住友林業は、森林経営から木材・建材事業、住宅・建築事業まで「木」を軸としたバリューチェーンを展開する総合林業会社です。
1691年の創業から330年以上「住友の事業精神」を経営の根幹とし、持続可能で豊かな社会の実現に貢献しています。
国内外に約48万ヘクタールの森林を保有し、戸建注文住宅から海外での住宅・不動産開発まで幅広い事業を展開しているのが特徴です。
本記事では、住友林業の年代別・役職別の年収や、中途採用の難易度についても解説します。
住友林業への転職・就職を考えている方は、ぜひ本記事を参考に情報を集めてくださいね。
本記事の要点はこちら
住友林業の平均年収は?
住友林業の平均年収は約932万円です(2024年有価証券報告書より)。
平均年齢44.3歳、平均勤続年数16.3年となっています。
住友林業の年代別年収は?
年代 | 平均年収 |
---|---|
25歳 | 480万円 |
30歳 | 630万円 |
40歳 | 804万円 |
年功序列の傾向があり、年齢とともに着実に年収が上がる給与体系です。
住友林業の中途採用率は?
具体的な数値は公開されていませんが、平均年齢44.3歳、平均勤続年数16.3年から、中途採用を積極的に行っていると考えられます。
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住友林業の平均年収は932万円|同業他社との比較
住友林業の平均年収について、有価証券報告書とOpenWorkのデータを基に詳しく解説します。
項目 | 数値 |
---|---|
平均年収 | 932万円 |
平均年齢 | 44.3歳 |
平均勤続年数 | 16.3年 |
住友林業の平均年収は932万円と、日本の平均年収458万円(国税庁「民間給与実態統計調査」)を大きく上回る水準です。
平均年齢が44.3歳と比較的高めであることから、キャリアを積んだ中堅・ベテラン社員が多く在籍していることがうかがえます。
平均勤続年数16.3年という数値は、社員の定着率の高さと働きやすい環境が整っていることを示しているといえるでしょう。
住友林業と他社の年収を比較
住友林業と同業他社との年収比較は、以下のとおりです。
企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | データソース |
---|---|---|---|---|
住友林業 | 932万円 | 44.3歳 | 16.3年 | 有価証券報告書 |
積水ハウス | 865万円 | 43.2歳 | 18.4年 | 有価証券報告書 |
大和ハウス工業 | 834万円 | 40.4歳 | 15.8年 | 有価証券報告書 |
旭化成ホームズ | 745万円 | 42.1歳 | 16.2年 | 有価証券報告書 |
三井不動産 | 1,273万円 | 40.8歳 | 13.2年 | 有価証券報告書 |
住宅・不動産業界の主要企業と比較すると、住友林業の年収水準は業界トップクラスに位置しています。
積水ハウスや大和ハウス工業といった住宅メーカー大手と比べても、67万円~98万円高い水準です。
ただし、総合不動産デベロッパーの三井不動産(1,273万円)と比較すると341万円の差があり、事業領域の違いが年収水準に影響していることがわかります。
住友林業における給与体系|年代別・役職別の年収は?
ここではOpenWorkの社員口コミをもとに、住友林業の給与体系について年代別・役職別の年収データを詳しく見ていきます。
役職別の年収
住友林業では年功序列の色彩が強く、役職に応じて年収が段階的に上がる仕組みとなっています。

新卒入社後5年経過で主任、その3年後に係長、さらに3年後にリーダー(課長代理級)への昇進が基本的です。
役職が一つ上がるごとに基本給が約2万5,000円程度ずつ上がり、年収は主任で550万円~650万円、係長で700万円~800万円、リーダーで850万円~1,000万円程度の水準となっています。
基本的な昇進パターンとしては新卒から5年経過で主任→3年で係長→3年でリーダー(部下のいない課長代理級)。役職が一つあがるごとに基本給が約25.000円程度ずつ上がり、年収ベースでは主任で550〜650万円、係長で700〜800万円、リーダーで850〜1000万円くらいのイメージです。
引用:OpenWork
管理職である課長クラスで1,100万円程度、次長クラスで1,200万円程度と、責任のあるポジションに就くことで高水準の年収を実現できるといえるでしょう。
年代別の年収
年齢 | 平均年収 | 年収レンジ | 月給目安 |
---|---|---|---|
25歳 | 480万円 | 345万円~667万円 | 32万円 |
30歳 | 630万円 | 453万円~876万円 | 42万円 |
35歳 | 752万円 | 541万円~1,045万円 | 50万円 |
40歳 | 804万円 | 578万円~1,118万円 | 54万円 |
45歳 | 789万円 | 567万円~1,096万円 | 53万円 |
50歳 | 754万円 | 542万円~1,048万円 | 50万円 |
住友林業の年代別年収を詳しく見ると、30歳で600万円を超え、40歳で800万円を超える水準です。
25歳から30歳の伸びが最も大きく、150万円の増加が見られることから、若手のうちは成長に応じて年収が大きく上がる傾向があります。
40歳をピークに年収が横ばいから微減する傾向が見られますが、これは管理職への登用タイミングや個人の成果による差が生じるためと考えられます。
残業代
住友林業では残業代は適切に支給されており、月平均の残業時間は37.4時間となっています。



技術職の場合、残業時間が多い月にはかなりの配分で残業代が加算される仕組みとなっており、年収における残業代の比率は9%程度です。
給与に関しては賞与が大きいです。 また技術職は残業時間が多い月にはかなりの配分で加算されます。
引用:OpenWork
2019年からは働き方改革の一環で残業時間管理が厳格化されており、サービス残業の撲滅に向けた取り組みが進められています。
管理職になると残業代は支給されませんが、その分管理職手当によって収入が補填される仕組みとなっているのが特徴です。
賞与(ボーナス)
住友林業の賞与は年2回支給され、年収全体に占める賞与の割合は26%と比較的高い水準です。



賞与は個人の目標達成率や会社業績によって変動する仕組みとなっており、それぞれおおよそ給与の3ヶ月分が支給されます。
営業職の場合は売上実績に応じたインセンティブが賞与に上乗せされ、優秀な営業担当者は500万円を超える賞与を受け取るとのことでした。
基本給は毎年少しずつ上がり、社内階級が上がるとまた一段と上がります。 賞与は6月と12月の年2回。それぞれおおよそ給与の3ヶ月分が支給されます。(個人の目標達成率により多少の増減あり)
引用:OpenWork
技術職や管理系職種においても、プロジェクトの成果や業務改善の実績に応じて賞与額が調整されるため、成果に応じた報酬を実感できる制度といえます。
各種手当
住友林業の各種手当制度は業界トップクラスの充実度を誇り、社員の生活をサポートしています。



住宅手当では、独身の場合は家賃の75%、結婚後は50%を会社が負担する制度があり、東京勤務の場合は年間72万円の補助が受けられます。
車両手当も手厚く、ハイブリッド車の場合は月額4万円、ガソリン車でも月額2.5万円が支給され、ガソリン代や保険料も会社負担となります。
手当はかなり良いです。住宅手当で家賃は75%会社負担でした(勤務地や年齢による)。基本自家用車で営業する為だと思いますが、月2.5~4万円の車両手当がありました。車両手当とは別にガソリンカードの支給と、高速を使う際は会社のETCカードを使用できます。持ち家を自社で購入した際の手当もありました。
引用:OpenWork
自社住宅購入時の特別手当、宅地建物取引士やFP2級などの資格手当、海外駐在時の各種手当など、社員のライフステージや業務に応じたきめ細やかな手当制度が整っているといえるでしょう。
男女の年収差
住友林業では男女間の賃金格差について、2024年度の実績として以下の数値を公開しています。
労働者区分 | 男女の賃金差異(%) |
---|---|
全労働者 | 49.4 |
正規雇用労働者 | 65.9 |
パート・有期労働者 | 60.4 |
上記は男性の平均年間賃金に対する女性の平均年間賃金の割合を示しており、全労働者では49.4%の数値です。
ただし、住友林業では男女間において同一労働の賃金に差はなく、この差異の主たる要因は男女間における職種構成の違いによるものと考えられます。
管理職に占める女性労働者の割合は3.7%、男性労働者の育児休業取得率は78.1%と、女性の働きやすい環境づくりを進めているといえるでしょう。
住友林業の働き方|残業時間・離職率・福利厚生は?
ここでは住友林業で働く上での労働環境について、残業時間や離職率、福利厚生制度を詳しく見ていきます。
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残業時間
項目 | 住友林業 | 業界平均 |
---|---|---|
月間残業時間 | 37.4時間 | 約35時間 |
有給消化率 | 55.6% | 約50% |
住友林業の月間残業時間は37.4時間と、業界平均と同程度の水準です。
部署によって差があり、営業職は顧客対応で休日出勤が発生することもありますが、技術職や管理系職種は比較的残業時間をコントロールしやすい環境です。
2019年からの働き方改革により残業時間管理が厳格化されており、長時間労働の削減に向けた取り組みが継続的に行われています。
有給消化率も55.6%と業界平均を上回っており、ワークライフバランスを重視した働き方が浸透しているでしょう。
離職率・平均勤続年数
住友林業の社員定着率は非常に高く、安定した雇用環境が整っていることがうかがえます。
住友林業「従業員関連データ」によると自己都合離職率は2024年度で2.5%と低い水準です。
平均勤続年数16.3年という数値からも、多くの社員が長期にわたって働き続けていることがわかります。
男性の平均勤続年数は17年10ヶ月、女性は12年と、男性の方が長い傾向にありました。



労働組合の組織率は100%となっており、労使関係が良好で社員が安心して働ける職場環境が構築されているといえるでしょう。
福利厚生
制度名 | 内容 |
---|---|
住宅手当 | 独身75%・既婚50%補助 |
車両手当 | ハイブリッド4万円 ガソリン車2.5万円/月 |
育児休業 | 男性78.1% 女性102.2%の取得率 |
健康保険 | 住友林業健康保険組合 |
退職金制度 | 確定給付企業年金 確定拠出年金 |
住友林業の福利厚生制度は業界最高水準の充実度を誇り、社員の生活をトータルでサポートしています。
特に住宅手当は手厚く、東京勤務の独身社員の場合は年間最大72万円の補助が受けられ、実質的な年収アップ効果があります。
育児・介護支援も充実しており、男性の育児休業取得率78.1%は社会平均を大きく上回る水準で、子育てしながらでも働きやすい環境が特徴です。
研修制度も手厚く、従業員1人当たりの研修受講時間は20.9時間、研修関連費用支出は15万1,877円と、人材育成への投資を惜しまない姿勢が表れています。
キャリアパス
住友林業では多様なキャリアパスが用意されており、個人の適性や志向に応じた成長機会があります。
新卒入社から係長までは年功序列で昇進し、マネージャー職以降は実力や成果による差が生まれる仕組みです。
年功序列で基本的には入社9年目で係長まで上がる。役職が上がる毎に50万円程の年収が上がり、定期昇給でも年15万程上がる。
引用:OpenWork
海外駐在のチャンスも豊富で、アメリカ、オーストラリア、東南アジアなどでの勤務経験を通じて国際的な視野を身につけることができます。



専門性を活かしたスペシャリストコースや、マネジメント力を活かしたゼネラリストコースなど、自分らしい成長を実現できるといえるでしょう。
住友林業はどんな会社?|年収が高い理由・今後の展望も解説
ここでは住友林業がなぜ高い年収水準を実現できているのか、その背景にある事業の特徴と将来性について解説します。
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主な事業・サービス内容
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 住友林業株式会社 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町一丁目3番2号 |
従業員数 | 26,741人 |
設立 | 1948年 |
資本金 | 551億円 |
年間収入 | 2兆537億円(2024年度) |
住友林業は1691年創業の総合林業会社で、「木」を軸としたバリューチェーン「ウッドサイクル」を回す事業を展開しています。
主力事業は戸建注文住宅事業で、年間約1万3,000棟の供給実績があり、木造住宅の品質の高さとデザイン性で高い評価を獲得しています。
さらに近年は、グローバル事業にも注力しているのが特徴的です。
海外のプロジェクトでは、アメリカ、オーストラリア、東南アジアを中心に不動産開発事業を展開し、2024年度にはオーストラリアで最大手の住宅メーカー・メトリコンを買収しています。
持続可能な森林経営から再生可能エネルギー事業まで、環境価値創造にも積極的に取り組んでいる企業です。
年収が高い理由
住友林業の年収が高い理由として、まず事業の収益性の高さが挙げられます。



戸建注文住宅事業では、高品質・高付加価値の住宅を提供することで他社との差別化を図り、1棟あたりの利益率を高く維持しています。
海外事業の拡大も年収向上に寄与しており、特にアメリカの住宅事業は高い収益性を誇り、グループ全体の業績を牽引しています。
また、「住友の事業精神」に基づく人材重視の経営方針により、優秀な人材の獲得と定着のため、競争力のある処遇を提供し続けていることも大きな要因です。
今後の展望
住友林業は2030年を見据えた長期ビジョン「Mission TREEING 2030」において、経常利益3,500億円の達成を目標に掲げています。



脱炭素社会の実現に向けて、環境価値と経済価値の両立を目指しています。
中期経営計画「Mission TREEING 2030 Phase2」(2025年~2027年)では、売上高3兆2,200億円、経常利益2,800億円の達成を目標とし、海外事業の更なる拡大と国内事業を推進します。
カーボンニュートラルへの社会的要請の高まりを背景に、住友林業の「木」を軸とした事業モデルは今後ますます重要性を増していくでしょう。
まとめ
住友林業の平均年収は932万円と、業界トップクラスの水準を実現しています。
年功序列を基本とした安定的な昇進制度により、30歳で630万円、40歳で804万円の年収水準に到達し、長期的なキャリア形成を見据えた働き方が可能です。
住宅手当や車両手当をはじめとする充実した福利厚生制度、78.1%の男性育児休業取得率など、ワークライフバランスを重視した働きやすい環境が整備されています。
「木」を軸とした独自のビジネスモデルと、脱炭素社会実現への貢献という社会的価値の創造により、今後も持続的な成長が期待されます。



住友林業への転職や就職を検討される際は、自身のキャリアビジョンとの適合性を十分に検討することをおすすめします。
運営者情報
「トレオンメディア」は東京都渋谷区にオフィスを構える株式会社トレオンが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援や求人企業の採用活動のサポートをメインに活動しております。
会社名 | 株式会社トレオン |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1-33-6 1F |
公式サイト | https://tleon.co.jp/ |
法人番号 | 6011001157541(国税庁) |
有料職業事業厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-316110(人材サービス総合サイト) |
適格請求書事業者登録番号 | T6011001157541(国税庁) |
2025年8月時点