情シス(情報システム部門)への転職を検討しているものの「なかなか求人が見つからない」「選考が通らない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
情シスは、企業のIT基盤を支える重要なポジションですが、求人数の少なさや即戦力を求められるなど、転職のハードルが高い職種としても知られています。
そこで本記事では、情シスへの転職が難しいといわれる理由や転職市場の動向、必要なスキルや向いている人の特徴を解説します。
編集部現職からの転職を検討している方は、ぜひ最後まで読んでください。
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情シスを含む社内SEへの転職を検討している方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:社内SE転職エージェントおすすめ19選!未経験・20代・30代・40代向けに徹底比較
情シス(社内SE)への転職が難しい理由とは?
情シスへの転職が難しいといわれる背景には、いくつかの構造的な要因があります。
ここでは、代表的な5つの理由を詳しく見ていきましょう。
- 求人数が少なく募集枠も限られているから
- 幅広いITスキルと即戦力が同時に求められるから
- 人気が高く、競争倍率が上がりやすいから
- 求める役割が異なりミスマッチが起きやすいから
- 年齢層のミスマッチが生じやすいから
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求人数が少なく、1社あたりの募集枠も限られているから
情シス部門は、多くの企業で人員が限られた体制となっています。
中小企業では1〜5名程度で情シス全体を担うケースが珍しくなく、欠員や事業拡大のタイミングにしか採用が行われません。
そのため、エンジニア全体の求人数と比べると絶対数が少なく、希望の条件に合う求人に出会いにくいのが実情です。
募集が出たとしても1〜2名程度の採用枠に多くのエンジニアが集中するため、倍率が自然と高くなりやすい構造といえるでしょう。



求人数が少ない分、非公開求人を多く持つ転職エージェントに登録しておくと、表に出ていない情シス案件に出会えますよ。
幅広いITスキルと即戦力が同時に求められるから
情シスには、ネットワークやサーバーの運用・管理、セキュリティ対策、社内システムの運用管理など、幅広い業務が求められます。
加えて、少人数体制の職場が多いことから、即戦力を求める企業が多いです。
特定の技術に特化したSEやプログラマーとは異なり、どんな業務にも対応できるスキルが前提となるため、専門性を磨いたエンジニアは書類選考で苦戦しやすいでしょう。



特定領域のみの経験では応募要件を満たしにくく、転職のハードルが高く感じられやすいです。
人気が高く、競争倍率が上がりやすいから
情シスはワークライフバランスの取りやすさや安定した職場環境から、IT職種の中でも人気の高いポジションです。
SIerや開発会社からの転職を希望するエンジニアが多く、同じポジションに複数の経験者が競合するケースが増えています。
求人数が少ない一方で応募者数は多いため、結果として競争倍率が高くなりやすい構造となっています。
特に大手企業や福利厚生が充実した企業の情シスポジションには応募が集中しやすく、書類段階から選考が厳しくなりやすいです。



人気職種だからこそ「なぜ情シスなのか」という志望動機の具体性が、他の候補者との差別化ポイントになります。
企業ごとに求める役割が異なりミスマッチが起きやすいから
「情シス」と一口にいっても、企業によって求められる役割は大きく異なります。
ヘルプデスク対応が中心の企業もあれば、社内DX推進のリーダーを担うケースや、クラウド移行・セキュリティ強化を主導する役割を求める企業もあります。
そのため、情シスで働いた経験があっても、業務内容や規模感が異なれば、即戦力と判断されにくいこともあるでしょう。
求人票に書かれた業務内容と実際のポジションが違うケースも珍しくなく、入社後のミスマッチにつながることもあります。
年齢層のミスマッチが生じやすいから
情シスの求人は、30代前半までを想定した採用が多い傾向にあります。
企業側は長く活躍してくれる人材を重視するため、若い世代を優先しやすく、その結果、30代後半になると応募できる求人が限られてしまうケースも少なくありません。
一方で、マネジメント経験や高度なセキュリティ知識を持つエンジニアを積極的に受け入れる企業もあります。



そのため、年齢だけを理由に転職を諦める必要はありません。
重要なのは、自分の経験・スキルセットと相性の良い求人を見極めることです。
とくに35歳以上の転職では「マネジメント経験があるか」「ゼロから情シス体制を構築した経験があるか」といった実績が、大きなアピール材料になります。
30代後半の転職支援に強い転職エージェントを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:30代向けIT転職エージェントおすすめ11選|未経験・女性向けも解説
情シス(社内SE)とはどんな仕事?
情シスへの転職を目指すうえで、仕事内容を把握しておくことが重要です。
また、年収水準を知ることで、転職後のギャップを防ぎやすくなるでしょう。
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情シスと社内SEの違い
情シスとは、情報システム部門全体を指す組織の名称であり、社内SEはその部門に所属するエンジニアの職種名です。
厳密には異なりますが、実際の求人や日常会話では同じ意味として使われることがほとんどです。
情シスも社内SEも、企業のITを管理・推進する役割を指すと理解しておけば問題ありません。
企業規模によっても呼び方は異なり、大企業では「情報システム部」という部署名が一般的ですが、中小企業では「社内SE」「ITサポート担当」などの呼称が使われるケースもあります。



求人を探す際は、どちらの言葉でも検索することで、見逃しを防ぎやすくなります。
具体的な仕事内容
情シスの業務内容を以下の表にまとめました。
| カテゴリ | 業務内容 |
|---|---|
| インフラ管理 | サーバー・ネットワーク・クラウド環境の構築・運用・保守 |
| ヘルプデスク | 社員からのPC・システムトラブル対応 |
| セキュリティ管理 | 情報漏えい対策・ウイルス対策・アクセス権限管理 |
| 社内システム管理 | 業務システム(ERP・CRM等)の導入・運用・ベンダー管理 |
| DX推進 | 業務効率化ツールの導入・デジタル化推進プロジェクトの管理 |
| IT資産管理 | PC・ライセンスの管理・調達・廃棄対応 |
企業規模が小さいほど1人あたりの担当範囲が広くなり、大企業では専門チームに分かれていることが多い傾向があります。



DX推進への期待が高まっている昨今、情シスに戦略立案の役割を求める企業も増えています。
情シスの平均年収
社内SEの平均年収は、500万円から800万円が相場です。
ただし、あくまで平均的な水準であり、実際には企業の規模や業界、担当する業務領域によって大きく変動します。
例えば大手企業や資金力のある成長企業で、インフラ設計やセキュリティ、システム企画といった上流工程を担当する場合、年収1,000万円を超えることも十分に現実的です。
また、SIerや開発会社からの転職の場合、企業によっては年収が下がるケースもあるため、転職前に企業規模・業界ごとの水準をリサーチしておきましょう。
情シス転職の市場動向|求人数・競争倍率はどう変化している?
情シスの転職市場は、近年大きく変化しています。
企業が求める人材像や採用されやすい年齢層にも変化が生じているため、市場の動向を正確に把握しておきましょう。
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DX推進で求人数は増加傾向にある
2010年代後半から、多くの企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が経営課題として位置づけられるようになりました。
それに伴い、情報システム部門の役割も、従来の守りのIT管理から攻めのDX推進へと広がりつつあります。
結果として、これまで情シスを持っていなかった中小企業でもエンジニアの採用を始めるケースが増え、絶対的な求人数は以前より増加しました。
ただし、求人数が増えると同時に応募者数も増えるため、競争倍率が下がるとは限らないという点は意識しておきましょう。



現職でDX関連の業務に関わっている場合は、積極的に職務経歴書に記載することをおすすめします。
採用ニーズは即戦力の経験者が中心
情シスの採用において、企業が最も重視するのは、入社後すぐに動ける即戦力であることが多いです。
エンジニア育成に十分な時間を割けない企業も多く、実務経験3年以上を応募要件とする求人が目立ちます。
基本的なIT運用経験を積んでおくことが、情シス転職へのポイントとなるでしょう。
一方で、中小企業では「ITに詳しい人を育てたい」というニーズから、ポテンシャル採用を実施しているケースも見られます。



中小企業や情シス立ち上げフェーズの企業などでは、比較的経験が浅くても挑戦しやすい場合もありますよ。
転職が有利になる年齢層
情シス転職で最も求人が豊富で選考が通りやすいのは、25〜35歳の年齢層です。
25〜35歳は実務経験を十分に積みながらも柔軟性が高く、長期的な活躍を期待されやすいため、企業から選ばれやすい傾向があります。



35歳を超えていても、マネジメント経験やセキュリティ・クラウドの専門性があれば十分に転職可能です。
ただし、求人の選択肢は絞られてくるため、自分の強みを明確にしたうえで応募先を絞り込む戦略が有効といえるでしょう。
情シスへの転職に必要なスキルと経験
情シスへの転職を成功させるには、技術的なスキルだけでなく、エンジニアとして必要なコミュニケーション能力や資格も求められます。
企業が選考で重視するポイントを理解し、自分のスキルセットを整理しておきましょう。
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ハードスキル|即戦力として評価される技術領域
情シスで特に評価される技術スキルは、以下のとおりです。
| 技術領域 | 具体的なスキル例 |
|---|---|
| ネットワーク | LAN/WAN設計・運用・ファイアウォール設定・VPN構築 |
| サーバー | Windows Server・Linuxの構築・運用、仮想化(VMware等) |
| クラウド | AWS・Azure・GCPの運用・SaaSツール管理 |
| セキュリティ | 情報セキュリティポリシーの策定・運用・脆弱性管理 |
| システム管理 | ERP・グループウェア・社内システムの運用・ベンダー管理 |
特に、クラウドとセキュリティの知識を持つエンジニアを求める企業が多いです。
すべてのスキルや知識を網羅する必要はありませんが、得意領域を持ちつつ他の分野にも対応できる「T字型」のスキルセットが評価されやすいでしょう。
ソフトスキル|社内SEとしての立ち回り力
情報システム部門は、ITを担う社内組織であると同時に、社内業務を支援するサービス部門としての役割も担っています。
非IT部門の社員へのヘルプデスク対応や、経営陣へのシステム投資の説明など、さまざまな立場の人と円滑にコミュニケーションを取る力が求められます。
また、複数のシステム障害や問い合わせが同時に発生することもあるため、優先順位をつけて業務を処理するマルチタスク能力も欠かせません。
技術力と同じくらい「人と話せる、課題を整理できる」能力が、情シスとして長く活躍するためのポイントです。
転職前に取得しておきたい資格
資格は、スキルを客観的に証明できるため、書類選考の通過率を高められます。
以下の資格を保有する方は、多くの企業から評価されるでしょう。
| 資格名 | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|
| 基本情報技術者試験 | IT全般の基礎知識を証明できる国家資格 |
| 応用情報技術者試験 | 高度なITの知識・実践力を示せる |
| 情報処理安全確保支援士 | セキュリティ専門職として認知される国家資格 |
| AWS認定(SAA等) | クラウド設計・運用の実務スキルを示せるベンダー資格 |
| CCNA | ネットワーク技術の基礎を証明するCisco認定資格 |
| ITILファンデーション | ITサービスマネジメントとITILの基礎知識を証明する資格 |
転職活動と並行して取得を目指す場合、比較的短期間で取得しやすい基本情報技術者試験やAWS認定から始めると効率的です。



応募先の求人票に「CCNA歓迎」「AWS経験者優遇」などの記載がある場合は、その資格を優先して取得しましょう。
社内SEは勝ち組?情シスに転職するメリット
ここでは、情シスに転職するメリットをみていきましょう。
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ワークライフバランスを実現しやすい
SIerや開発会社と比べると、情シスは深夜・休日対応が少なく、定時退社しやすい環境が整っていることが多いです。
客先常駐や多重下請け構造とは働き方が異なるため、職場環境が安定しており、仕事とプライベートを両立しやすいでしょう。
もちろん企業によって差はありますが「残業を減らしたい」「家族の時間を大切にしたい」という方にとって、情シスへの転職は有力な選択肢です。
ただし、障害対応やシステム更新などでイレギュラーな残業が発生することもあります。



面接時に、繁忙期の残業実態を具体的に確認しておくと安心です。
上流工程のスキルが身につく
情シスでは、システムの要件定義・ベンダー選定・予算管理など、上流工程に関わる機会が豊富にあります。
SIerで下流工程を担当してきたエンジニアにとって、情シスへの転職はキャリアの幅を大きく広げるチャンスです。
プロジェクトマネジメントや経営層との折衝を通じた経験を積めるため、将来的にCIOやIT部門マネージャーを目指す方にとっても、有力なキャリアパスとなり得ます。



上流工程の経験は、将来フリーランスやコンサルタントへのキャリアチェンジを考えた場合にも役立ちます。
年収が比較的高い
IT職種の中でも、情シスは平均的な年収水準が高い職種のひとつです。
中堅企業で500〜600万円、大手企業では700〜800万円以上の年収水準となっていることが多く、企業によっては1,000万円を超えるケースもあります。
SIer出身者が情シスへ転職する場合、企業規模によっては年収アップが期待できることもあります。
そのため、自身の経験とスキルを正当に評価してくれる企業を見極めて選ぶことが重要です。



年収交渉では「現職の年収」だけでなく「転職市場での自分の価値」を根拠にすることが大切です。
裁量を持って働きやすい
情シスは、自社のIT環境全体を担当する立場にあるため、業務の進め方や優先順位を自分で判断する機会が多い職種です。
上司や顧客の細かい指示に縛られることなく「自分でIT戦略を考えて実行したい」という方に向いているといえるでしょう。
特にスタートアップや中小企業では、情シス担当として1人で大きな意思決定に関わることもあり、やりがいを感じやすい環境が整っています。



ただし、裁量が大きい一方で、ひとり情シスとして抱え込みになるリスクもあります。
入社前に「何名体制か」「意思決定のプロセスはどうなっているか」は必ず確認しておきましょう。
社内SEはやめとけ?転職前に知っておくべきデメリット
情シスへの転職には多くのメリットがある一方で、事前に把握しておきたいデメリットも存在します。
入社後のギャップを防ぐためにも、ネガティブな側面も理解しておきましょう。
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ひとり情シスになると業務負荷が大きくなる
中小企業では、情シス担当が1名だけという「ひとり情シス」体制の企業が少なくありません。
業務を1人で担当する場合、インフラ管理・ヘルプデスク・セキュリティ対策・ベンダー管理のすべてを担うことになり、業務負荷が大きくなるリスクがあります。
緊急の障害対応が休日に発生することもあり「土日は休めると思っていたのに、実態は違った」というミスマッチが起きやすいポジションでもあります。



入社前に情シスの人員体制を必ず確認し、ひとり情シスかどうかを確認しておきましょう。
技術的なスキルアップが難しくなることがある
情シスは、最新技術の開発や研究よりも、既存システムを安定して稼働させることを優先する傾向があります。
そのため、SIerや開発会社に比べると、最先端の技術に触れる機会は少ないです。
「エンジニアとして技術力を磨き続けたい」という目標を持っている場合、情シスへの転職がキャリアの停滞につながってしまう可能性もあるでしょう。



そのため、外部の勉強会や資格を取得するなど、自発的にスキルをアップデートする姿勢が求められます。
「便利屋」と感じてしまうケースもある
情シスは社内の全部門から頼られるポジションですが、IT以外の雑用まで依頼されるケースもあります。



面接で「情シス部門の業務範囲はどこまでを担当していますか?」と具体的に聞いておくのがおすすめです。
「パソコンの設定から備品の購入まで、なんでも情シスに回ってくる」という状況になると、本来注力すべき戦略的なIT業務に時間を割けなくなる可能性があります。
企業によって情シスの役割範囲は大きく異なるため、入社前に業務範囲の実態をリサーチしておくことが、後悔しない転職につながります。
情シスへの転職に向いている人の特徴
情シスへの転職を成功させるには、技術力だけでなく、向いているかどうかも重要なポイントです。
向いている人の特徴を4つ解説します。
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マルチタスクが得意な人
日常業務では、システム障害の対応中に社員からサポートの依頼がくるなど、複数のタスクを同時に処理する場面が頻繁に発生します。
優先順位を素早く判断して冷静に業務を整理できる人は、情シスの職場で力を発揮しやすいタイプです。



1つの業務に集中したいタイプよりも、状況に応じて柔軟に対応できる方のほうが、情シスとして長く活躍できます。
面接では「複数のタスクが重なったときにどう対処するか」を聞かれることがあるため、具体的なエピソードをあらかじめ整理しておきましょう。
コミュニケーション能力が高い人
情シスは、経営層・営業・人事・経理など、ITに詳しくない部門の社員と日常的に関わる職種です。
技術的な内容をわかりやすく説明したり、要望を正確にヒアリングして課題を整理したりする力が、業務の質に直結します。
「人と話すことが得意」「相手の立場に立って説明できる」という方は、入社後に高く評価されやすいでしょう。



相手のITリテラシーに合わせて言葉を選べる人は、現場から信頼されやすい傾向があります。
ITトレンドを日々キャッチアップできる人
IT業界は技術の変化が速く、クラウドやセキュリティ、AIなど新しい技術が次々と生まれています。
情シスとして会社のIT環境を最適に保つためには、常に最新の情報を収集し、自社に必要な技術を取り入れていく姿勢が欠かせません。
日常的に技術ブログやIT系ニュースをチェックする習慣がある方、勉強会に参加することに抵抗がない方は、長期的に価値を発揮できるでしょう。



「最近注目しているITトレンドは何ですか?」という質問は、情シスの面接でよく聞かれます。
課題解決に面白みを感じる人
情シスの業務は、ITに関する課題を発見して解決するプロセスの連続です。
「なぜシステムが動かないのか」「どうすればもっとうまくいくか」を考えることに楽しさを感じられる人は、情シスの仕事で大きなやりがいを得られるでしょう。
特に、ルーティンワーク中心の工程管理が得意な人よりも、自ら考えて動くことを好む人の方が、情シスには向いていると言えます。



課題解決の経験は、面接での「あなたが職場で解決した課題を教えてください」という質問への回答にもつながります。
未経験・30代から情シスへの転職は可能?
求人情報を見ていると「情シスへの転職は経験者でなければ難しいのでは?」と感じる方も多いでしょう。
実際には、未経験や30代以上で情シスへの転職を成功させている人も少なくありません。
ここでは、未経験者や30代以上の方が情シス転職を成功させるためのポイントを見ていきましょう。
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未経験でも狙える求人の特徴
完全な未経験からの情シス転職は難易度が高いですが、以下のような求人では採用されるチャンスがあります。
| 求人の特徴 | ポイント |
|---|---|
| 情シス立ち上げフェーズの企業 | 体制整備からできる人材を求めておりポテンシャル採用が多い |
| 中小企業・ベンチャー企業 | 即戦力よりも意欲・適性を重視するケースがある |
| ヘルプデスク担当からのキャリアアップ前提 | まずヘルプデスクとして採用し、徐々に業務範囲を広げる求人 |
| IT系バックグラウンドがある転職者向け | プログラマーやSIer経験者をゆるやかに求める求人 |
完全未経験の場合でも「IT系の資格を取得済み」「前職でシステム関連業務を部分的に担当した」という経験があれば、アピールポイントになります。
未経験からの情シス転職では、まずヘルプデスクや社内IT業務を担当して、経験を積んでから本格的な情シスポジションを狙うルートが現実的です。
未経験者の転職支援に強みを持つ転職エージェントを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:未経験向けIT転職エージェントおすすめ比較ランキング
30代以上が転職を成功させるためのポイント
30代以上の転職では、現時点で何ができるかを具体的に示すことがポイントです。
20代に比べてポテンシャル採用は難しくなりますが、プロジェクトマネジメントの経験・ベンダー管理の実績・セキュリティ対策の主導経験など、即戦力として活かせる経験を持っている方は内定を獲得しやすいです。
また、前職で培った業務知識と情シスのスキルを掛け合わせることで「業界特化の情シス人材」として希少性を高めることも有効な戦略の1つとなります。
「製造業の業務フローをよく知っている情シス」「金融系システムの知識がある社内SE」といった、業界経験との掛け合わせは30代転職の大きな武器になります。
大手・優良企業の情シスへの転職を目指すには?
情シスへの転職を目指すなら、大手・優良企業のポジションを狙いたいと考える方も多いでしょう。
ここでは、求人の特性と必要な準備を解説します。
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大手情シスを狙うべき理由
大手企業の情シスに転職すると、中小企業と比較していくつかの明確なメリットがあります。
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 年収水準が高い | 700〜1,000万円以上の求人も多く年収アップを狙いやすい |
| 業務が専門化されている | ひとり情シスになりにくく担当領域に集中しやすい |
| キャリアパスが明確 | IT部門マネージャーやCIOへのキャリアが見えやすい |
| 福利厚生が充実 | リモートワーク・フレックス・教育支援制度が整っていることが多い |
| 大規模システムの経験が積める | 複数拠点・グローバル対応などスケールの大きい案件に携われる |
大手企業の情シスは採用枠が少なく競争率が高いものの、転職エージェント経由の非公開求人で採用されるケースが多いです。
自分のスキルセットを整理したうえで「どの業界のどの規模感の企業で、どんな情シス像を目指したいのか」を転職エージェントとすり合わせながら、戦略的に応募先を絞り込んでいきましょう。
大手が求める人材像と選考傾向
大手企業の情シスでは、技術力に加えてビジネス視点とプロジェクト推進力が求められます。
システム導入のコスト試算や経営層へのプレゼン経験、複数部門を巻き込んだプロジェクト管理の実績は、選考で高く評価されやすいです。
選考ではケーススタディや論文試験を実施する企業もあり、技術力だけでなく課題解決の思考プロセスが問われる場合も見られます。
大手の選考を突破するには、実績を定量的に整理し、自分が会社にどう貢献できるかを具体的に語れるよう準備しておくことが大切です。
難しい情シス転職を成功させる5つのポイント
転職難易度が高い情シスへの転職を成功させるには、戦略的な準備が欠かせません。
ここでは、特に重要な5つのポイントを解説します。
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企業ごとの情シス体制を事前にリサーチする
情シスの働き方は企業によって大きく異なるため、職種名だけで応募を決めるのは危険です。
事前に「何名体制か」「主な業務はヘルプデスク中心かDX推進か」「ひとり情シスか」などを確認しておくことで、入社後のギャップを大きく減らせます。
企業のIR情報・採用ページ・口コミサイトなどを活用して、情シス部門の実態をできるだけ把握してから応募するとよいでしょう。



転職エージェントを利用すると、非公開の情報も含めた企業の内側の情報を教えてもらえますよ。
実績を数字で言語化しておく
情シスの転職において、職務経歴書で最も差がつくのが実績の具体性です。
「システムの運用保守を担当しました」という記述より「〇〇社のオンプレサーバー12台をAWSへ移行し、インフラコストを年間〇〇万円削減した」という記述のほうが、採用担当者の目に留まりやすくなります。



担当プロジェクトの規模・削減コスト・改善した業務時間など、数値で語れる実績を事前に整理しておきましょう。
また、現職での実績が「どのような課題を解決し、ビジネスにどんな影響を与えたのか」までセットで説明できると、より高い評価につながります。
求人を見つけたら早めに応募する
情シスの求人は絶対数が少なく、良質な求人ほど短期間で埋まってしまいます。
「もう少し準備してから応募しよう」と後回しにしていると、気づいたときには募集が終了していることも珍しくありません。
書類の準備が完全でなくても、まず応募してみることが情シス転職では重要なアクションの1つです。



特に転職エージェント経由の非公開求人は、公開されてから数日で選考が進み始めることがあります。
転職エージェントから求人紹介があったら、まず詳細を聞いて早めに判断する習慣をつけておきましょう。
当編集部がおすすめするITエンジニア向けの転職エージェントは以下の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
関連記事:ITエンジニア転職エージェントおすすめ34選!年代別・職種別・未経験向けまで徹底比較
資格・知識を最新の状態にアップデートする
IT業界のトレンドは変化が速いため、数年前に取得した資格や知識だけでは、選考で遅れをとる可能性があります。
クラウドサービス(AWS・Azure)のアップデート情報や、最新のセキュリティ脅威への対策など、常に知識を新鮮な状態に保つ意識が大切です。
特に転職活動中は、志望企業が使っているシステムやクラウド環境を事前に調べ、関連知識をインプットしておくと面接での説得力が増すでしょう。



AWS認定やAzure認定などのクラウド資格は、取得後も定期的な更新が必要です。
失効していないか確認しながら、常に最新の状態を維持してください。
転職エージェントを活用する
情シスの求人は非公開のものが多いため、転職エージェントを利用することで、一般には公開されていない優良求人にアクセスしやすくなります。
また、職務経歴書の添削・面接対策・年収交渉のサポートまで一貫して対応してもらえるため、転職活動全体の精度が上がります。
情シス・社内SEの転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶことで、より的確なアドバイスが期待できるでしょう。



転職エージェントごとに保有する求人は異なるため、2〜3社を並行して利用すると選択肢が広がります。
情シス転職におすすめの転職エージェント
情シスへの転職を成功させるためには、IT職種の転職支援に強い転職エージェントを選ぶことが重要です。
ここでは、情シス・社内SEの転職支援で実績のある3つのサービスを紹介します。
※クリックすると読みたい箇所にスキップできます
JACリクルートメント|大手・ミドルクラスの情シス転職に強い


- 年収500万円以上の求人が豊富
- IT専門コンサルタントが対応
- 大手・外資系企業の非公開求人を保有
JACリクルートメント(ジェイエイシーリクルートメント)は、30代以上のミドル・ハイクラス転職に強みを持つ転職エージェントです。
大手企業や外資系企業の情シス求人を多数保有しており、年収500万円以上を目指したい方にとって頼りになるサービスの1つです。
IT・エンジニア専門のコンサルタントが在籍しており、エンジニアならではのスキルセットや市場価値について的確なアドバイスを受けられます。
職務経歴書の添削や面接対策も充実しているため、初めての転職活動でもJACリクルートメントは安心して利用できます。
| 概要 | |
|---|---|
| サービス名 | JACリクルートメント |
| 運営会社 | 株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント |
| 公開求人数 | 59,756件 |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
パソナキャリア|幅広い年代の情シス転職をサポート


- IT・エンジニア職種の求人が豊富
- 丁寧なカウンセリングでサポート
- 幅広い年代の情シス転職に対応
パソナキャリアは、幅広い業種・職種の求人を保有しており、丁寧なキャリアカウンセリングが評判の転職エージェントです。



IT職種の求人も充実しており、情シス・社内SEの転職支援実績も豊富です。
担当アドバイザーが個別の状況に寄り添ったサポートを提供してくれるため「転職活動に不安がある」「初めての転職活動で緊張している」という方からも選ばれています。
パソナキャリアは、20代から40代まで幅広い年代の情シス転職を支援しており、経験・年代を問わず相談しやすい点が魅力の1つです。
| 概要 | |
|---|---|
| サービス名 | パソナキャリア |
| 運営会社 | 株式会社パソナ |
| 公開求人数 | 52,726件 |
| 対応地域 | 全国、海外 |
| 公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
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ASSIGN(アサイン)は、20代・第二新卒を中心としたキャリアアップ転職に強みを持つエージェントです。



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| 概要 | |
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| 運営会社 | 株式会社アサイン |
| 公開求人数 | 非公開 |
| 対応地域 | 非公開 |
| 公式サイト | https://assign-inc.com/agent/ |
情シス転職に関するよくある質問
情シスへの転職を検討している方からよく寄せられる質問をまとめました。
社内SEへの転職倍率はどれくらい?
大手や人気企業の情シスポジションは応募が集中しやすく、中には5倍~10倍といった高い倍率になるケースもあります。
一方で、転職エージェント経由なら一般には公開されていない非公開求人にもアクセスできるため、公開求人よりも競争が緩やかなポジションに応募できる可能性があります。
社内SEは何年目から転職できる?
情シス・社内SEへの転職は、3年程度のIT実務経験があると書類選考を通過しやすくなります。
SIerや開発会社での経験があれば、3〜5年目あたりが最も転職しやすいタイミングといえるでしょう。
ただし、ヘルプデスクや社内IT補助業務から始めるポジションであれば、1〜2年の経験でも挑戦できる求人が存在します。
情シスと社内SEはどちらを選ぶべき?
情シスと社内SEは、本来は部門名と職種名として区別されますが、実務ではほぼ同じ意味合いで扱われることも少なくありません。
そのため、名称だけにとらわれず、企業の情シス体制やそこで求められる役割が自分に合っているかを重視することが大切です。
求人を探す際は「情シス」と「社内SE」の両方のキーワードで検索することで、より幅広い選択肢にアクセスしやすくなります。
まとめ
情シスへの転職は、求人数の少なさや即戦力重視の傾向、人気ゆえの高い競争率など、いくつかのハードルが重なりやすい職種です。
とはいえ、DX推進やIT投資の拡大を背景に求人数は増えつつあり、適切な準備と戦略があれば十分に転職を実現しやすい環境になってきています。
転職を成功させるには、企業ごとの情シス体制をよくリサーチし、自身の実績を数字で整理したうえで、非公開求人にもアクセスできる転職エージェントを有効に活用することが重要です。
当編集部がおすすめする転職エージェントのJACリクルートメントはミドルクラス以上の情シス転職、ASSIGNは20代の年収アップを目指した転職にそれぞれ強みを持っています。



自分の年齢・経験・目標に合った転職エージェントを選び、早めに転職活動をスタートさせてみてください。
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