金融機関向けシステム開発から産業分野のデジタル変革まで幅広い事業を展開している企業です。
オファリングサービスや広域ITソリューションなど多様なサービスを提供する国内大手のシステムインテグレーターとして知られています。
本記事では、TISの平均年収や年代別・役職別の年収、中途採用の難易度について解説します。
本記事の要点はこちら
TISの平均年収は?
TISの平均年収は約807万円です(2025年3月期有価証券報告書より)。
平均年齢40歳7カ月、平均勤続年数14年6カ月となっています。
TISの年代別年収は?
年代 | 平均年収 |
---|---|
25歳 | 453万円 |
30歳 | 559万円 |
40歳 | 706万円 |
50歳 | 863万円 |
年功序列の傾向があり、年齢とともに着実に年収が上がる給与体系です。
TISの中途採用率は?
具体的な数値は公開されていませんが、平均年齢40歳7カ月、平均勤続年数14年6カ月から、中途採用を積極的に行っていると考えられます。
IT業界の成長企業として、多様な経験を持つ人材を積極的に採用している傾向があります。
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TISの平均年収は807万円|同業他社との比較
TISの平均年収について詳しく見ていきましょう。
有価証券報告書によると、2025年3月期のTISの平均年間給与は8,067千円でした。
これは約807万円に相当し、IT業界の平均と比較しても高い水準です。
また、平均年齢は40歳7カ月、平均勤続年数は14年6カ月と、安定した雇用環境を示していることが分かります。
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TISと他社の年収を比較
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 |
---|---|---|---|
TIS | 807万円 | 40歳7カ月 | 14年6カ月 |
NTTデータ | 857万円 | 39.3歳 | 15.2年 |
富士通 | 865万円 | 43.6歳 | 19.0年 |
日立製作所 | 897万円 | 42.8歳 | 18.9年 |
NEC | 829万円 | 43.6歳 | 18.8年 |
同業他社と比較すると、TISの平均年収は807万円で業界内では標準的な水準となっています。
NTTデータや富士通、日立製作所といった大手企業と比べるとやや低めですが、それでも800万円台を維持しており十分に競争力のある水準といえるでしょう。
特に平均年齢が40歳台前半と比較的若く、今後のキャリア形成においても期待できる環境です。
また、勤続年数も14年6カ月と長期にわたって働きやすい職場環境が整っていることが伺えます。
TISにおける給与体系|年代別・役職別の年収は?
TISの給与体系について、年代別や役職別の詳細を見ていきましょう。
OpenWorkのデータによると、TISでは年齢とともに着実に年収が上がる傾向が見られます。
特に30歳で500万円台、40歳で700万円台に到達するなど、キャリア形成に応じた適切な昇給制度が整備されています。
役職別の年収
OpenWorkによると、TISでは職種別に以下のような年収水準でした。
プロジェクトマネージャー職が最も高く848万円、続いて企画職が682万円、コンサルタント職が672万円となっています。
エンジニア・SE職は578万円、営業職は597万円と、職種によって約270万円の差があることが分かります。
マネジメント職や企画職といった上位職種では800万円を超える水準となっており、キャリアアップによる年収向上が期待できるでしょう。
年代別の年収
年齢 | 平均年収 | 年収レンジ | 月給目安 |
---|---|---|---|
25歳 | 453万円 | 343~598万円 | 30万円 |
30歳 | 559万円 | 423~738万円 | 37万円 |
35歳 | 637万円 | 483~841万円 | 42万円 |
40歳 | 706万円 | 535~932万円 | 47万円 |
45歳 | 781万円 | 591~1,031万円 | 52万円 |
50歳 | 863万円 | 654~1,140万円 | 57万円 |
55歳 | 935万円 | 708~1,234万円 | 62万円 |
TISの年代別年収を詳しく見ると、25歳から30歳にかけて最も大きな伸びを示しており、106万円の増加が見られます。
30歳で500万円台に到達し、40歳で700万円台、50歳を超えると800万円台後半から900万円台となります。
年収レンジも幅広く設定されており、個人の能力や成果に応じて同世代でも大きな差が生まれる実力主義の側面も見受けられるでしょう。
特に40代以降は年収レンジの幅が広がり、マネジメント職に就くかどうかで大きく年収が変わってくると考えられます。
残業代
TISでは「スマートワーク手当」として月20時間分の固定残業代が支給されています。
OpenWorkの情報によると、月20時間を超えた時間外労働については別途時間外手当が支給される仕組みです。
実際の残業時間は月平均27.1時間となっており、固定残業代の範囲を若干超える程度の働き方となっているようです。
フレックス勤務制度やテレワーク勤務制度も導入されており、働き方の柔軟性も確保されているといえるでしょう。
賞与(ボーナス)
TISの賞与は年2回支給され、近年は年間6カ月程度の水準となっています。
賞与の支給額は個人の業績評価と組織の業績評価を合わせた評価により決定されます。
部門の評価が悪い場合は個人の評価が良くても賞与額が抑えられる傾向があるため、所属部門の業績も重要な要素となります。
若手のうちは個人評価の比重が高く、自身の頑張りが直接的に賞与に反映されやすい仕組みとなっているでしょう。
基本給は決して高い水準ではないが各種手当や賞与を含めると結構な額になる。
各種手当
TISでは住宅手当、子育て手当、通勤手当などの各種手当が支給されています。
住宅手当は地域によって月16,000円から35,000円程度が支給され、持ち家の場合も自己名義であれば支給対象となります。
通勤手当は満額支給となっており、その他にも財形貯蓄制度や従業員持株制度なども整備されています。
待遇面は良いと思います 基本給も高いですし、大企業なので賞与や確定拠出年金、リロクラブなど福利厚生もしっかりしています
福利厚生パッケージサービスへの加入により、様々な優待サービスも利用可能となっているでしょう。
男女の年収差
有価証券報告書によると、TISにおける男女の賃金格差は81.3%です。
この格差は主に以下の要因によるものとされています。
- 上位等級・職位における女性比率の低さ
- 時間外労働時間の男女差
- 住宅手当・家族手当の支給対象者の男女差
TISでは管理職に占める女性労働者の割合を14.3%から向上させる取り組みを進めており、2025年3月期は前年度比1.2%向上しました。
女性社員のキャリア形成支援やワークライフバランスの改善により、今後さらなる格差縮小が期待されるでしょう。
TISの働き方|残業時間・離職率・福利厚生は?
TISの働き方や職場環境について詳しく見ていきます。
IT業界では働き方改革が重要な課題となっていますが、TISではどのような取り組みが行われているのでしょうか。
残業時間の管理から福利厚生まで、従業員が働きやすい環境づくりへの取り組みを確認していきます。
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残業時間
項目 | 時間・内容 |
---|---|
月平均残業時間 | 27.1時間 |
固定残業代 | 20時間分(スマートワーク手当) |
勤務時間 | 9:00〜17:30(7時間30分) |
フレックス制度 | コアタイム無し、最低労働2時間 |
勤務間インターバル | 11時間 |
TISの月平均残業時間は27.1時間となっており、IT業界の平均と比較すると標準的な水準です。
スマートワーク手当として月20時間分の固定残業代が支給されており、これを超えた分については別途時間外手当が支給されます。
フレックス勤務制度ではコアタイムが設定されておらず、最低労働時間2時間という柔軟な働き方が可能となっています。
また、勤務間インターバル制度により11時間の休息時間が確保されており、従業員の健康管理にも配慮されているでしょう。
離職率・平均勤続年数
TISの平均勤続年数は14年6カ月となっており、長期にわたって働き続ける社員が多いことが分かります。
IT業界全体と比較しても長い勤続年数となっており、職場環境の良さや安定性を示す指標といえるでしょう。
具体的な離職率は公開されていませんが、平均勤続年数の長さから推測すると比較的低い水準にあると考えられます。
従業員数も5,970人と規模が大きく、安定した雇用を提供している企業として評価できます。
福利厚生
制度・手当 | 内容 |
---|---|
住宅手当 | 地域により16,000円〜35,000円 |
通勤手当 | 満額支給 |
有給休暇消化率 | 64.9% |
育児支援 | 育児休業、短時間勤務制度 |
介護支援 | 介護休暇、介護短時間勤務 |
保養所 | 全国各地の契約保養所 |
その他 | 財形貯蓄、従業員持株制度 |
TISでは充実した福利厚生制度が整備されています。
住宅手当は持ち家・賃貸を問わず支給され、通勤手当も満額支給となっているため、経済的な負担軽減が図られています。
有給休暇消化率は64.9%と改善の余地はありますが、リフレッシュ休暇制度により年1回の連続10日間休暇取得が奨励されています。
育児や介護支援制度も充実しており、ワークライフバランスの実現に向けた環境が整えられているでしょう。
キャリアパス
TISではグレード制による明確なキャリアパスが設定されています。
OpenWorkの情報によると、PR1からPR4までの4段階のグレードがあり、それぞれに昇格の目安が設けられています。
- PR2昇格:入社3年目のタイミング(資格取得要)
- PR3昇格:5〜10年目(平均6年目)
- PR4昇格:7〜8年目~(中間管理職相当)
各グレードごとに期待される役割が明確に定義されており、半年に1回の評価機会を通じて昇格の可能性が検討されます。
実力主義の側面もありながら、一定の年次を重視する傾向もあるため、計画的なキャリア形成が可能となっているでしょう。
TISはどんな会社?|年収が高い理由・今後の展望も解説
TISがどのような企業なのか、事業内容から年収水準の背景まで詳しく見ていきましょう。
1971年の創立以来、50年以上にわたってIT業界の発展とともに成長を続けてきた老舗企業です。
金融機関から産業分野まで幅広いクライアントを持ち、安定した事業基盤を築いています。
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主な事業・サービス内容
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | TIS株式会社 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿8-17-1 |
従業員数 | 5,970人 |
設立 | 1971年 |
資本金 | 100億1万円 |
年間売上高 | 2,591億55百万円(2025年3月期) |
TISは国内大手のシステムインテグレーターとして、幅広い業界にITソリューションを提供しています。
主な事業セグメントは、オファリングサービス、金融IT、産業IT、広域ITソリューション、BPMの5つに分かれており、それぞれ専門性の高いサービスを展開しています。
特に金融機関向けのシステム開発に強みを持ち、メガバンクから地方銀行まで幅広い金融機関のシステムを手がけています。
近年では、クラウドサービスやデジタルトランスフォーメーション(DX)支援にも力を入れ、時代のニーズに応じたサービス展開を行っています。
年収が高い理由
TISの年収水準が高い理由として、以下の要因が挙げられます。
まず、金融機関や大手企業を主要顧客とするビジネスモデルにより、安定した収益基盤を確保していることです。
金融系システムは高度な専門性と信頼性が要求されるため、付加価値の高いサービスを提供でき、それに見合った対価を得ることができています。
また、50年以上の長い歴史の中で蓄積された技術力とノウハウ、顧客との信頼関係が競争優位性の源泉となっており、安定した事業運営が可能となっています。
さらに、連結売上高2,500億円超の規模を活かしたスケールメリットにより、効率的な事業運営と適切な利益配分が実現されているといえるでしょう。
今後の展望
TISは2024年5月に長期経営方針「グループビジョン2032」を策定し、「社会に、多彩に、グローバルに」をテーマとした成長戦略を描き、デジタル技術を活用したお客様のビジネス変革支援を通じて、社会課題の解決に貢献することを目指しています。
特に、AIやクラウド、IoTといった先進技術を活用したソリューション開発に注力し、従来のシステム開発から付加価値の高いサービス提供企業への転換を図っています。
また、海外展開も積極的に進めており、アジア地域を中心とした事業拡大により、さらなる成長を目指しているでしょう。
これらの取り組みにより、今後も安定した事業成長と従業員への適切な還元が期待されます。
まとめ
TISの平均年収は807万円で、IT業界において競争力のある水準を維持しています。
年代別に見ると、25歳で453万円、30歳で559万円、40歳で706万円と着実に昇給していく傾向があり、長期的なキャリア形成に適した環境といえるでしょう。
職種別では、プロジェクトマネージャーが最も高く848万円、エンジニア・SEが578万円となっており、マネジメント職への昇進により大幅な年収アップが期待できます。
働き方については、月平均残業時間27.1時間、有給消化率64.9%と改善の余地はあるものの、フレックス制度やテレワーク制度の導入により働き方の選択肢は広がってくでしょう。
また、住宅手当や各種支援制度により従業員の生活をサポートしており福利厚生も充実しています。
1971年創立の老舗企業として安定した事業基盤を持ち、金融機関や大手企業を主要顧客とするビジネスモデルにより高い年収水準を実現しています。
今後は「グループビジョン2032」のもと、DXやAI分野での成長戦略を展開し、さらなる企業価値向上を目指しています。
運営者情報
「トレオンメディア」は東京都渋谷区にオフィスを構える株式会社トレオンが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援や求人企業の採用活動のサポートをメインに活動しております。
会社名 | 株式会社トレオン |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1-33-6 1F |
公式サイト | https://tleon.co.jp/ |
法人番号 | 6011001157541(国税庁) |
有料職業事業厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-316110(人材サービス総合サイト) |
適格請求書事業者登録番号 | T6011001157541(国税庁) |
2025年8月時点