営業職から事務職への転職を考えている方も多いのではないでしょうか。
ノルマのプレッシャーから解放されたい、ワークライフバランスを整えたいという思いから、内勤の事務職に魅力を感じる営業職の方は少なくありません。
しかし、未経験から事務職に転職できるのか、年収は下がるのかなど、不安に思う点もあるでしょう。
本記事では、営業から事務への転職について詳しく解説します。
編集部転職のメリット・デメリットや成功させるコツ、おすすめの転職エージェントも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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営業から事務への転職は難しい?
営業から事務職への転職は、未経験でも十分に可能です。
ただし、事務職は人気が高く競争率も高いため、しっかりとした準備が必要といえるでしょう。
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営業から事務職への転職は十分可能
営業職から事務職への転職は、未経験であっても十分に可能です。
営業で培ったコミュニケーション能力や調整力、問題解決能力は、事務職でも高く評価されます。



特に営業事務やカスタマーサポートといった職種では、営業経験がある人材が求められるケースも多いですよ。
また、顧客対応の経験がある営業職の方は、社内外との連絡調整が必要な事務職でその経験を活かせるでしょう。
ただし、事務職特有のスキルであるパソコンスキルや書類作成能力については、転職前に準備しておくと有利といえます。
事務職は競争率が高い
事務職は安定した働き方ができることから、転職市場で人気の高い職種です。
残業が少なく定時で帰れる職場が多いため、ワークライフバランスを重視する求職者が集まりやすいといえるでしょう。
そのため、1つの求人に対して多数の応募が集まり、競争率が高くなる傾向があります。
特に大手企業や人気企業の事務職となると、さらに倍率が上がります。



未経験から事務職に転職する場合は、営業経験をどう活かせるかを明確に伝えることや基本的なパソコンスキルを身につけておくことが重要ですね。
未経験でも採用されやすい事務職の種類
未経験から事務職に転職する場合、営業事務やカスタマーサポートは比較的採用されやすい職種です。
営業事務は営業部門をサポートする役割のため、営業の仕事内容を理解している人材が歓迎されます。
また、カスタマーサポートでは顧客対応の経験が直接活かせるため、営業経験者に向いている職種といえるでしょう。
一方、経理事務や人事事務といった専門性の高い事務職は、資格や実務経験が求められることが多いため、未経験からの転職はやや難しくなります。



まずは営業経験を活かせる事務職からスタートし、徐々にスキルを広げていくのがおすすめですよ。
営業経験が評価されるポイント
営業経験者が事務職への転職で評価されるポイントは、主に3つあります。
- 顧客対応力
- 社内外との調整力
- 締切を守る意識
営業で培った丁寧な言葉遣いや臨機応変な対応力は、来客対応や電話対応が必要な事務職で重宝されます。
また、営業では複数の部署や取引先と連携して仕事を進めるため、この経験は事務職での部署間調整に活かせるでしょう。
さらに、見積もり提出や契約期限など厳格な期限管理が求められる営業経験は、事務職での書類作成や資料準備においても高く評価されます。
営業経験を活かせるおすすめの事務職
営業職から事務職に転職する際、営業経験を最大限に活かせる職種を選ぶことが成功のカギとなります。
ここでは、営業で培ったスキルを存分に発揮できる事務職を5つ紹介します。
それぞれの職種の特徴や営業経験がどのように活かせるのかを詳しく見ていきましょう。


営業事務
営業事務は、営業職から事務職への転職で最もおすすめの職種といえます。
営業部門を裏方からサポートする役割のため、営業の仕事の流れや顧客対応の重要性を理解している人材が求められます。
具体的な業務内容は、見積書や契約書の作成、受発注管理、顧客データの管理、営業担当者のスケジュール調整などです。
営業経験があれば、営業担当者が何を必要としているか、どのタイミングでサポートすべきかを的確に判断できるでしょう。



また、顧客からの問い合わせ対応も業務の一部となるため、営業で培ったコミュニケーション能力が直接活かせますよ。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、顧客からの問い合わせやクレームに対応する職種です。
営業で培った顧客対応力やヒアリング力を最大限に活かせる仕事といえるでしょう。
電話やメール、チャットなどで顧客の困りごとを聞き取り、適切な解決策を提案することが主な業務です。
営業経験者は顧客の潜在的なニーズを読み取る力に長けているため、より質の高いサポートを提供できます。



また、クレーム対応では冷静さと共感力が求められますが、これも営業で鍛えられたスキルですね。
カスタマーサポートの経験を積めば、将来的にカスタマーサクセスやサポートチームのマネジメントといったキャリアパスも開けるでしょう。
経理事務
経理事務は、企業の金銭管理や会計処理を行う専門性の高い職種です。
営業で売上管理や予算管理の経験がある方は、数字に強いという点で経理事務に向いているといえます。
主な業務は、伝票処理、請求書発行、入出金管理、月次・年次決算のサポートなどです。
ただし、経理事務への転職には簿記の知識が求められることが多いため、日商簿記3級以上の資格を取得しておくと有利でしょう。



営業での期限管理能力や正確性を重視する姿勢は、締切が厳しい経理業務でも高く評価されますよ。
人事・労務事務
人事・労務事務は、社員の採用活動や勤怠管理、給与計算などを担当する職種です。
営業で多くの人と関わってきた経験は、社内の従業員とのコミュニケーションが必要な人事業務で活かせます。
特に採用業務では、候補者との面接や条件交渉を行うため、営業で培った対人折衝力が重要になるでしょう。
また、社内からの問い合わせ対応も多いため、相手の立場に立って考える姿勢が求められます。



人事・労務の専門知識は入社後に学べる企業も多いため、未経験からでも挑戦しやすい職種といえますね。
総務事務
総務事務は、会社全体の運営を支える縁の下の力持ちともいえる職種です。
オフィス管理、備品発注、社内イベントの企画運営、来客対応など、幅広い業務を担当します。
営業で培った調整力や段取り力は、複数の業務を同時進行させる総務業務で大いに役立つでしょう。
また、社内外のさまざまな人と関わる機会が多いため、営業で身につけたコミュニケーション能力も活かせます。



総務事務は会社の運営を広く理解できる職種のため、将来的に経営企画などへのキャリアアップも目指せますよ。
営業から事務への転職が向いている人の特徴
営業から事務職への転職を成功させるには、自分の適性を見極めることが大切です。
ここでは、営業から事務への転職が向いている人の特徴を5つ紹介します。
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コツコツした作業が苦にならない人
事務職の業務は、データ入力や書類作成、ファイリングといった地道な作業が中心となります。
営業のように外回りや商談といった変化のある仕事ではなく、デスクワークでコツコツと業務を進めることが求められるでしょう。
そのため、細かい作業を丁寧に積み重ねることが苦にならない人は事務職に向いています。
また、ルーティンワークを正確にこなすことで、組織全体の業務がスムーズに回ることを理解できる人も適性があるといえるでしょう。



営業での目標達成を追い求める働き方よりも、決められた業務を着実に完了させることに充実感を覚える方には、事務職がおすすめですよ。
サポート業務にやりがいを感じる人
事務職は、営業部門や他部署を支える裏方の役割が中心です。
自分が主役として前面に立つのではなく、チーム全体がスムーズに動けるようサポートすることに喜びを感じる人に向いているでしょう。
営業では自分の成果が直接評価されますが、事務職では間接的な貢献が多くなります。
しかし、自分のサポートによって営業担当者が商談に集中できたり、社内業務が円滑に進んだりすることに価値を見出せる方には、やりがいのある仕事といえます。



縁の下の力持ちとして組織を支えることに充実感を覚える方は、事務職への転職を検討してみてはいかがでしょうか。
ワークライフバランスを重視したい人
事務職は営業職と比べて残業が少なく、定時で帰れる職場が多いため、ワークライフバランスを重視したい人に向いています。
営業では顧客の都合に合わせて夜遅くまで商談をしたり、休日に対応したりすることもありますが、事務職では基本的に就業時間内で業務が完結します。
そのため、家族との時間を大切にしたい方や趣味や自己啓発に時間を使いたい方にとって、事務職は理想的な働き方といえるでしょう。
また、育児や介護と仕事を両立させたい方にとっても、予測可能なスケジュールで働ける事務職は魅力的な選択肢となります。



プライベートを充実させながら働きたい方は、事務職への転職を前向きに考えてみてくださいね。
数字のプレッシャーから解放されたい人
営業職では毎月のノルマや売上目標といった数字のプレッシャーが常につきまといます。
目標達成できなければ上司から詰められたり、インセンティブが減ったりすることもあるでしょう。
このような数字に追われる働き方に疲れてしまった方には、事務職への転職がおすすめです。
事務職では営業のような直接的な売上目標はなく、日々の業務を正確にこなすことが評価の基準となります。
もちろん締切や処理件数といった目標はありますが、営業のような個人の成績による給与変動は少ないため、精神的な負担が軽減されるでしょう。



数字のプレッシャーから解放され、安定した環境で働きたい方には事務職が向いていますよ。
パソコン作業が得意な人
事務職の業務は、パソコンを使ったデスクワークが大半を占めます。
ExcelやWordといったOfficeソフトを使った書類作成やデータ管理が日常的に求められるため、パソコン操作が得意な人は有利といえるでしょう。
営業でもパソコンは使いますが、事務職ではより高度なスキルが必要になる場面もあります。
例えば、Excelの関数を使ったデータ集計や効率的な書類整理のスキルなどです。
パソコン作業が苦手でない方やむしろデスクに向かって集中して作業することが好きな方は、事務職に適性があるといえます。
営業から事務に転職するメリット
営業から事務職への転職には、さまざまなメリットがあります。
働き方の質が改善されるだけでなく、精神的な負担も軽減されるでしょう。
ここでは、営業から事務に転職することで得られる5つのメリットを詳しく解説します。
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ノルマや売上目標から解放される
営業から事務職に転職する最も大きなメリットは、ノルマや売上目標というプレッシャーから解放されることです。
営業では毎月の目標達成が求められ、未達の場合には上司から問い詰められることもあるでしょう。
また、目標達成できなければインセンティブが減り、収入が不安定になることもあります。
一方、事務職では個人の売上目標を課されることはほとんどありません。
日々の業務を正確にこなすことが評価されるため、数字に追われるストレスから解放されます。



精神的な負担が軽減され、穏やかな気持ちで働けるようになるでしょう。
残業が減りプライベートの時間が増える
事務職は営業職と比べて残業が少なく、定時で帰れることが多い職種です。
営業では顧客の都合に合わせて夜遅くまで商談をしたり、急な対応で休日出勤したりすることもありますが、事務職ではそのようなケースは少ないでしょう。
dodaの調査によると、事務/アシスタント系の平均年収は353万円、営業系は476万円となっており、収入面では営業のほうが高い傾向にあります。
参考:平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】年収の高い職業は?│doda
しかし、残業時間が減ることで、家族との時間や趣味に使える時間が大幅に増えるというメリットがあります。
ワークライフバランスを重視したい方にとって、これは大きな魅力といえるでしょう。
体力的な負担が少なく長く働ける
営業職は外回りが多く、体力を消耗する仕事です。
一日に何件も訪問したり、重い資料を持ち歩いたり、移動時間が長かったりと、身体的な負担は決して小さくありません。
特に年齢を重ねるにつれて、この負担は大きくなっていくでしょう。
一方、事務職はオフィス内でのデスクワークが中心のため、体力的な負担が少なく済みます。
天候に左右されることもなく、快適な環境で仕事ができるのも魅力です。



長期的なキャリアを考えたとき、体力的に無理なく働き続けられる事務職は、安心感のある選択肢といえるでしょう。
営業で培ったコミュニケーション能力を活かせる
営業で培ったコミュニケーション能力は、事務職でも大いに活かせます。
事務職といっても、社内の他部署や取引先との連絡調整、電話対応、来客対応など、人と関わる場面は多くあります。
営業経験者は相手の意図を汲み取る力やわかりやすく説明する力に長けているため、これらの業務をスムーズにこなせるでしょう。
また、営業で身につけた丁寧な言葉遣いやビジネスマナーも、事務職で高く評価されるポイントです。



完全に未経験の職種に転職するのではなく、これまでのスキルを活かしながら新しい働き方にチャレンジできることは、大きなメリットといえますね。
安定した勤務スタイルで働ける
事務職は、予測可能なスケジュールで働ける点が魅力です。
営業では顧客の都合で急にスケジュールが変わったり、商談が長引いて予定が狂ったりすることがよくあります。
一方、事務職は基本的に決まった時間に出社し、定時に退社するという規則的な働き方ができるでしょう。
この安定性は、育児や介護といったライフイベントと仕事を両立させたい方にとって大きなメリットとなります。



また、毎日のリズムが整うことで、体調管理もしやすくなり、心身ともに健康的な生活を送れるようになりますよ。
営業から事務に転職するデメリット
営業から事務職への転職にはメリットがある一方で、デメリットも存在します。
転職を後悔しないためには、事前にデメリットもしっかり理解しておくことが大切です。
ここでは、営業から事務に転職する際の5つのデメリットを解説します。
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年収が下がる可能性がある
営業から事務職への転職で最も注意すべきデメリットは、年収が下がる可能性があることです。
dodaの調査によると、営業系の平均年収は476万円であるのに対し、事務/アシスタント系の平均年収は353万円となっています。
つまり、約120万円程度の年収差があるといえるでしょう。
参考:平均年収ランキング(職種・職業別の平均年収/生涯賃金)【最新版】年収の高い職業は?│doda
特に営業でインセンティブを多く稼いでいた方にとっては、基本給のみとなる事務職への転職で大幅な収入減となる可能性があります。



ただし、ワークライフバランスの改善や精神的な負担の軽減といった金銭以外のメリットも考慮に入れて、総合的に判断することが大切ですよ。
成果が見えにくくやりがいを感じづらい
営業職では、契約を獲得したり売上を達成したりと、自分の成果が数字で明確にわかります。
しかし、事務職は裏方のサポート業務が中心となるため、自分の貢献度が見えにくい側面があるでしょう。
書類を正確に作成したり、データを整理したりする地道な作業が多く、達成感を得にくいと感じる方もいます。
営業で直接的な評価や感謝の言葉をもらうことに慣れていた方は、事務職のやりがいの感じ方に戸惑うかもしれません。



ただし、自分の仕事が組織全体を支えているという視点を持てれば、新たなやりがいを見出すことができますよ。
キャリアアップのスピードが遅くなる
営業職では成果を出せば早期に昇進できるチャンスがありますが、事務職は年功序列の傾向が強い職種です。
どれだけ優秀でも、一定の勤続年数を経なければ昇進できないケースも多いでしょう。
また、事務職のポジションは営業職と比べて限られているため、管理職への昇進の機会自体が少ない傾向にあります。
キャリアアップを重視する方にとっては、この点はデメリットといえます。



ただし、専門性を高めて経理や人事といった専門職へのキャリアチェンジを目指すことで、新たなキャリアパスを開拓することは可能ですよ。
ルーティンワークが多く単調に感じることがある
事務職の業務は、データ入力や書類作成、ファイリングといったルーティンワークが中心となります。
営業のように毎日違う顧客と会って新しい提案をするといった変化に富んだ仕事ではないため、単調に感じてしまうこともあるでしょう。
特に営業での刺激的な働き方に慣れていた方は、事務職の日々の業務に物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、ルーティンワークを効率化する工夫をしたり、正確性を追求したりすることで、新たな挑戦を見出すことができます。
また、安定した業務を淡々とこなすことに安心感を覚える方には、むしろメリットとなるでしょう。
インセンティブ給がなくなる
営業職では、成果に応じてインセンティブや歩合給が支給されることが一般的です。
営業目標を達成した月は基本給に加えて大きなインセンティブを得られるため、やる気にもつながるでしょう。
しかし、事務職ではインセンティブ制度がほとんどなく、基本給のみの固定給となるケースが大半です。
そのため、頑張って成果を出しても給与に直接反映されないことに不満を感じる方もいるかもしれません。



一方で、収入が安定するというメリットもあるため、安定性を重視するか変動性を重視するかで評価が分かれるポイントといえますね。
営業から事務への転職を成功させるコツ
営業から事務職への転職を成功させるには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
ここでは、転職を成功させるための5つのコツを紹介します。
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営業スキルを事務職でどう活かせるか明確にする
営業から事務職への転職では、これまで培ったスキルをどう活かせるかを明確に伝えることが重要です。
面接では「なぜ未経験の事務職に転職したいのか」と必ず聞かれるため、営業経験が事務職でどう役立つかを具体的に説明できるよう準備しましょう。
例えば、顧客対応力は社内外との連絡調整に活かせますし、スケジュール管理能力は複数の業務を並行して進める際に役立ちます。
また、営業で鍛えられた問題解決力は、業務の効率化や改善提案にもつながるでしょう。



このように、営業スキルと事務業務の接点を見つけて言語化することで、採用担当者に即戦力として評価してもらいやすくなりますよ。
事務職への転職理由をポジティブに伝える
転職理由を伝える際は、ネガティブな内容ではなくポジティブな理由を前面に出すことが大切です。
「営業のノルマがきつかった」「残業が多くて辛かった」といった理由だけでは、採用担当者に良い印象を与えません。
代わりに、「営業で培ったサポート力を活かして、チーム全体を支える仕事をしたい」「内勤で専門性を高めながら長期的にキャリアを築きたい」といった前向きな理由を伝えましょう。
また、事務職で実現したいことを具体的に語ることで、転職への本気度も伝わります。
面接官に「この人は事務職でも活躍してくれそうだ」と思ってもらうために、転職理由はネガティブではなく、ポジティブに伝えましょう。
パソコンスキルを証明できる資格を取得する
事務職への転職を有利に進めるには、パソコンスキルを客観的に証明できる資格を取得しておくことがおすすめです。
特にMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、ExcelやWordといった事務職で必須のソフトを使いこなせることを証明できる資格として高く評価されます。
未経験からの転職では、実務経験がない分、資格でスキルをアピールすることが効果的といえるでしょう。
また、日商簿記検定や秘書検定なども、事務職への本気度を示す材料となります。



転職活動を始める前に、最低でもMOSのExcelとWordの資格を取得しておくと、書類選考を通過しやすくなりますよ。
営業事務から始めてステップアップする
未経験から事務職に転職する場合、まずは営業事務からスタートするのがおすすめです。
営業事務は営業経験が直接活かせる職種のため、採用ハードルが比較的低いといえます。
営業事務で事務職の基礎スキルを身につけた後、経理事務や人事事務といった専門性の高い職種へとステップアップしていくことが可能でしょう。
また、営業事務の経験があれば、次の転職時に「事務職の実務経験あり」としてアピールできるため、キャリアの選択肢が広がります。



焦らず段階を踏んでキャリアを築いていくことが、長期的には成功への近道といえますね。
複数の転職エージェントを併用する
営業から事務職への転職を成功させるには、複数の転職エージェントを併用することが効果的です。
エージェントによって保有する求人が異なるため、複数登録することで出会える求人の幅が広がります。
また、キャリアアドバイザーとの相性も重要な要素となるため、何人かのアドバイザーと話してみて、自分に合った人を選ぶとよいでしょう。
さらに、複数のエージェントから応募することで、選考のチャンスも増えます。



ただし、同じ求人に複数のエージェント経由で応募することは避け、情報管理はしっかり行ってくださいね。
営業から事務への転職に役立つ資格
営業から事務職への転職を有利に進めるには、資格を取得しておくことがおすすめです。
未経験からの転職では、実務経験がない分、資格でスキルを証明することが重要といえるでしょう。
ここでは、事務職への転職に役立つ4つの資格を紹介します。
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MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、事務職への転職で最も役立つ資格といえます。
ExcelやWord、PowerPointといったMicrosoft Officeのスキルを客観的に証明できるため、採用担当者に即戦力であることをアピールできるでしょう。
特にExcelのスキルは事務職で必須となるため、MOS Excelの資格を持っていると書類選考で有利になります。
試験は随時開催されており、独学でも十分合格可能な難易度です。



営業から事務職への転職を考えている方は、まずMOS ExcelとMOS Wordの取得を目指してみてはいかがでしょうか。
日商簿記検定
日商簿記検定は、経理事務への転職を目指す方に特におすすめの資格です。
簿記3級では基本的な会計知識や仕訳の方法を学べるため、経理未経験でも経理事務に挑戦しやすくなるでしょう。
また、一般事務や営業事務でも、会社の数字に強いことは大きな強みとなります。



営業で予算管理や売上管理をしていた経験がある方は、簿記の知識を身につけることでさらにスキルの幅が広がりますよ。
簿記3級であれば2〜3か月の勉強で合格可能な難易度のため、転職活動と並行して取得を目指すことができるでしょう。
秘書検定
秘書検定は、ビジネスマナーや一般常識、文書作成能力などを証明できる資格です。
秘書職だけでなく、一般事務や営業事務でも高く評価される資格といえるでしょう。
秘書検定2級以上を取得しておけば、来客対応や電話対応、スケジュール管理といった事務職の基礎スキルがあることを示せます。



比較的取得しやすい資格のため、事務職への本気度を示すためにも挑戦してみてくださいね。
日商PC検定
日商PC検定は、パソコンを使った実務能力を測る資格です。
文書作成、データ活用、プレゼン資料作成の3分野があり、事務職で必要なスキルを幅広くカバーしています。
MOSと似た資格ですが、日商PC検定はより実務的な内容に特化しているため、実際の業務で即戦力となることをアピールできるでしょう。
特に「文書作成」と「データ活用」の2級以上を取得しておけば、一般的な事務業務は問題なくこなせる証明となります。



MOSと合わせて取得することで、パソコンスキルの高さをより強くアピールできますよ。
営業から事務への転職におすすめのエージェント
営業から事務職への転職を成功させるには、転職エージェントの活用が効果的です。
エージェントは求人紹介だけでなく、履歴書の添削や面接対策など、転職活動全般をサポートしてくれます。



ここでは、営業から事務への転職におすすめの転職エージェントを3つ紹介しますので、ぜひ活用してくださいね。
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リクルートエージェント


- 業界最大級の求人数を保有
- 事務職の求人も幅広く取り扱っている
- 転職支援実績が豊富で信頼性が高い
リクルートエージェントは、業界最大級の求人数を誇る総合型転職エージェントです。
営業職から事務職への転職においても、営業事務、一般事務、経理事務など、幅広い事務職の求人を取り扱っているため、自分に合った職種を見つけやすいでしょう。
また、転職支援実績が豊富で、キャリアアドバイザーの質も高いため、未経験からの転職でも安心してサポートを受けられます。
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策も充実しており、営業経験をどうアピールすべきかといった具体的なアドバイスももらえるでしょう。



まずは登録して、どのような事務職の求人があるか確認してみることをおすすめします。
| 概要 | |
|---|---|
| サービス名 | リクルートエージェント |
| 運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
| 公開求人数 | 752,312件 |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
ASSIGN


- 20代〜30代前半の若手ハイエンド層に特化
- コンサルや大手企業の管理職候補求人が豊富
- 長期的なキャリア設計をサポート
ASSIGNは、20代から30代前半の若手ハイエンド層に特化した転職エージェントです。
コンサルティングファームや大手企業の管理職候補求人を多く扱っており、将来的にマネジメント層を目指したい方に向いているでしょう。
営業から事務職への転職においても、単なる職種変更ではなく、長期的なキャリアパスを見据えた提案をしてくれます。
また、キャリアアドバイザーとの面談では、自己分析から強みの棚卸しまで丁寧にサポートしてくれるため、転職の軸が明確になります。



年収アップとキャリアチェンジを両立させたい若手の方には、特におすすめのエージェントといえるでしょう。
| 概要 | |
|---|---|
| サービス名 | ASSIGN(アサイン) |
| 運営会社 | 株式会社アサイン |
| ハイクラス向けの求人数 | 非公開 |
| 対応地域 | 非公開 |
| 公式サイト | https://assign-inc.com/agent/ |


パソナキャリア


- 女性の転職支援に強みを持つ
- 事務職や管理部門の求人が豊富
- 丁寧なサポートと高い顧客満足度
パソナキャリアは、女性の転職支援に強みを持つ転職エージェントです。
事務職や管理部門の求人を豊富に取り扱っており、営業から事務への転職を目指す方に適したエージェントといえるでしょう。
特にワークライフバランスを重視した求人や育児と両立しやすい職場の紹介に力を入れているため、ライフスタイルを大切にしたい方におすすめです。
また、キャリアアドバイザーのサポートが丁寧で、顧客満足度も高い評価を得ています。



営業経験をどう事務職で活かせるかといった具体的なアドバイスももらえるため、未経験からの転職でも安心して相談できますよ。
| 概要 | |
|---|---|
| サービス名 | パソナキャリア |
| 運営会社 | 株式会社パソナ |
| ハイクラス向けの求人数 | 49,531件 |
| 対応地域 | 全国、海外 |
| 公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |


営業から事務への転職に関するよくある質問
営業から事務職への転職を検討する際、多くの方が同じような疑問を抱えています。



ここでは、よくある質問とその回答をまとめましたので、参考にしてくださいね。
営業から事務への転職は難しいですか?
営業から事務職への転職は、未経験でも十分可能です。
営業で培ったコミュニケーション能力や調整力は事務職でも高く評価されます。
ただし、事務職は人気が高く競争率も高いため、パソコンスキルの習得や資格取得など、しっかりとした準備が必要でしょう。
未経験でも事務職に転職できますか?
はい、未経験でも事務職への転職は可能です。
特に営業事務やカスタマーサポートは、営業経験を活かしやすい職種のため、未経験からでも採用されやすいといえます。
MOSなどの資格を取得しておくと、未経験でもスキルを証明できるため有利になるでしょう。
営業から事務に転職すると年収は下がりますか?
一般的には年収が下がる可能性が高いです。
dodaの調査によると、営業系の平均年収は476万円、事務/アシスタント系は353万円となっており、約120万円の差があります。



ただし、ワークライフバランスの改善や精神的な負担軽減といったメリットも考慮して、総合的に判断することが大切でしょう。
事務職に転職するのに有利な資格はありますか?
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)が最も有利な資格といえます。
ExcelやWordのスキルを客観的に証明できるため、書類選考を通過しやすくなるでしょう。
また、経理事務を目指す場合は日商簿記検定3級以上、秘書職なら秘書検定2級以上もおすすめです。
営業事務と一般事務の違いは何ですか?
営業事務は営業部門を専門的にサポートする職種で、見積書作成や受発注管理、営業担当者のスケジュール調整などが主な業務です。
一方、一般事務は会社全体の事務作業を幅広く担当し、データ入力や電話対応、来客対応などを行います。
営業経験があれば営業事務のほうが適性があるといえるでしょう。
事務職の面接ではどのようなことを聞かれますか?
「なぜ営業から事務職に転職したいのか」という質問は必ず聞かれます。
その際、ネガティブな理由ではなく、「チームを支える仕事にやりがいを感じる」といったポジティブな理由を伝えることが重要です。



また、「営業経験をどう活かせるか」「パソコンスキルはどの程度あるか」といった質問もよく聞かれるでしょう。
営業から事務への転職で後悔することはありますか?
年収の低下や成果が見えにくいことに物足りなさを感じる方もいます。
また、ルーティンワークが中心となるため、刺激が少ないと感じることもあるでしょう。
しかし、ワークライフバランスが改善され、精神的な負担が軽減されることで、総合的には満足している方が多いといえます。
まとめ|営業から事務への転職は難しい?
営業から事務職への転職は、未経験でも十分に可能です。
営業で培ったコミュニケーション能力や調整力、問題解決能力は、事務職でも高く評価されるスキルといえるでしょう。
転職を成功させるには、営業経験をどう活かせるかを明確に伝え、MOSなどの資格でパソコンスキルを証明することが重要です。
また、営業事務から始めて徐々にステップアップしていく戦略も効果的といえるでしょう。
転職活動では、リクルートエージェントやASSIGN、パソナキャリアといった転職エージェントを活用することで、自分に合った求人に出会える可能性が高まります。
事務職への転職は、キャリアの大きな転換点となるかもしれません。



本記事を参考に、後悔のない転職活動を進めてくださいね。
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2025年8月時点






