業といえます。
また、平均勤続年数16.4年は業界平均と同程度であり、離職率の低さも大林組の魅力の一つといえるでしょう。
大林組における給与体系|年代別・役職別の年収は?
大林組の給与体系について、年代別と役職別の詳細を見ていきましょう。
同社では基本的に年功序列の制度を採用しており、勤続年数と年齢に応じて着実に年収が上がる仕組みとなっています。
一方で、優秀な人材については早期昇進の機会も用意されており、能力に応じたキャリア形成が可能です。
役職別の年収
大林組では、職級制度に基づいた給与体系が採用されています。

OpenWorkの口コミによると、入社から12年程度までは年功序列で昇進し、工事長クラスまでは余程の問題がない限り昇格できるとのことです。
入社12年まではほぼ年功序列。 役職でいうと工事長までは余程問題のある社員を除いて誰でも上がれるので給与面で大きな差は生まれません。
引用:OpenWork
管理職層になると残業代の支給がなくなりますが、基本給の大幅な増額によって年収は上昇する傾向にあります。
課長クラス以上については、ポストの空き状況によって昇進のタイミングが左右されますが、普通の評価を受けていれば年齢相応の待遇を受けられるでしょう。
年代別の年収
年齢 | 平均年収 | 年収レンジ | 月給目安 |
---|---|---|---|
25歳 | 599万円 | 469万円〜765万円 | 50万円 |
30歳 | 736万円 | 576万円〜940万円 | 61万円 |
35歳 | 874万円 | 684万円〜1,116万円 | 73万円 |
40歳 | 968万円 | 758万円〜1,236万円 | 81万円 |
45歳 | 1,005万円 | 787万円〜1,284万円 | 84万円 |
50歳 | 1,032万円 | 808万円〜1,318万円 | 86万円 |
大林組の年代別年収を見ると、30歳で700万円を超え、45歳で1,000万円の大台に到達することがわかります。
特に30歳から35歳にかけての年収上昇幅が138万円と最も大きく、キャリア形成の重要な時期といえるでしょう。
OpenWorkでは「年功序列で30歳まではほぼ横並びだが、その後は実績や評価によって差がつく」という口コミが見られました。
また、現場勤務の場合は残業時間が多くなる傾向があるため、同年代でも勤務地や担当業務によって年収に幅が生まれる特徴があります。
残業代
大林組では、残業代は適正に支給される仕組みが整備されています。



OpenWorkによると、月間平均残業時間は49.9時間となっており、建設業界の中では標準的な水準といえるでしょう。
口コミでは「パソコンの起動時間で勤務時間が管理されている」「サービス残業はほとんどない」との声も見られました。
残業はした分だけ適正に残業代が支給されます。適正に申告できるようパソコンの起動時間で勤務時間が管理されているので、サービス残業が発生する事はほとんどないです。
引用:OpenWork
特に若手社員の場合、年収に占める残業代の割合が高く、現場勤務では月20万円程度の残業代を得ているケースもあるようです。
ただし、2024年からの労働時間規制により、残業時間の上限が設定されたため、以前と比較すると残業代による年収への影響は小さくなっているとのことです。
賞与(ボーナス)
大林組の賞与は年2回(7月・12月)支給され、業績連動型の仕組みとなっています。



近年の好業績により、賞与は高い水準を維持しており、特別賞与が支給されることもあります。
OpenWorkのデータによると、年収に占める賞与の割合は約20%となっており、基本給の1.5〜2ヶ月分程度が支給されています。
評価による差はあるものの、若手社員でも年間100万円〜200万円程度の賞与を受け取ることができるでしょう。
また、口コミでは「コロナ禍の影響も少なく、安定して賞与が支給されている」という声も見られ、経営の安定性が賞与にも反映されています。
各種手当
大林組では充実した各種手当が用意されており、社員の生活をサポートしています。
- 住宅手当:家賃の60%を会社が負担(上限あり)
- 独身寮:月2〜3万円程度で利用可能
- 現場勤務手当:月5万円(2025年度より新設)
- 資格手当:1級建築士等の専門資格に対して支給
参考:OpenWork
特に注目すべきは、2025年度から新設された現場勤務手当で、年間60万円のインセンティブとして社内でも話題になっています。
住宅関連の支援も充実しており、独身者には各地域の寮が、結婚している方には借り上げ社宅や持家手当が提供されます。
ただし、東京勤務の場合は住宅手当の上限が実際の家賃相場に対して低く設定されているため、上限内で住居を探すことが困難なケースもあるようです。
男女の年収差
大林組の男女の賃金格差について、有価証券報告書のデータを見てみましょう。



正規雇用労働者では、男性の賃金を100%とした際の女性の賃金は68.2%となっています。
この差異の主な要因は、管理職に占める女性労働者の割合が6.0%と低いことや、職員区分(全国型・拠点型)の違いによるものです。
同社では2003年の人事制度改正以降、男女を問わず総合職として採用を継続しており、今後は女性活躍の推進により格差の縮小が期待されます。
また、ダイバーシティ&インクルージョン推進部を新設し、女性特有のライフイベントに対する支援やキャリア開発支援に積極的に取り組んでいるでしょう。
大林組の働き方|残業時間・離職率・福利厚生は?
大林組の働き方について、労働環境や福利厚生の面から詳しく見ていきましょう。
建設業界特有の働き方がある一方で、近年は働き方改革にも積極的に取り組んでいます。
社員の声を交えながら、実際の労働環境について解説します。
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残業時間
項目 | 時間・割合 |
---|---|
月間平均残業時間 | 49.9時間 |
有給休暇消化率 | 39.8% |
労働時間制限 | 月45時間以内 |
大林組の残業時間は、現場勤務と本社・支店勤務で大きく異なる傾向があります。
現場勤務では工事の進捗状況によって残業時間が左右されやすく、繁忙期には月80時間を超えるケースもあるようです。
一方、本社・支店勤務では比較的規則的な勤務時間となっており、近年の働き方改革の効果も表れています。
2024年からの労働時間規制により、残業時間の管理がより厳格になり、長時間労働の抑制に向けた取り組みが強化されているでしょう。
有給休暇消化率39.8%は改善の余地があるものの、建設業界の中では標準的な水準といえます。
離職率・平均勤続年数
大林組の平均勤続年数は16.4年と、建設業界の中では比較的長い水準となっています。



これは同社の安定した経営基盤と、充実した福利厚生制度が影響していると考えられるでしょう。
具体的な離職率は公開されていませんが、平均勤続年数の長さから推測すると、業界平均を下回る良好な水準と予想されます。
OpenWorkでは「昇給・昇進は年功序列」「給料は安定」という声が散見されたことから、長期的なキャリア形成に適している可能性が高いです。
また、全国転勤があるものの、住宅支援制度が充実していることで、家族を持つ社員も安心して働き続けられる環境が整っています。
福利厚生
制度名 | 内容 | 対象 |
---|---|---|
独身寮 | 月2〜3万円で利用可能 | 独身社員 |
借り上げ社宅 | 家賃の60%を会社負担 | 既婚社員 |
持家手当 | 住宅ローン支援 | 持家取得者 |
育児休業 | 男性取得率102.1% | 全社員 |
資格取得支援 | 受験費用・報奨金支給 | 全社員 |
退職金制度 | 確定給付・確定拠出併用 | 全社員 |
大林組の福利厚生制度は建設業界の中でも特に充実しており、社員の生活を幅広くサポートしています。
住宅関連の支援が手厚く、独身寮では月2〜3万円という低額で住居を確保でき、既婚者向けの借り上げ社宅制度も魅力的です。
男性の育児休業取得率が102.1%と100%を超えているのは特筆すべき点で、ワークライフバランスの向上に積極的に取り組んでいることが分かります。
資格取得支援制度も充実しており、1級建築士などの専門資格については受験費用の支援だけでなく、取得後の報奨金や資格手当も用意されています。
退職金制度は確定給付型と確定拠出型を併用しており、長期的な資産形成をサポートする仕組みが整備されているでしょう。
キャリアパス
大林組では、職能資格制度に基づいた明確なキャリアパスが用意されています。
入社後は1〜8級の職級制度の下で段階的にキャリアを積み重ね、基本的に年功序列で昇進していく仕組みです。



OpenWorkでは「工事長クラスは誰でも到達できる」との声が挙がっており、安定したキャリア形成が可能といえます。
一方で、課長職以上のポストについては実績や評価によって差がつくため、より高いポジションを目指す場合は積極的な成果が求められます。
また、海外での勤務機会も多く、グローバルなキャリアを積みたい方にとっても魅力的な選択肢になるでしょう。
大林組はどんな会社?|年収が高い理由・今後の展望も解説
大林組について、事業内容や企業としての特徴を詳しく見ていきましょう。
なぜ高い年収を実現できているのか、その理由と今後の成長戦略についても解説します。
転職を検討している方にとって重要な企業理解を深めていただけるでしょう。
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主な事業・サービス内容
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 株式会社大林組 |
本社所在地 | 東京都港区港南2丁目15番2号 |
従業員数 | 9,386人 |
設立 | 1936年12月 |
資本金 | 577.52億円 |
年間収入 | 2兆6,201億円(2025年3月期) |
大林組は1892年創業の総合建設会社で、建設業界においてスーパーゼネコンの一角を占める企業です。
主力事業は国内外での建設工事で、建築・土木の両分野で豊富な実績を誇ります。
建築事業では「大阪ドーム」「渋谷ストリーム」「イオンレイクタウン」など、多くの大型プロジェクトを手がけており、超高層ビルから商業施設まで幅広い分野で技術力を発揮しています。
土木事業では道路、橋梁、トンネル、ダムなどの社会インフラ整備に携わり、国内外で重要なプロジェクトを担当しているでしょう。
近年は建設事業に加えて、不動産開発事業や再生可能エネルギー事業にも積極的に取り組み、事業ポートフォリオの多様化を図っています。
年収が高い理由
大林組が業界トップクラスの年収を実現できている理由はいくつかあります。
まず、スーパーゼネコンとしての圧倒的な受注力と技術力により、高収益プロジェクトを数多く手がけていることが挙げられるでしょう。
超高層ビルや大型インフラ工事など、高度な技術が要求される案件では競合他社が少なく、高い利益率を確保できる環境にあります。
また、国内外にバランス良く事業を展開しており、リスク分散による安定的な収益基盤を築いていることも重要な要因です。
人材面では、長期的な視点での人材育成に力を入れており、高度な専門知識を持つ技術者を数多く擁していることが競争優位性の源泉となっています。



これらの要因が相乗効果を生み出し、従業員への利益還元という形で高い年収水準を実現しているといえるでしょう。
今後の展望
大林組は「大林グループ中期経営計画2022」に基づき、持続的な成長を目指しています。
建設事業の基盤強化に加えて、技術とビジネスのイノベーション、事業ポートフォリオの拡充という3つの基本戦略を推進中です。
海外事業では、北米・東南アジアでの事業基盤をさらに強化し、現地企業とのパートナーシップを通じて新たな市場開拓を進めています。



成長分野としては、グリーンエネルギー事業や新領域ビジネスに注力しており、社会課題解決型事業の拡大を図っています。
特に再生可能エネルギー事業では、太陽光・風力・バイオマス・地熱発電の開発・運営に取り組み、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速させています。
また、デジタル技術を活用した建設DXの推進により、生産性向上と働き方改革の両立を目指しており、今後の成長とさらなる年収アップに期待できます。
まとめ
大林組の平均年収は1,140万円と、建設業界トップクラスの水準にあることが分かりました。
年功序列を基本としながらも実力主義の要素も取り入れており、30歳で700万円台、45歳で1,000万円という魅力的な年収水準です。
働き方については、建設業界特有の現場勤務による長時間労働もありますが、近年の働き方改革により労働環境の改善が進んでいるでしょう。
企業としては、130年を超える歴史と実績を持つスーパーゼネコンとして、国内外で多数の大型プロジェクトを手がけており、技術力と受注力の高さが高年収の源泉となっています。
今後は建設事業の基盤強化に加えて、グリーンエネルギー事業や新領域ビジネスなど成長分野への投資を通じて、さらなる企業価値向上を目指しているでしょう。



建設業界でのキャリアアップを目指す方や、社会インフラの整備を通じて社会貢献したい方にとって、大林組は魅力的な企業と言えます。
運営者情報
「トレオンメディア」は東京都渋谷区にオフィスを構える株式会社トレオンが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援や求人企業の採用活動のサポートをメインに活動しております。
会社名 | 株式会社トレオン |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1-33-6 1F |
公式サイト | https://tleon.co.jp/ |
法人番号 | 6011001157541(国税庁) |
有料職業事業厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-316110(人材サービス総合サイト) |
適格請求書事業者登録番号 | T6011001157541(国税庁) |
2025年8月時点