大京はオリックスグループに属し、「ライオンズマンション」で広く知られる大手不動産デベロッパーです。
全国累計約34万戸という供給実績で事業主別戸数No.1*を誇り、東京・名古屋・大阪圏を中心にマンション開発や管理事業を展開しています。
2023年4月には分譲マンションブランドを「THE LIONS」へ刷新したことも話題となりました。
本記事では、大京の年代・役職ごとの年収や中途採用の難易度を詳しく紹介します。
転職・就職を検討中の方はぜひ参考にしてください。
本記事の要点はこちら
大京の平均年収は?
大京の平均年収は約573万円です(OpenWorkより)。
不動産関連・住宅業界の平均年収543万円と比べて30万円高い水準となっています。
大京の年代別年収は?
年代 | 平均年収 |
---|---|
25歳 | 462万円 |
30歳 | 511万円 |
35歳 | 590万円 |
40歳 | 652万円 |
年功序列の傾向があり、年齢とともに着実に年収が上がる給与体系です。
大京の中途採用率は?
具体的な数値は公開されていませんが、平均年齢32歳という数値から、中途採用を積極的に行っていると考えられます。
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大京の平均年収は573万円|同業他社との比較
OpenWorkによると、大京の平均年収は573万円で、年収範囲は380万円から1,200万円です。
不動産関連・住宅業界の平均年収543万円と比べて30万円高く、業界内では比較的高水準の年収といえるでしょう。
大京と他社の年収を比較
大京と同業他社の年収を比較した結果は次のとおりです。
企業名 | 平均年収 |
---|---|
大京 | 573万円 |
東京建物不動産販売 | 596万円 |
野村不動産ソリューションズ | 643万円 |
(2025年9月24日時点)
同業他社と比較すると、大京の年収水準は中程度に位置しています。
野村不動産ソリューションズのような大手企業と比べるとやや低めですが、業界全体の平均を上回る水準を維持しているといえるでしょう。
従業員数450名という規模を考慮すると、安定した給与体系を築いていることがわかります。
また、オリックスグループという大手金融グループの一員であることも、給与水準の安定性に寄与している要因でしょう。
大京における給与体系|年代別・役職別の年収は?
大京では年功序列の傾向が強く、年齢とともに年収が上がる仕組みです。
また、基本給をベースとした安定的な給与体系が特徴で、営業職でも完全歩合制ではなく固定給制を採用しています。
ここでは大京における給与体系を詳しく解説します。
役職別の年収
大京では新卒入社の場合、額面400万円前後からスタートします。
入社4年目で宅建資格を取得していれば主任になれる仕組みです。
口コミによると、主任クラスで年収500万円程度、係長クラスで年収700万円とのことです。
新卒社員で額面400あるかないか。 主任クラスで500万程度 係長クラスでようやく700が見えてくる。 課長は幅があるが750~850あたり
引用:OpenWork
課長職になると750万円から850万円程度の年収レンジとなり、部長職では1,000万円に到達する事例も見られます。
ただし、役職内に細かく12の階段が設定されており、同一役職内での昇進には時間がかかる傾向があります。
評価の基準は業績面と行動面の二方向から行われますが、最終的には業績が悪ければ昇進できない仕組みとなっているようです。
年代別の年収
年齢 | 推定年収 | 年収レンジ |
---|---|---|
25歳 | 462万円 | 368万円〜581万円 |
30歳 | 511万円 | 407万円〜642万円 |
35歳 | 590万円 | 470万円〜741万円 |
40歳 | 652万円 | 519万円〜819万円 |
大京の年代別年収を詳しく見ると、30歳で500万円を超え、その後40歳で600万円を超えていることがわかります。
また、5歳刻みで比較すると、30歳から35歳の伸びが最も大きく、79万円の増加が見られました。
これは、この年代で主任から係長への昇進が多いためと考えられ、キャリアアップの重要な時期といえるでしょう。
ただし、年功序列の風潮が強く、若手のうちは同年代と比べてそれなりの収入があるものの、途中から伸び悩む傾向があるという口コミも見られます。
残業代
大京は以前まで残業見込み制(30時間分)を採用しており、基本給に加えて月5万円程度の残業代が支給されていました。
現在は残業代制度が変更され、実際の残業時間に応じて支給される仕組みとなっています。
みなし残業がなくなったことにより、新入社員の手取りがガクッと下がった。以前は、みなし残業を含めると同年代よりは高い年収だが、伸びがないといったイメージだった。現在は2年目の手取りが20万を切る場合もあるようで、残業をしない部署の若手には厳しくなったように思う。
引用:OpenWork
月平均残業時間は2022年度で16.5時間と、不動産業界としては比較的少ない水準です。
特に若手社員の場合、残業時間によっては月の手取りが20万円を切る場合もあるため、配属部署による影響が大きいといえます。
賞与(ボーナス)
大京の賞与は年4回に分けて支給されます。
年俸制に近く賞与が年4回に分散されて支給された。新入写真の時から友人よりは給与は高く、給与の水準は良いのではないかとおもう。
引用:OpenWork
年間3.5から4.5ヶ月分程度の支給が一般的で、個人評価と会社業績の両方が反映される仕組みです。
営業職についても歩合制ではなく、評価に対しての割合での支給となっているため、安定性があります。
ただし、会社の業績が良くないと個人が頑張ってもボーナスが少なくなる可能性があり、業績連動の側面も強いといえるでしょう。
各種手当
大京では各種手当制度が比較的充実しています。
住宅手当については、上京組であれば月5万円程度の住宅手当が支給されますが、年々減額されていく仕組みとのことです。
新卒は、地域によって異なるが家賃補助が5万円程出る。しかし、毎年5000円ずつ減らされる為、若いうちにマンションを購入する社員が多い。
引用:OpenWork
持ち家であれば手当額が増額される制度もあり、若いうちにマンションを購入する社員が多い傾向があります。
また大京では、資格取得支援制度も充実しています。
宅地建物取引士の取得は昇進の必須条件となっているほか、難関資格(不動産鑑定士、一級建築士など)の取得者は優遇される傾向があるとのことです。
通勤圏内に実家がある場合は住宅手当が支給されないため、地方出身者と首都圏出身者で待遇に差が生まれる点には注意してください。
男女の年収差
大京における男女の年収差について説明します。

OpenWorkの口コミを見る限り、男女で明確な給与格差があるという記載は見当たりません。
同社は職種や勤続年数に応じた給与体系を採用しており、性別による差別的な待遇はないと考えられます。
ただし、営業職は男性が多く、内勤職は女性が多いという傾向があるため、職種による年収差が結果的に男女差として現れる可能性があるでしょう。
キャリアアップを目指す女性にとっても、適切な評価制度と研修制度が整備されており、性別に関係なく成長できる環境が用意されているといえます。
大京の働き方|残業時間・離職率・福利厚生は?
大京では近年、働き方改革に積極的に取り組んでおり、残業時間の削減や福利厚生の充実を図っています。
また、社員一人一人の成長を支援する制度も整備されており、長期的なキャリア形成をサポートする環境が特徴的です。
ここでは大京の働き方について詳しく見ていきます。
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残業時間
大京の月平均残業時間は16.5時間となっており、不動産業界としては比較的良好な水準を保っています。
以前は残業見込み制(30時間分の固定残業代)を採用していましたが、現在は実際の残業時間に応じた支給制度に変更されています。
部署によって残業時間にばらつきがあり、建設部門や営業部門では比較的残業が多くなる傾向があります。
一方で、内勤部門では残業時間が少なく、ワークライフバランスを重視した働き方が可能です。
休日出勤についても適切に手当が支給され、調整により長期休暇を取ることも可能な環境が整っているといえるでしょう。
離職率・平均勤続年数
大京の離職率や平均勤続年数について、具体的な公開情報はありませんでした。
OpenWorkの口コミで「若手社員の転職が多い」とのコメントが散見されたため、入社3年目付近で転職を検討する社員が多いと予想できます。
一方で年功序列の色が強いことから、中堅層以上の雇用状況については比較的安定していることが分かります。
基本的に年功序列になります。役職が詰まっており、若手の昇進文化は全く無い状況です。また、過去に成果を上げたが、今は何の仕事をしているのかわからない上司もかなり多いかと思います。そのため、若手の退職がかなり発生しており、より年齢層の高い会社になりつつあるのも事実です。
引用:OpenWork
オリックスグループという安定した基盤があることも、中長期的な勤務を選択する社員が多いといえるでしょう。
福利厚生
以下に大京の福利厚生制度について、OpenWorkと公式ホームページの情報をまとめました。
制度名 | 内容 |
---|---|
住宅手当 | 上京組は月5万円程度(年々減額) |
持ち家手当 | 持ち家の場合は手当額増額 |
資格取得支援 | 宅建士等の資格取得費用補助 |
社員研修制度 | 階層別研修・専門研修 |
有給休暇 | 平均取得日数9.1日 |
大京では住宅関連の手当が充実しており、特に地方出身者への配慮が手厚くなっています。
住宅手当は上京組に対して月5万円程度支給されますが、毎年5,000円ずつ減額される仕組みのため、若いうちにマンションを購入する社員が多い傾向があります。
資格取得支援制度も整備されており、宅建士資格の取得は昇進の必須条件となっているほか、不動産鑑定士や一級建築士などの難関資格取得者には優遇措置があります。
ただし、通勤圏内に実家がある場合は住宅手当が支給されないため、地方出身者と首都圏出身者で待遇に差が生まれる点は課題といえるでしょう。
キャリアパス
大京では、業務に特化した研修や階層別研修を通じて、社員一人一人の成長を支援しています。
ジョブチャレンジ制度により、興味のある事業分野にキャリアアップする機会が提供されており、やる気があれば新しい分野にチャレンジできます。



昇進については年功序列の要素が強く、新卒入社の場合は宅建資格を取得していれば入社4年目で主任になれるとのことです。
昇進に関しては、宅建を取得していれば入社4年目には主任になれるイメージ。出世を目指すのであれば、難関資格(不動産鑑定士、一級建築士など)を取得するか、高学歴が必要。
引用:OpenWork
管理職を目指す場合は、高学歴や難関資格(不動産鑑定士、一級建築士など)の取得が有利になる傾向にあります。
女性のキャリア支援についても充実しており、産休・育休制度や時短勤務制度の整備により、長期的なキャリア形成が可能な環境が整っています。
大京はどんな会社?|年収が高い理由・今後の展望も解説
大京は「ライオンズマンション」ブランドで知られる老舗デベロッパーとして、長年にわたり不動産業界をリードしてきました。
近年では事業変革に積極的に取り組み、次世代を見据えた新たなビジネスモデルの構築を進めています。
ここでは大京という会社の全体像について解説していきます。
※クリックすると読みたい箇所にスキップできます
主な事業・サービス内容
項目 | 内容 |
---|---|
社名 | 株式会社大京 |
本社所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-24-13 |
従業員数 | 450名 |
設立 | 1964年 |
創業 | 1960年 |
拠点数 | 8拠点 |
大京は1960年の創業以来、「ライオンズマンション」ブランドで親しまれる総合不動産会社です。
主力事業であるマンション開発事業では、全国の事業主別累計供給戸数No.1、約34万戸という圧倒的な実績を誇っています。
不動産開発、不動産販売、都市開発を主な事業内容とし、東京圏、名古屋圏、大阪圏を中心に事業を展開しています。
近年では、従来のマンション開発事業に加え、再開発事業や賃貸マンションを中心とした収益用不動産事業にも力を入れており、多角的な事業展開を進めています。
2023年4月には分譲マンションブランドを「THE LIONS」にリブランドし、一歩先の暮らしを実現するブランドへと変革を図っています。
また、環境問題への取り組みにも積極的で、経済産業省が定める「Nearly ZEH-M」を日本で初めて取得するなど、サステナブルな住まいづくりにも注力しているといえるでしょう。
年収が高い理由
大京の年収が比較的高い水準を維持している理由について分析します。
まず、オリックスグループの一員として安定した経営基盤を持っていることが大きな要因として挙げられます。



親会社のオリックスは大手金融グループであり、その信用力と資金力が大京の事業展開を支えています。
また「ライオンズマンション」というブランド力によって差別化につながり、安定した収益を確保しているのも理由の一つでしょう。
さらに、近年の史上最高益更新により、賞与が大幅に増額されており、社員の年収アップに直接的に寄与している状況です。
東京圏、名古屋圏、大阪圏という主要都市圏での事業展開により市場の成長性を取り込むことができる点も、年収水準の維持に貢献しています。
今後の展望
大京は現在、大規模な事業変革に向けた挑戦を続けています。
具体的には従来の安全性や住みやすさに加えて、資産性の向上と最新トレンドの導入に重点を置いた事業戦略を進行中です。



「THE LIONS」へのブランド変更は、単なる名称変更ではなく、顧客ニーズの変化に対応した商品開発とサービス提供を目指すものです。
また、従来のマンション開発事業だけでなく、再開発事業や収益用不動産事業への展開により、事業ポートフォリオの多様化を図っています。
人材面では、社員一人一人の成長を支援する研修制度や制度の拡充を通じて、変化に対応できる人材の育成に力を入れています。
これらの取り組みにより、従来の住宅デベロッパーから、社会課題の解決に向けて挑戦し続ける「未来を創る企業」への変革を目指しているといえるでしょう。
まとめ
大京の平均年収は573万円で、不動産業界の平均を上回る水準を維持しています。
特に基本給をベースとした安定的な給与体系が特徴的です。
年代別では25歳で462万円、30歳で511万円、40歳で652万円と着実に上昇し、年功序列の要素が強い一方で、宅建資格の取得など一定の努力は求められます。
働き方の面では、月平均残業時間16.5時間と比較的良好で、住宅手当や資格取得支援などの福利厚生も充実しているといえます。
安定した給与体系と充実した福利厚生を求める方、不動産業界でのキャリアを長期的に築きたい方にとって、魅力的な転職先候補の一つといえるでしょう。



転職を検討する際は、年功序列の給与体系を理解した上で、自身のキャリアプランと照らし合わせて判断することが重要です。
運営者情報
「トレオンメディア」は東京都渋谷区にオフィスを構える株式会社トレオンが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援や求人企業の採用活動のサポートをメインに活動しております。
会社名 | 株式会社トレオン |
所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1-33-6 1F |
公式サイト | https://tleon.co.jp/ |
法人番号 | 6011001157541(国税庁) |
有料職業事業厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-316110(人材サービス総合サイト) |
適格請求書事業者登録番号 | T6011001157541(国税庁) |
2025年8月時点