鹿島建設は、1840年創業の国内トップクラスの大手建設企業です。
土木・建築工事から不動産開発まで幅広い事業を手がけ、スーパーゼネコンとして高い技術力を誇ります。
国土開発や超高層ビル事業の先駆者として数多くの大型プロジェクトに携わっており、社会インフラの発展に大きく貢献しているのが特徴です。
本記事では、鹿島建設の年代別・役職別の年収や、中途採用の難易度についても解説します。
鹿島建設への転職・就職を考えている方は、ぜひ本記事を参考に情報を集めてくださいね。
本記事の要点はこちら
鹿島建設の平均年収は?
鹿島建設の平均年収は約1,185万円です(2025年有価証券報告書より)。
平均年齢41.9歳、平均勤続年数16.4年となっています。
鹿島建設の年代別年収は?
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 634万円 |
30代 | 775万円 |
40代 | 1,039万円 |
年功序列の傾向があり、年齢とともに着実に年収が上がる給与体系です。
鹿島建設の中途採用率は?
具体的な数値は公開されていませんが、平均年齢41.9歳、平均勤続年数16.4年から、中途採用を積極的に行っていると考えられます。
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鹿島建設の平均年収は1,185万円
鹿島建設の平均年収は、有価証券報告書で1,185万円です。
スーパーゼネコンとして高い技術力を持つ鹿島建設では、建設業界でもトップクラスの年収水準を実現しています。
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鹿島建設の年代別年収は?
年齢 | 平均年収 | 年収レンジ | 月給目安 |
---|---|---|---|
25歳 | 634万円 | 466~863万円 | 53万円 |
30歳 | 775万円 | 570~1,055万円 | 65万円 |
35歳 | 910万円 | 668~1,238万円 | 76万円 |
40歳 | 1,039万円 | 763~1,413万円 | 87万円 |
45歳 | 1,163万円 | 855~1,583万円 | 97万円 |
50歳 | 1,280万円 | 940~1,742万円 | 107万円 |
55歳 | 1,377万円 | 1,012~1,875万円 | 115万円 |
鹿島建設の年代別年収を詳しく見ると、25歳から30歳にかけての昇給幅が最も大きく、141万円増加しています。
以後は30歳で700万円台、40歳で1,000万円を突破し、55歳では1,300万円を超える見込みです。
この傾向は、年功序列を基本とした安定的な昇進・昇給制度によるものといえるでしょう。

建設業界全体の平均年収578万円と比較すると、鹿島建設は304万円も高い水準となっており、業界内でもOpenWorkで4位にランキングされています。
鹿島建設の中途採用率は?
鹿島建設の中途採用率に関する具体的な数値は公開されていません。
平均年齢41.9歳、平均勤続年数16.4年という数値から推測すると、積極的に中途採用を行っていると考えられます。
大手総合建設会社として多様な専門性を求める鹿島建設では、経験豊富な人材を積極的に採用している傾向があります。



特に技術系職種や専門知識を必要とする分野においては、即戦力となる中途入社者の採用に力を入れているでしょう。
鹿島建設の平均年収|同業他社との比較
鹿島建設の平均年収について、有価証券報告書の公式データを基に詳しく解説します。
2025年の有価証券報告書によると、鹿島建設の平均年収は1,185万円となっており、これは建設業界でもトップクラスの水準です。
項目 | 数値 |
---|---|
平均年収 | 1,185万円 |
平均年齢 | 41.9歳 |
平均勤続年数 | 16.4年 |
この年収水準は、従業員8,854名の正社員を対象とした数値であり、賞与及び基準外賃金を含む金額となっています。
一方OpenWorkによると、回答者の平均年収は882万円(回答者241人)となっており、有価証券報告書の数値との差が確認できました。
これは回答者の平均年齢が33歳と若いことが主な要因と考えられます。
鹿島建設と他社の年収を比較
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | データソース |
---|---|---|---|---|
鹿島建設 | 1,185万円 | 41.9歳 | 16.4年 | 有価証券報告書 |
大成建設 | 1,051万円 | 43.1歳 | 18.1年 | 有価証券報告書 |
清水建設 | 1,011万円 | 43.0歳 | 15.8年 | 有価証券報告書 |
大林組 | 1,025万円 | 42.9歳 | 17.2年 | 有価証券報告書 |
鹿島建設の平均年収1,185万円は、スーパーゼネコン各社の中でもトップクラスの水準です。
大成建設(1,051万円)、大林組(1,025万円)、清水建設(1,011万円)と比較しても、100万円以上の差をつけています。
鹿島建設の高い年収水準は、鹿島建設が手がける大型プロジェクトの規模や技術力の高さ、そして安定した業績によるものといえるでしょう。



建設業界全体でのOpenWork年収ランキングでは4位にランクインしており、業界内でも高い評価を得ていることがわかります。
鹿島建設における給与体系|年代別・役職別の年収は?
鹿島建設の給与体系について、年代別・役職別の詳細なデータを基に解説します。
スーパーゼネコンとして安定した年功序列制度を採用しており、経験と実績に応じた着実な昇進・昇給が期待できる環境です。
役職別の年収
鹿島建設では、職種や役職に応じて明確な給与体系が設けられています。
OpenWorkによると、職種別の平均年収では技術職が最も高く1,079万円、続いて建築職の1,055万円、施工職の963万円です。



管理職に就くと年収は大幅に上昇し、管理部門では平均901万円の年収となっています。
一般的に、入社後しばらくは横並びで昇給していくものの、個人の能力や貢献度に応じた差が生まれる仕組みといえます。
年代別の年収
年齢 | 平均年収 | 年収レンジ | 月給目安 |
---|---|---|---|
25歳 | 634万円 | 466~863万円 | 53万円 |
30歳 | 775万円 | 570~1,055万円 | 65万円 |
35歳 | 910万円 | 668~1,238万円 | 76万円 |
40歳 | 1,039万円 | 763~1,413万円 | 87万円 |
45歳 | 1,163万円 | 855~1,583万円 | 97万円 |
50歳 | 1,280万円 | 940~1,742万円 | 107万円 |
55歳 | 1,377万円 | 1,012~1,875万円 | 115万円 |
年代別の年収推移を見ると、25歳から30歳にかけて141万円の大幅な増加が見られ、これが最も大きな昇給幅となっています。
30代で700万円台に到達し、40歳で1,000万円の大台を突破するのが特徴です。
55歳では1,377万円に達しており、長期的なキャリア形成において非常に魅力的な水準といえるでしょう。
残業代
鹿島建設では、残業代の支給について比較的透明性が高い制度となっています。
OpenWorkの口コミによると、若手社員であれば基本的に残業代は申告した分だけ支給されるとのことです。
若手社員であれば、基本的に残業代は付けた分だけ貰えるので、長く働いただけ年収が高くなることになる。
引用:OpenWork
平均残業時間は月48.6時間となっており、給与内訳では残業代が全体の18%を占めています。
ただし、課長代理までは残業代が支給されますが、管理職に昇進すると残業代の支給がなくなるため、一時的に年収が下がる現象が起こる場合があるでしょう。
賞与(ボーナス)
鹿島建設の賞与は年2回支給され、業績に連動した変動制となっています。
給与全体に占める賞与の割合は24%と、比較的高い水準を維持しています。
近年は業績が好調なため、賞与額も安定的に高い水準で推移しているとのことです。



新入社員でもかなりの額の賞与を受け取ることができ、年次が上がるにつれて更なる増額が期待できるでしょう。
各種手当
鹿島建設では充実した各種手当制度が整備されており、基本給以外の収入も充実しています。
住宅手当については、結婚していることが前提で、賃貸の場合は家賃の70%程度(上限7万円程度)の補助があります。
単身赴任の場合は単身赴任手当として月3回分の往復費用が支給され、現場勤務者には現場手当も支給されます。
全国各地に社宅(家族寮・単身寮)も整備されており、低額での入居が可能となっているでしょう。



ただし、独身者に対する家賃補助はないため、単身寮への入居が基本となります。
男女の年収差
有価証券報告書によると、鹿島建設の労働者の男女の賃金差異は以下の通りです。
区分 | 男女賃金格差 | 備考 |
---|---|---|
全労働者 | 57.9% | 男性の賃金に対する女性の割合 |
正規雇用労働者 | 59.0% | – |
パート・有期労働者 | 49.7% | – |
この数値は同一労働における賃金差異ではなく、採用区分や等級別の人数構成等の差によるものです。
鹿島建設では管理職に占める女性労働者の割合が2.9%となっており、女性の管理職登用を進めることが課題となっています。
総合職女性採用比率を2029年3月期までに30%以上とするなど、新たな目標を設定して改善に取り組んでいます。
鹿島建設の働き方|残業時間・離職率・福利厚生は?
鹿島建設における働き方について、残業時間や福利厚生制度などの詳細を解説します。
建設業界特有の働き方改革への取り組みや、従業員の働きやすさを向上させる制度について詳しく見ていきましょう。
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残業時間
項目 | 数値 |
---|---|
月間残業時間 | 48.6時間 |
給与に占める残業代の割合 | 18% |
残業代支給 | 申告分支給 |
鹿島建設の残業時間は月平均48.6時間となっており、建設業界としては標準的な水準です。
2024年から建設業にも時間外労働上限規制が適用されましたが、継続的に推進してきた働き方改革により、時間外労働は大幅に減少しています。
若手社員であれば残業代は申告した分だけ支給される制度となっており、透明性の高い運用がなされています。
ただし、業務量が多いため必然的に残業時間は増える傾向にあり、効率的な業務処理能力によって帰宅時間が左右されるでしょう。
離職率・平均勤続年数
鹿島建設の平均勤続年数は16.4年と非常に長く、従業員の定着率の高さを示しています。
これは安定した雇用環境と充実した福利厚生制度、そして年功序列による着実なキャリアアップが期待できることが要因と考えられます。
具体的な離職率は公表されていませんが、平均勤続年数の長さから判断すると、業界平均と比較して低い水準にあると推測されます。



大手ゼネコンとしての安定性と将来性が、従業員の長期勤続を支えているといえるでしょう。
福利厚生
制度名 | 内容 | 対象 |
---|---|---|
住宅手当 | 家賃の70%程度(上限7万円) | 既婚者のみ |
社宅制度 | 家族寮・単身寮を低額で利用可能 | 全従業員 |
単身赴任手当 | 月3回分の往復費用 | 単身赴任者 |
現場手当 | 現場勤務に対する手当 | 現場勤務者 |
通勤費 | 全額支給 | 全従業員 |
有給休暇消化率 | 51.2% | 全従業員 |
鹿島建設では充実した福利厚生制度が整備されており、特に住宅関連の支援が手厚くなっています。
全国各地に社宅が整備されており、転勤の多い建設業界において従業員の負担を軽減しています。
男性労働者の育児休業取得率は91.2%と非常に高く、ワークライフバランスの向上にも意欲的です。
ただし、独身者に対する家賃補助がないなど、既婚者と独身者で待遇に差があることは留意すべき点でしょう。



有給休暇消化率は51.2%と改善の余地がありますが、建設業界全体の傾向を考慮すると標準的な水準といえます。
キャリアパス
鹿島建設では明確な昇進制度が確立されており、年功序列を基本としながらも実力に応じた昇格が可能です。
入社後しばらくは横並びで昇級していきますが、等級制度により段階的なキャリアアップが図られています。
管理職登用については試験制度があり、支店や部署ごとに枠が決まっているため、計画的な人材育成が行われています。
幹部候補生は早い段階で決まる傾向があり、該当者は通常より約10年程度早い昇進・昇級が期待できるでしょう。



現場勤務者の方が内勤者より高評価となる傾向があり、昇進・昇級も早い印象があるとの声もあります。
鹿島建設はどんな会社?|年収が高い理由・今後の展望も解説
鹿島建設の企業概要や事業内容について、年収が高い理由や将来性も含めて詳しく解説します。
1840年創業の長い歴史を持つ同社が、なぜ業界トップクラスの年収水準を維持できているのかを探っていきましょう。
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主な事業・サービス内容
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 鹿島建設株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区元赤坂1-3-1 |
従業員数 | 8,854人 |
設立 | 1930年 |
資本金 | 814億円余 |
年間収入 | 2兆9,118億円(2025年3月期) |
鹿島建設は1840年に「大岩」の屋号で創業した歴史ある総合建設会社で、現在はスーパーゼネコンの一角を担っています。
主力事業は土木工事と建築工事の請負・施工であり、国土開発や超高層ビル事業の先駆者として数多くの大型プロジェクトを手がけています。
近年は不動産開発事業にも力を入れており、建設から開発、管理まで一貫したサービスを提供しています。
国内外に215社の子会社と107社の関連会社を持つ大規模企業グループとして、グローバルな展開も積極的に推進しています。
年収が高い理由
鹿島建設の年収が業界トップクラスである理由は、複数の要因が組み合わさった結果といえます。
まず、スーパーゼネコンとして大型プロジェクトを多数受注しており、高い利益率を維持していることが要因に挙げられるでしょう。
2025年3月期の売上高は2兆9,118億円に達し、親会社株主に帰属する当期純利益は1,258億円という好業績を記録しています。
また、技術立社として先進的な建設技術や工法を開発しており、他社との差別化により高い付加価値を生み出していることも要因の一つです。



近年では製造過程でCO2を吸収するコンクリート「CO2-SUICOM」や自動化施工システムなど、独自技術の開発により競争優位性を確立しています。
さらに、安定した業績と長期的な成長戦略により、従業員への利益還元を継続的に行えていることが高年収の実現につながっています。
今後の展望
鹿島建設は中期経営計画(2024~2026)において「中核をさらに強化し、未来を開拓する」をテーマに掲げています。
2026年3月期には親会社株主に帰属する当期純利益1,300億円、2031年3月期には1,500億円以上という目標を掲げていました。
国内建設事業では、生産施設や再開発事業などの重点分野において大型工事の受注を推進し、新工法や自動化施工技術の開発により施工力強化を図っています。
海外事業においても、北米・欧州・アジア各地域での建設・開発事業を拡大し、グローバルな収益基盤の構築を進めているでしょう。



2025年大阪・関西万博や先端半導体工場建設など、大型プロジェクトへの参画により、今後も安定した業績と高い年収水準の維持が期待できます。
まとめ
鹿島建設の年収について詳しく解説してきました。
有価証券報告書によると、鹿島建設の平均年収は1,185万円となっており、建設業界でもトップクラスの水準を誇ります。
同業他社と比較しても、大成建設(1,051万円)、大林組(1,025万円)、清水建設(1,011万円)を上回る水準です。
働き方については、月間残業時間48.6時間、有給休暇消化率51.2%となっており、建設業界の時間外労働上限規制により今後さらなる改善が期待されます。
中期経営計画では2026年3月期に純利益1,300億円、2031年3月期に1,500億円以上という目標を掲げており、今後も安定した業績と高い年収水準の維持が期待できます。



高い年収水準と安定したキャリアパスに期待できる鹿島建設は、建築業界で転職・就職を考えている方の検討に値するでしょう。
運営者情報
「トレオンメディア」は東京都渋谷区にオフィスを構える株式会社トレオンが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援や求人企業の採用活動のサポートをメインに活動しております。
会社名 | 株式会社トレオン |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1-33-6 1F |
公式サイト | https://tleon.co.jp/ |
法人番号 | 6011001157541(国税庁) |
有料職業事業厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-316110(人材サービス総合サイト) |
適格請求書事業者登録番号 | T6011001157541(国税庁) |
2025年8月時点