ライズ・コンサルティング・グループの平均年収は約1,183万円！業界トップ水準の給与体系を解説

株式会社ライズ・コンサルティング・グループは、「PRODUCE NEXT しあわせな未来を、共に拓く。」をミッションに掲げ、戦略の実行と成果の上昇に拘ったコンサルティングサービスを提供する独立系ファームです。

NewTech、新規事業、業務改革、ITコンサルティングを主軸に、AI・IoT・ブロックチェーン等の最先端テクノロジーを活用したプロジェクトを多数手がけています。

本記事では、ライズ・コンサルティング・グループの平均年収や年代別・役職別の年収、中途採用の難易度について解説します。

本記事の要点はこちら

ライズ・コンサルティング・グループの平均年収は約1,183万円｜同業他社との比較

ライズ・コンサルティング・グループの平均年収は、約1,183万円という極めて高い水準にあります。

これは有価証券報告書に記載された公式データで、従業員数330名、平均年齢33.5歳、平均勤続年数2.3年の実績に基づいています。

ライズ・コンサルティング・グループは2012年創業の独立系コンサルティングファームとして、急成長を続けている注目企業です。

コンサルティング業界での年収水準や、他社との比較についても見ていきましょう。

ライズ・コンサルティング・グループと他社の年収を比較

ライズ・コンサルティング・グループと同じ、独立系コンサルティングファームの平均年収と比較してみましょう。

企業名	平均年収	参照
ライズ・コンサルティング・グループ	約1,183万円	有価証券報告書
ベイカレント・コンサルティング	約1,350万円	有価証券報告書
フロンティア・マネジメント	約1,210万円	有価証券報告書
シグマクシス	約1,210万円	有価証券報告書

ライズ・コンサルティング・グループの平均年収は、同じ独立系コンサルティングファームであるベイカレント・コンサルティングやフロンティア・マネジメント、シグマクシスと比較しても、業界トップクラスの水準です。

また、コンサルティング・シンクタンク業界の平均年収859万円（OpenWork調べ）と比べても大幅に上回っており、独立系ファームの中でも高い報酬水準を実現していることが分かります。

特に、年収1,000万円超えが当たり前の環境である点は大きな魅力で、成果次第でさらなる高収入も期待できます。

キャリア形成と高い報酬の両立を目指す方にとって、非常に魅力的な選択肢です。

ライズ・コンサルティング・グループにおける給与体系｜年代別・役職別の年収は？

ライズ・コンサルティング・グループでは完全年俸制を採用しており、評価に応じた昇給制度が特徴的です。

年代や役職による年収の違い、各種手当の詳細を見ていきましょう。

役職別の年収

ライズ・コンサルティング・グループでは、明確なキャリアパスに沿った年収設定が行われています。

OpenWorkの口コミによると、年収の目安は以下となっているようです。

役職	年収目安
アナリスト（新卒1年目）	480万円
コンサルタント（新卒2～4年目）	600万～800万円
シニアコンサルタント（新卒3～6年目）	800万～1,200万円
マネージャー（新卒4～10年目）	1,200万～1,600万円
シニアマネージャー（新卒7年目～）	1,600万円～2,000万円
パートナー	2,000万円超

最短1年での昇格も可能とされており、成果と能力次第で早期のキャリアアップが実現できる環境です。

年代別の年収

年齢	推定年収	推定範囲
25歳	585万円	415万円〜824万円
30歳	919万円	652万円〜1,296万円
35歳	1,128万円	800万円〜1,589万円

ライズ・コンサルティング・グループの年収を年齢別に見ると、30歳で900万円を超え、35歳で1,000万円を超えることが分かります。

特に25歳から30歳にかけての伸びが最も大きく、334万円の増加が見られました。

ライズ・コンサルティング・グループの高い昇給率（平均15～20%）の影響で、若手のうちから大幅な年収アップが期待できるためでしょう。

コンサルティング業界の中でも特に若手への投資が手厚く、早期からの高収入実現が可能な環境です。

残業代

ライズ・コンサルティング・グループでは、アナリストレベルで固定残業代制度（45時間分）を採用しています。

求人情報によると、固定残業手当は9万2,720円～103万,220円、固定深夜手当は1万8,544円～20万6,044円となっており、実際の労働時間がこれらを超えた場合は差額が支給されます。

コンサルタント以上の職位では裁量労働制となり、残業代は支給されないものの、その分ベース給が高く設定されています。

OpenWorkの口コミでは「残業へのインセンティブがないので業務効率が良い」との声もあり、適切な労働時間管理が行われているといえます。

年俸には月毎の見込み残業代が含まれるが、それ以上の残業が発生することは基本ないため、実働に比べて支給額が不足するケースは稀。

引用：OpenWork｜年収・給与制度｜コンサルタント、在籍3年未満、現職、中途入社、女性

年俸制で、ベースが高いので残業代がつかないことに不満はない。むしろ残業へのインセンティブがないので、業務効率が悪い人は少ないはず 。所定の時間を超える残業や休日稼働が発生すれば上乗せがあるが、稼働がコントロールされやすいので基本的にはない。

引用：OpenWork｜年収・給与制度｜シニアコンサルタント、在籍3年未満、現職、中途入社、男性

賞与（ボーナス）

ライズ・コンサルティング・グループでは、2020年度より完全年俸制に移行しており、基本的に賞与の支給はありません。

ただし、業績好調時の臨時支給や、社員紹介による報奨金（100万円単位）などの特別賞与は存在するようです。

年俸制により収入が安定しており、毎月一定額が支給されるため、家計管理がしやすいメリットがあります。

業績賞与が廃止となり、固定報酬で非常に分かりやすくなった。ベンチャー ファームでありながら、早期に企業型の確定拠出年金に加入しており、老後の資産形成に役立っている。

引用：OpenWork｜年収・給与制度｜バッグオフィス、在籍5～10年、現職、中途入社、女性

業績好調時の臨時支給を除いてボーナスの支給はないが、基本給が高いため不満に思うことはない。

引用：OpenWork｜年収・給与制度｜コンサルタント、在籍3年未満、現職、中途入社、女性

各種手当

ライズ・コンサルティング・グループの各種手当は、以下のとおりです。

企業型確定拠出年金制度・マッチング拠出制度も導入されており、将来の資産形成支援も充実しています。

各種手当は最小限ながら、その分ベース給が高く設定されているため、総合的な待遇面では十分な水準です。

男女の年収差

ライズ・コンサルティング・グループでは、男女における年収差はないとされています。

公式FAQでも「昇進や評価の際も、男女において差はありません。男性社員と同様に成果次第で昇進・昇給が可能です」と明記されています。

ただし、OpenWorkの一部の口コミでは「女性にとってはハードゲーム」「女性は同レベルの男性と比較してより長い時間をかけて成果を維持し続ける必要がある」といった声も見られます。

ライズ・コンサルティング・グループの働き方｜残業時間・離職率・福利厚生は？

ライズ・コンサルティング・グループの働き方の実態について詳しく見ていきましょう。

ライズ・コンサルティング・グループはコンサルティング業界でも随一のワークライフバランスを実現することを掲げています。

残業時間や離職率、充実した福利厚生制度についても詳しく解説します。

残業時間

ライズ・コンサルティング・グループの平均月間残業時間は約26時間（2024年度実績）と、コンサルティング業界としては非常に良好な水準です。

OpenWorkの口コミでも以下の声が見られます。

残業30時間台が平均で、コンサルティング業界としても、一般の事業会社と比べてもワークライフバランスはよい。

引用：OpenWork｜ワーク・ライフ・バランス｜コンサルタント、在籍5～10年、現職、中途入社、男性

全社員の残業状況をモニタリングしており、月間の残業が過剰になりそうな場合は確認が入り、必要に応じて対策が取られるなど、会社として適切な労働時間管理に取り組んでいます。

プロジェクト次第では一時的に業務量が増えることもあるものの、恒常的な長時間労働にならないよう配慮されています。

離職率・平均勤続年数

ライズ・コンサルティング・グループの離職率については、新卒採用者の離職実績が参考になります。

OpenWorkのデータによると、2024年度は採用者数19人に対し離職者数3人、2023年度は採用者数15人に対し離職者数0人と、比較的安定した人材定着率を示しています。

平均勤続年数は2.3年となっており、コンサルティング業界の特性を考慮すると標準的な水準です。

福利厚生

制度・手当	詳細
休日・休暇	完全週休2日制（土・日） 祝日 夏期休暇 年末年始休暇 有給休暇 慶弔休暇 産前・産後休暇 育児休暇 生理休暇 介護休暇 母性健康管理のための休暇等
働き方	アナリスト～アソシエイトパートナー：フレックスタイム制 パートナー以上：出退勤の時間は自由
キャリア支援	OJT研修 Off-JT研修 社外研修（参加任意） メンター制度 各種社内イベント・懇親会（参加任意）
その他	給与改定年1回 通勤手当（上限月3万円) 出張日当 従業員持株会（奨励金あり） 資格取得報奨金 社員紹介報奨金 社長賞 企業型確定拠出年金制度・マッチング拠出制度 法定外健康診断（金額上限あり）

ライズ・コンサルティング・グループの福利厚生は、コンサルティング業界としては標準的な内容が整備されています。

特にメンター制度が充実しており、業務内外の相談窓口として年次が近い先輩社員がサポートする体制が整っています。

研修制度も充実しており、新入社員研修から月次研修、マネージャー研修まで、段階的なスキルアップが可能です。

社内イベントや懇親会も年3～4回程度開催され、社員同士のコミュニケーション促進にも力を入れています。

キャリアパス

ライズ・コンサルティング・グループでは、以下のような明確なキャリアパスが設定されています。

特筆すべきは昇進スピードの早さで、最短1年での昇格も可能とされており、20代後半のマネージャー、30代前半のシニアマネージャー、30代半ばのパートナーも数多く在籍しています。

「ワンプール制」により、業界・業種やソリューションでのセグメンテーションがないため、多様な経営テーマのプロジェクトに関わることができ、幅広いスキル習得が可能です。

ライズ・コンサルティング・グループはどんな会社？｜年収が高い理由・今後の展望も解説

ライズ・コンサルティング・グループの事業内容や企業特徴について詳しく見ていきましょう。

同社が高年収を実現できている理由や、今後の成長戦略についても解説します。

転職を検討する際の重要な判断材料となる情報をお伝えします。

主な事業・サービス内容

項目	詳細
会社名	株式会社ライズ・コンサルティング・グループ
設立	2012年2月
従業員数	369名（2025年5月時点）
資本金	約1億7,600万円
本社所在地	東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー34階
主要事業	NewTech、新規事業、業務改革、ITコンサルティング

ライズ・コンサルティング・グループは、2012年創業の独立系総合コンサルティング会社です。

主な事業領域は、NewTechコンサルティング（AI、IoT、ブロックチェーン等）、新規事業コンサルティング、業務改革コンサルティング、ITコンサルティングの4つに分かれています。

顧客企業は日本を代表する大企業から成長中のスタートアップまで多岐にわたり、ヘルスケア、製造、通信、流通、エネルギー、IT、証券、保険等の幅広い業界で支援を行っています。

「Hands-on」「Scopeless」「More than Reports」「Professionals」という独自のアプローチにより、顧客価値の最大化を実現しているのが特徴です。

年収が高い理由

ライズ・コンサルティング・グループが高年収を実現できている理由は、複数の要因が挙げられます。

まず、高い単価設定と継続受注率により、安定した収益基盤を確立していることが大きな要因です。

また、「戦略の実行」と「成果の上昇」にこだわり、大量の報告書作成ではなく実際の課題解決に注力するスタイルが、クライアントからの信頼獲得につながっているのでしょう。

今後の展望

ライズ・コンサルティング・グループは、2023年9月に東証グロース市場への上場を果たしました。

2025年2月期の売上高は76.8億円、営業利益率は25.5%と堅調な成長を実現しています。

今後5年間で売上CAGR20〜25%、営業利益率25〜30%の達成を目指し、M&Aに依存しないオーガニック成長に注力していくようです。

加えて、GX（グリーントランスフォーメーション）やDX、生成AIなどの先端分野の強化を推進し、幅広い専門領域を深耕する体制を構築。

まとめ

ライズ・コンサルティング・グループの平均年収は約1,183万円と、コンサルティング業界でもトップクラスの水準です。

年齢別に見ると30歳で900万円超、35歳で1,100万円超の年収が期待でき、最短1年での昇格も可能な実力主義の環境が整っています。

残業時間は月平均26～30時間程度と、コンサルティング業界としては良好なワークライフバランスを実現しており、完全年俸制により安定した収入も魅力的です。

NewTechや新規事業といった成長領域でのコンサルティングに携わりたい方、高い年収とワークライフバランスの両立を求める方にとって、非常に魅力的な転職先といえます。