イグニション・ポイントの年収は？平均807万円の給与体系を徹底解説

イグニション・ポイント株式会社は、コンサルティング・イノベーション・インベストメント事業を展開する企業です。

クライアントのイノベーションや変革を支援することを理念とし、企業変革に向けたコンサルティング、新規事業の創出支援、スタートアップ企業への投資事業を展開しています。

本記事では、イグニション・ポイント株式会社の平均年収を紹介します。

また、イグニション・ポイントの年代別・役職別の年収や、中途採用の難易度についても解説します。

本記事の要点はこちら

イグニション・ポイントの平均年収は807万円

OpenWorkの調査によると、イグニション・ポイントの平均年収は807万円となっています。

この数値は、回答者50人のデータに基づいており、年収範囲は360万円から2000万円と幅広い分布を示しています。

コンサルティング業界の中でも、比較的高い水準の年収を提供していることが分かるでしょう。

イグニション・ポイントと他社の年収を比較

企業名	平均年収	引用元
イグニション・ポイント	約807万円	openwork｜イグニション・ポイント｜平均年収
野村総合研究所	約1,272万円	23年度有価証券報告書
PwCコンサルティング	約972万円	openwork｜PwCコンサルティング｜平均年収
フロンティア・マネジメント（FMI）	約1,269万円	23年度有価証券報告書
ベイカレントコンサルティング	約1,074万円	23年度有価証券報告書
三菱総合研究所（MRI）	約1,108万円	23年度有価証券報告書
シンプレクス	約929万円	23年度有価証券報告書
山田コンサルティンググループ（YCG）	約911万円	23年度有価証券報告書
大和総研	約733万円	openwork｜大和総研｜平均年収
フューチャー	約799万円	23年度有価証券報告書
ビジョンコンサルティング	約677万円	openwork｜ビジョンコンサルティング｜平均年収
船井総合研究所	約670万円	23年度有価証券報告書

イグニション・ポイントの年収水準を業界他社と比較すると、コンサルティング業界の平均的な水準であることが伺えます。

職種別の平均年収を見ると、コンサルタント職では798万円（420万円〜2000万円）となっており、専門性に応じた適切な報酬体系が構築されているようです。

イグニション・ポイントにおける給与体系｜年代別・役職別の年収は？

イグニション・ポイントの給与体系について、年代別・役職別の年収構造を詳しく見ていきます。

コンサルティング業界では、個人の能力や成果に応じた評価制度が重要視されており、同社においても実力主義的な給与体系が採用されているようです。

評価制度は年2回あり、優秀な人ほど昇進しやすい環境であることが伺えます。

給与制度：
総合系ファーム（戦略部門以外）と同程度の水準であるため、コンサルファーム出身者でも年収を維持したまま、転職が可能。

評価制度：
年に二回（11月と5月）あり、プロモーションのチャンスが2回ある。優秀な人はどんどんプロモーションさせようという雰囲気があり、力のある人は大手ファームよりもはやく昇進できる。
（一方で、同期であっても横並びでプロモーションさせるという発想ではないため、その点はシビアでもある）
評価は前職の外資系ファームと比較すると、かなりフェアな実力主義であるように思う。

デジタルユニットではリード陣から評価のタイミングだけでなく、日頃から各個人のパフォーマンスについてコニュニケーションできているので、評価対象者をよくわかったうえで、評価されている。（大手ファームのスタッフへの評価にありがちな”なんとなくのイメージ評価”ではない）
バリュー評価という360度評価も取り入れられており、マネージャー以上もスタッフからの評価が重視されている

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、男性

以下では、各項目別に給与体系の詳細について解説していきます。

役職別の年収

役職	平均年収
コンサルタント	360〜1,000万円
マネージャー	1,000〜1,600万円
ディレクター	〜2,000万円

イグニション・ポイントでは、役職や経験に応じた階層的な給与体系が構築されています。

昇進昇格には厳格な評価が設けられ、プロモーションした際にも年収の昇給が見込めるようです。

ただし、プロモーションのクラスの縦幅のレンジからスタートに至り、昇進・昇格の前の段階でも昇進額の1ー2万程度の昇給について実力主義的な要素が強いといえるでしょう。

口コミでは、新卒と中途入社で給与に大きく差がある点に不満を感じている意見もありました。

同職位の中でも給与に大きく差がある。新卒は基本的に各職位の一番下の給与からスタートすることになるため、中途入社の人に比べてかなり給与が低くなり不公平感は大きい。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、男性

マネージャーで1300万-1500万円程度
年100万円程度の昇給があり、特に不満はない。
昇格機会も多いため、年収を上げやすい環境ではないか。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3～5年、女性

年代別の年収

年齢	平均年収	年収レンジ
25歳	528万円	359万円〜778万円
30歳	677万円	460万円〜997万円
35歳	979万円	665万円〜1441万円

年代別の年収データを見ると、キャリアの進展とともに着実な年収向上が期待できることが分かります。

25歳から35歳にかけて、平均年収は528万円から979万円へと大幅に上昇しており、コンサルティング業界らしい高い成長カーブを描いています。

年収レンジの幅も年齢とともに拡大しており、個人の能力や成果に応じた柔軟な評価制度が機能していることが伺えます。

特に35歳での年収上限が1441万円と高水準に設定されている点がポイントです。

残業代

イグニション・ポイントの残業代については、45時間分の固定残業代が給与に含まれるとのことです。

とはいえ、超過分は別途支給されるので、サービス残業の心配はありません。

コンサルティング業界では長時間労働が発生しやすい傾向にあるため、残業代の適切な支給体制について事前に確認しておくことが大切です。

基本給に加え、みなし残業分が付与されて支給される。
また、みなし残業分を超えた時間、深夜残業に関しては別途支給されている。

引用：Openwork｜年収・給与制度、シニアマネージャー、在籍3年未満、男性

マネージャー未満は年俸制+賞与1回　固定残業代が45時間分

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、男性

賞与（ボーナス）

イグニション・ポイントの賞与は年1回支給されます。

賞与は1年に1回。業績や成果にもよるが、だいたい基本給1ヶ月分程度が支給される。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、女性

賞与は多い人でも基本給の2か月分ほどであるが、その分基本給が高く設定されている。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、男性

男女の年収差

イグニション・ポイントにおける男女の年収差については、詳細なデータは公開されていませんが、コンサルティング業界全体として実力主義的な評価制度が採用されている傾向があります。

同社においても、性別よりも個人の能力や成果に基づいた評価が行われていると推測されます。

ただし、キャリア形成において性別による差がないか、育児や介護等のライフステージの変化に対する配慮があるかについては、入社前に確認しておくことが重要でしょう。

近年、多くの企業で働き方改革や多様性推進の取り組みが進んでおり、男女平等な職場環境の整備が求められているといえるでしょう。

男女平等に評価される。育児中または育休後復帰して働く女性コンサルタントはあまりいない印象。自分が子供を産んだ後も働けるイメージは湧かなかった。

引用：Openwork｜女性の働きやすさ、コンサルタント、在籍3年未満、女性

業界柄ではありますが、男女差はないです。（少なくとも自分自身は感じなかった）
ランクごとにやることをやっていれば評価はされるし、やることをやっていなければ評価されないという感じでした。

引用：Openwork｜女性の働きやすさ、コンサルタント、在籍3年未満、女性

イグニション・ポイントの働き方｜残業時間・離職率・福利厚生は？

イグニション・ポイントの働き方について、残業時間や離職率、福利厚生制度の実態を詳しく見ていきます。

コンサルティング業界では、プロジェクトベースでの業務が中心となるため、働き方の柔軟性や労働環境の整備が重要な要素となります。

同社の労働環境や制度について、実際の状況を確認していきましょう。

残業時間

項目	データ
残業時間（月間）	35.7時間
有給休暇消化率	59.6%

イグニション・ポイントの残業時間は月間35.7時間となっており、コンサルティング業界の中では比較的標準的な水準といえます。

有給休暇消化率は59.6%となっており、約6割の取得率を維持しています。

口コミによると、年に20時間のタイミングがあるようで、昇進は評価できるため、年2回のタイミングがあるとのことです。

残業をやらされている人はほぼいない印象。自発的に残業しても、きちんとカウントしてくれる。ただ、逆に言うと、昔ながらのOJT中心のコンサルワークとギャップがあるので、自分なりに目標を立てて自助努力を相当しないと、今のシニアマネージャー以上のコンサルタントレベルに到達するまて時間を要する恐れがある。本人のキャリアプラン次第ではあるが。

引用：Openwork｜ワーク・ライフ・バランス、シニアマネージャー、在籍3年未満、男性

案件によるが、基本的に業界内ではホワイトな部類に入ると思う
・みなし残業分の45時間を超えて働くことは奨励されておらず、スタッフロールは基本的にその残業時間内に収まっている認識
・適切な時期であれば有給なども自由に取得可能

引用：Openwork｜ワーク・ライフ・バランス、アナリスト、在籍3年未満、男性

離職率・平均勤続年数

イグニション・ポイントの離職率については、具体的な数値は公開されていませんが、口コミ情報から職場環境の実態を把握することができます。

職種別の平均年収では、コンサルタント職の年収レンジが420万円から2000万円と幅広く設定されており、個人の能力に応じた評価制度が整備されていることが分かります。

360度評価など、透明性のある評価プロセスが構築されており、従業員のモチベーション維持に寄与していると考えられます。

コンサルティング業界全体として人材の流動性が高い傾向にあるため、キャリア形成の観点から転職を検討する方も多いといえるでしょう。

福利厚生

イグニション・ポイントの福利厚生については、社会保険や育児・出産補助、フレックスタイム制・リモートワークなどの用意があります。

また、オフィスにはフリードリンクやマッサージチェアの設置などがあり、従業員が快適に過ごせる環境が整えられています。

口コミ情報によると、福利厚生に関する具体的な言及は限られていますが「必要なものは揃っている」とのことです。

福利厚生は大手企業に比べると弱いが、必要なものは一通り揃っている

引用：Openwork｜年収・給与制度、シニアコンサルタント、在籍3年未満、男性

キャリアパス

イグニション・ポイントでは、事業拡大と共に職種の多様化が進んでおり、様々な専門性やバックグラウンドを持つプロフェッショナルが活躍しています。

• コンサルタントとして事業責任者を目指す
• 自社発スタートアップのCXOや経営プロフェッショナルを目指す
• スタートアップ投資やファンド運営などを行う投資専門家を目指す

上記の様々な方向性でのキャリアパスと柔軟な機会提供を行っているとのことです。

また、社員一人ひとりが夢あるビジョンを描き、実現するための後押しとなるような成長機会の提供を行っています。

多様な研修講座や外部研修補助などの研修制度に加え、一人ひとりの目指す姿やキャリアプランを明確にしています。

さらに、それに向けた取り組みの繰り合わせを行うパフォーマンスマネージャーによるキャリア開発支援も行っている点も魅力です。

イグニション・ポイントはどんな会社？｜年収が高い理由・今後の展望も解説

イグニション・ポイントがどのような会社なのか、事業内容や企業特性について詳しく見ていきます。

同社の年収水準が高い背景には、提供するサービスの専門性や市場価値の高さが関係していると考えられます。

会社概要から今後の展望まで、包括的に解説していきます。

主な事業・サービス内容

項目	内容
会社名	イグニション・ポイント株式会社
設立	2014年6月4日
従業員数	407名（2025年6月現在）
所在地	東京都渋谷区東1丁目32-12 渋谷プロパティータワー8F
事業内容	コンサルティング事業、イノベーション事業、インベストメント事業

クライアントのイノベーションや変革を支援することを理念とし、企業変革に向けたコンサルティング、新規事業の創出支援、スタートアップ企業への投資事業を展開しています。

コンサルティング事業では、「ゆたかな人生のきっかけを」理念とし、社員とひとりひとりとってのゆたかな人生の実現に寄与する会社として創業・発展づくりに取り組んでいます。

組織の最大の強みは、社員が役員として新規事業の立ち上げに携わることができる環境づくりに取り組み、コンサルタントとして働きながら起業や事業創出に挑戦できる環境です。

また、リモートワーク制度やコアタイムのないフルフレックス制度などを導入することで、個人と組織のパフォーマンス向上を図り、それぞれが選択できる環境を構築しているといえるでしょう。

年収が高い理由

イグニション・ポイントの年収が高い理由として、以下の要因が挙げられます。

第一に、コンサルティング業界自体が高い専門性を要求される分野であり、クライアントの課題解決に直接貢献する価値の高いサービスを提供していることが挙げられます。

第二に、同社が手がけるイノベーション支援やスタートアップ投資といった分野は、高度な専門知識と経験が必要とされ、市場価値の高い人材が求められるためです。

第三に、実力主義的な評価制度により、個人の成果や貢献度に応じた適切な報酬体系が構築されており、優秀な人材には相応の対価が支払われる仕組みが整備されているといえるでしょう。

今後の展望

イグニション・ポイントの今後の展望として、事業領域のさらなる拡大と人材の多様化が期待されます。

クライアント企業の変革支援からスタートアップ投資まで、幅広いサービスを提供する総合的なプラットフォームとしての地位確立を目指しているようです。

また、「ゆたかな人生のきっかけを」という理念のもと、社員一人ひとりが自らのキャリアビジョンを実現できる環境づくりを継続し、組織と個人の成長の両立を図っていくものと考えられます。

新しいチャレンジが奨励される環境で、優秀でもイノベーションの高い中間層と協力、連携しながら相組織や事業の拡大に関わることが可能です。

まとめ

イグニション・ポイント株式会社の年収について詳しく見てきましたが、同社は平均年収807万円という高い水準を維持している企業です。

年代別の年収推移を見ると、25歳で528万円、30歳で677万円、35歳で979万円と、キャリアの進展とともに着実な年収向上が期待できます。

特に注目すべきは、年収レンジの幅広さです。

35歳での年収上限が1441万円に設定されており、個人の能力や成果に応じた柔軟な評価制度が機能していることが分かります。

働き方の面では、月間残業時間35.7時間、有給消化率59.6%と、コンサルティング業界の中では比較的バランスの取れた労働環境を提供しています。

同社の高い年収水準の背景には、コンサルティング・イノベーション・インベストメントという3つの専門性の高い事業領域を展開していることが挙げられます。

また、実力主義的な評価制度により、優秀な人材には相応の報酬が支払われる仕組みが整備されています。

キャリアパスについても、「コンサルタントとして事業責任者を目指す」「スタートアップのCXOを目指す」「投資専門家を目指す」など、多様な選択肢が用意されています。

「ゆたかな人生のきっかけを」という理念のもと、社員一人ひとりが自らの目標に向かって挑戦できる環境が整備されているため、やりがいを持って働ける職場といえるでしょう。