株式会社アシックスは、スポーツシューズやスポーツウェアを中心に、世界中で愛されるスポーツ用品メーカーです。
1949年の創業以来、「健全な身体に健全な精神があれかし」という理念のもと、アスリートから一般消費者まで幅広い層に向けた商品を展開しています。
ランニングシューズをはじめとする高機能スポーツギアの開発で知られ、グローバル市場での存在感を高めています。
本記事では、アシックスの平均年収や年代別・役職別の年収についてまとめました。
編集部アシックスへの転職・就職を考えている方は、ぜひ本記事を参考に情報を集めてください。
本記事の要点はこちら
アシックスの平均年収は?
有価証券報告書によると、アシックスの平均年収は998万円です。
平均年齢40.8歳、平均勤続年数13.0年となっています。
アシックスの年代別年収は?
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 25歳 | 612万円 |
| 30歳 | 612万円 |
| 35歳 | 651万円 |
| 40歳 | 642万円 |
| 45歳 | 698万円 |
年功序列の傾向があり、年齢とともに着実に年収が上がる給与体系です。
アシックスの中途採用率は?
アシックスの中途採用率に関する具体的な数値は公開されていませんが、平均年齢40.8歳、平均勤続年数13.0年という数値から、中途採用を積極的に行っていると考えられます。
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アシックスの平均年収は998万円|同業他社との比較
アシックスの平均年収は、有価証券報告書によると約998万円となっています。
ここでは、同業他社との比較も含めて解説します。
アシックスと他社の年収を比較
アシックスの年収を同業他社と比較すると、業界内での位置づけが明確になります。
| 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | データソース |
|---|---|---|---|---|
| アシックス | 998万円 | 40.8歳 | 13.0年 | 有価証券報告書 |
| ミズノ | 699万円 | 43.0歳 | 18.0年 | 有価証券報告書 |
| デサント | 731万円 | 43.3歳 | 15.9年 | 有価証券報告書 |
| ゴールドウイン | 714万円 | 44.8歳 | 16.4年 | 有価証券報告書 |
アシックスは国内スポーツ用品メーカーの中でトップクラスの年収水準を誇ります。
ミズノと比較しても300万円ほどの差があり、グローバル展開の規模が給与水準に反映されているといえるでしょう。



ただし、平均年齢や勤続年数は各社で異なるため、単純な比較には注意が必要です。
アシックスにおける給与体系|年代別・役職別の年収は?
アシックスの給与体系は、年齢や役職に応じて段階的に上昇する仕組みとなっています。
年功序列の要素を残しながらも、成果や能力に応じた評価制度が導入されているのが特徴です。
本セクションでは、役職別・年代別の年収構造について詳しく見ていきます。
役職別の年収
アシックスでは、バンド制度と呼ばれる等級制度を採用しています。
非役職者はA、S、Pバンドに分かれ、役職者はM、G、Eバンドに分類されます。
OpenWorkによると、バンドが上がるごとに給与が大きく上昇する仕組みです。
特にSバンドからPバンドへ、MバンドからGバンドへ昇格する際には、給与が大幅に増加するとの声が多く見られます。
職種別では、マーケティング職の平均年収が711万円と最も高く、次いで開発職が591万円、営業職が576万円となっています。



役職に就くことで年収1,000万円を超えることも十分可能な給与水準といえるでしょう。
年代別の年収
アシックスの年代別年収を詳しく見ると、年齢とともに着実に上昇していく傾向が確認できます。
| 年齢 | 平均年収 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| 25歳 | 612万円 | 473〜793万円 |
| 30歳 | 612万円 | 473〜793万円 |
| 35歳 | 651万円 | 503〜844万円 |
| 40歳 | 642万円 | 495〜831万円 |
| 45歳 | 698万円 | 539〜904万円 |
30歳時点で600万円台に到達し、その後も緩やかに上昇を続けます。
45歳では平均約700万円となり、年収レンジの上限では900万円を超えるケースも見られるでしょう。
ただし、若手のうちは給与の伸びが緩やかで、バンド昇格のタイミングで大きく上昇します。
また、部署によって昇格枠が異なるため、若手が多い部署では昇格しにくいという指摘もあります。
残業代
アシックスでは、残業代は30時間分まで支給される仕組みです。
OpenWorkによると、30時間を超えた場合はフレックス休暇を取得する形で対応することになります。
給与内訳を見ると、残業代は全体の約11%を占めており、基本給の補完的な役割を果たしています。
月間の平均残業時間は21.2時間となっており、業界平均と比較しても適正な水準といえるでしょう。



ただし、部署や時期によって残業時間には差があり、繁忙期には残業が増加する傾向です。
賞与(ボーナス)
アシックスの賞与は、年2回(夏季・冬季)の支給が基本となっています。
OpenWorkによると、基本的に2か月分ずつの支給が保証されており、加えて業績に応じた決算賞与が支給されます。
ボーナスとは別に年間の会社の成績に対しての賞与も別にあります。
引用:Openwork|年収・給与制度|開発、在籍3年未満、女性
給与内訳を見ると、賞与は全体の約22%を占めており、年収を構成する重要な要素です。
決算賞与については、会社の業績が好調な年には基本給の約1か月分が追加で支給されることもあります。
評価制度との連動性もあり、個人の成果によって支給額に差が出る仕組みとなっています。
各種手当
アシックスの各種手当については、OpenWorkの口コミでも「大した手当はない」という声が見られます。
従来は住宅補助などの福利厚生が充実していましたが、近年の給与体系の見直しにより、基本給以外の手当は縮小傾向です。
主な手当としては、地域手当や通勤手当などがありますが、いずれも微々たるものという評価があります。
ただし、社員割引制度は充実しており、自社製品を社員価格で購入できる点がメリットです。
男女の年収差
有価証券報告書によると、アシックスにおける男女の賃金差異は以下のとおりです。
| 区分 | 男女の賃金差異(%) |
|---|---|
| 全労働者 | 78.1 |
| 正規雇用労働者 | 75.1 |
| パート・有期労働者 | 61.8 |
これは男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しており、同一労働での賃金差はありません。
差異が生じる主な理由は、役職別の人数構成に違いがあります。
一方で経営層や管理職の女性比率はまだ低いので、まだまだパイプラインに女性が多いわけではない。
引用:Openwork|女性の働きやすさ|戦略企画、在籍10〜15年、女性
管理職に占める女性労働者の割合は15.7%となっており、女性管理職の比率向上が今後の課題といえるでしょう。



なお、男性労働者の育児休業取得率は65.0%となっており、ワークライフバランスへの配慮が進んでいることがうかがえます。
アシックスの働き方|残業時間・離職率・福利厚生は?
年収も重要ですが、働きやすさも転職を考えるうえで欠かせない要素です。
ここでは、アシックスの労働環境について詳しく見ていきます。
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残業時間
アシックスの月間平均残業時間は21.2時間となっています。
スポーツ用品業界全体と比較しても、適正な水準といえるでしょう。
OpenWorkによると、30時間を超える残業については、フレックス休暇での調整が求められます。
部署によって差はありますが、全体としてワークライフバランスを重視する風土が根付いています。



有給休暇の消化率は73.3%と高水準を維持しており、休暇取得がしやすい環境が整っているといえるでしょう。
離職率・平均勤続年数
アシックスの平均勤続年数は13.0年となっており、業界の中では比較的安定した雇用環境です。
具体的な離職率のデータは公開されていませんが、平均勤続年数の長さから、従業員の定着率が高いことがうかがえるでしょう。
OpenWorkによると、長期的なキャリア形成が可能な環境という評価が多く見られる一方、若手のキャリアアップには時間がかかるという声もあります。
年功序列の要素が残る給与体系が、安定志向の社員にとって魅力となっています。
福利厚生
アシックスの福利厚生については、近年見直しが行われています。
OpenWorkによると、以前は住宅補助などが充実していましたが、給与体系の改革により、基本給への振り替えが進められています。
現在の主な福利厚生としては、社員割引制度があり、自社製品を社員価格で購入可能です。
また、育児休業制度の整備も進んでおり、男性の育児休業取得率は65.0%と高水準です。



ワークライフバランスを重視する企業姿勢が、制度面でも表れているといえるでしょう。
キャリアパス
アシックスのキャリアパスは、バンド制度にもとづいて設計されています。
OpenWorkによると、昇格には行動規範(コンピテンシー)評価と、筆記試験が課されます。
特にSバンドからPバンドへの昇格には、部署ごとに設定された枠があり、若手が多い部署では昇格に時間がかかるでしょう。
一方で、近年は実力のある若手を積極的に登用する動きも見られ、従来の年功序列から脱却しつつあります。
グローバル企業として、多様なキャリアパスが用意されており、海外勤務の機会もあるでしょう。
スポーツ業界でのキャリアを長期的に築きたい方にとって、魅力的な環境といえます。
アシックスはどんな会社?|年収が高い理由・今後の展望も解説
アシックスがどのような事業を展開し、なぜ高い年収水準を実現できているのでしょうか。
ここでは、アシックスの事業内容や強み、今後の展望について詳しく解説します。
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主な事業・サービス内容
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 株式会社アシックス |
| 本社所在地 | 神戸市中央区三宮町一丁目2番4号 |
| 従業員数(連結) | 8,987人 |
| 従業員数(単体) | 979人 |
| 設立 | 1949年9月1日 |
| 資本金 | 239億7,200万円 |
| 売上高(連結) | 6,785億2,600万円(2024年12月期) |
アシックスは、スポーツシューズやスポーツウェア、スポーツ用品の製造・販売を主要事業としています。
1949年の創業以来、「健全な身体に健全な精神があれかし」という創業哲学のもと、アスリートから一般消費者まで幅広い層に向けた商品を展開してきました。
事業は地域別に7つのセグメントに分かれており、日本地域・北米地域・欧州地域・中華圏地域・オセアニア地域・東南・南アジア地域・その他地域でグローバルに展開しています。
特にランニングシューズの分野では、革新的な技術開発により世界的なブランドとしての地位を確立しているでしょう。



また、近年はデジタルマーケティングやランニングエコシステムの構築にも注力し、レース登録サイトの運営など、スポーツを楽しむ環境づくりにも取り組んでいます。
年収が高い理由
アシックスの年収が業界内で高水準を維持できている理由は、いくつかの要因が考えられます。
まず、グローバルブランドとしての強固な市場地位があります。
2024年12月期の連結売上高は約6,785億円に達し、世界中で事業を展開する規模が収益基盤です。
特に北米地域では売上高が1,259億円を超え、グローバル市場での成功が給与水準を支えています。
次に、技術開発への投資が挙げられます。
スポーツ工学研究所を設置し、科学的なアプローチで製品開発を行うことで、高付加価値商品を生み出し続けているでしょう。
研究開発力が競争優位性を生み、結果として従業員への還元につながっているといえます。
さらに、ブランド価値の向上も大きな要因です。
「ASICS」ブランドだけでなく、「Onitsuka Tiger」ブランドも展開し、ファッション性と機能性を兼ね備えた製品で幅広い顧客層を獲得しています。
今後の展望
アシックスは、今後さらなる成長を目指して複数の戦略を展開しています。
まず、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進です。
DTC(Direct to Consumer)戦略を強化し、消費者との直接的な接点を増やすことで、ブランド体験の向上と収益性の改善を図っています。
次に、ランニングエコシステムの構築です。
レース登録サイト「Race Roster」や「Register Now」の運営により、ランナーとの接点を拡大し、コミュニティを形成しています。
また、サステナビリティへの取り組みも積極的に推進しています。
環境マネジメントシステム「ISO14001」の認証を取得し、環境負荷の低減に努めるとともに、社会貢献活動にも力を入れています。



こうした取り組みは、企業価値の向上とブランドイメージの強化につながり、長期的な成長基盤となるでしょう。
まとめ
アシックスの平均年収は998万円と、スポーツ用品業界の中でもトップクラスの水準です。
バンド制度にもとづく給与体系により、昇格のタイミングで大きく年収が上昇する仕組みです。
職種別では、マーケティング職が最も高い平均年収711万円を記録しており、開発職や営業職も500万円台後半から600万円台前半の水準となっています。
また、働き方の面では月間平均残業時間21.2時間、有給休暇消化率73.3%と、ワークライフバランスを重視した環境が整っています。
近年の給与体系見直しにより、住宅補助などの福利厚生は縮小傾向にありますが、基本給への振り替えが進められ、透明性の高い給与体系が構築されているでしょう。
アシックスの事業は、日本を含む7つの地域でグローバルに展開されており、2024年12月期の連結売上高は約6,785億円に達しています。
アシックスは、グローバルなスポーツブランドとして安定した収益基盤を持ち、従業員に対して業界トップクラスの給与水準を提供しています。



ワークライフバランスにも配慮した働きやすい環境が整っており、長期的なキャリア形成を目指す方にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。
運営者情報
「トレオンメディア」は東京都渋谷区にオフィスを構える株式会社トレオンが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援や求人企業の採用活動のサポートをメインに活動しております。
| 会社名 | 株式会社トレオン |
| 所在地 | 東京都渋谷区恵比寿西1-33-6 1F |
| 公式サイト | https://tleon.co.jp/ |
| 法人番号 | 6011001157541(国税庁) |
| 有料職業事業厚生労働大臣許可番号 | 13-ユ-316110(人材サービス総合サイト) |
| 適格請求書事業者登録番号 | T6011001157541(国税庁) |
2025年8月時点






