【2025年最新版】りそな銀行の年収・給与を解説！平均年収727万円

りそな銀行は、商業銀行と信託銀行の機能を併せ持つ、個人や中小企業向けのビジネスに強い銀行です。

本記事では、りそな銀行の平均年収や年代別年収、残業時間や福利厚生などを詳しく解説しました。

本記事の要点はこちら

りそな銀行の平均年収は727万円｜同業他社と比較

有価証券報告書によると、りそな銀行の平均年収は727万円、平均年齢は41歳でした。

社会保険料や税金を差し引いた手取り月収や、同業他社との年収比較を見ていきましょう。

りそな銀行の平均手取り年収・月収

りそな銀行の平均年収727万円から税金や社会保険料を差し引くと、手取りの年収は約541万円、手取りの月収は約45万円です。

りそな銀行に転職した場合の参考にしてみてください。

手取り計算ツール

りそな銀行と他社の年収を比較

ここでは、りそな銀行と他社の年収を比較します。

年度	平均年収	引用
三井住友銀行	891万円	有価証券報告書
みずほ銀行	1,117万円	有価証券報告書
三菱UFJ銀行	1,093万円	有価証券報告書
りそな銀行	727万円	有価証券報告書

りそな銀行の年収は他のメガバンクと比べるとやや低めですが、安定した収入体系を持ち、基本給に残業代と夏・冬の賞与が加わる形となっています。

りそな銀行における給与体系｜年代別・役職別の年収は？

りそな銀行の年収は、基本給＋残業代＋賞与(夏と冬)で構成されます。

役職別や年代別、残業代などの金額を見ていきましょう。

役職別の年収

りそな銀行では、役職に応じて年収額も異なります。

役職	年収	年次
担当クラス	400~1,000万円	1~7年目
担当マネージャー	1,000~1,200万円	7~15年目
課長クラス	1,300万円~	評価による
部長クラス	1,500万円~	評価による

りそな銀行の昇進はグレード制を採用しており、担当マネージャーまでは多くの社員が昇進しますが、それ以降の課長・部長クラスへの昇進は人事評価の影響が大きいです。

最近は若手の登用が目立っており、担当マネージャー相当であれば、7年目から可能。

引用：OpenWork｜年収・給与制度｜担当マネージャー、在籍5～10年、現職、新卒入社、男性

年代別の年収

OpenWorkのデータをもとに、年代別年収をまとめました。

年齢	推定年収
25歳	404万円
30歳	549万円
35歳	633万円
40歳	674万円
45歳	703万円
50歳	740万円
55歳	795万円

りそな銀行では年代が上がるにつれて安定した年収アップが見られ、中堅クラスの40代で600万円以上、50代では700万円台後半まで上がる傾向がみられました。

残業代

りそな銀行の残業代は、実際に働いた分に対してきちんと支給される仕組みです。

残業時間は月間20〜30時間程度で、特に営業店では19時までの退勤が徹底されており、サービス残業はほぼありません。

ただし、一定の役職やグレードに達すると裁量労働制が適用され、残業代は支給されず、基本給に一定の手当が含まれる形です。

賞与（ボーナス）

りそな銀行の賞与は、年に2回（夏と冬）支給されます。

夏の賞与は前年度の評価に基づき、基本給の約3〜4か月分が支給されるのが一般的で、冬の賞与はグレードごとに決められた一定額が支給されるようです。

賞与は業績インセンティブのため、会社全体の業績→支店の業績→個人の成績に予算が振り分けられる。

引用：OpenWork｜年収・給与制度｜法人営業、在籍5～10年、退社済み、新卒入社、女性

支店全体の業績も賞与額に影響し、特にマネージャークラス以上の役職では賞与の変動幅が大きくなる傾向があります。

初任給

公式サイトによると、りそな銀行は2026年4月より初任給が引き上げられます。

現在の初任給25万5千円から、28万円に増額される予定です。

初任給の改定は、ソリューションコースおよび8つの専門コース（IT企画、アセットマネジメント、デジタルトランスフォーメーション(DX)、不動産ビジネス、データサイエンス、クオンツ、アクチュアリー、マーケット）に適用されます。

各種手当

りそな銀行では各種手当が整備されており、社員の生活面やキャリア形成を支える充実した制度が特徴です。

主な手当には以下のようなものがあります。

結婚した場合や、地方転勤になった際は手厚い手当がつく。

引用：OpenWork｜年収・給与制度｜営業、在籍3～5年、退社済み、新卒入社、男性

福利厚生制度も充実しており、安心して働ける環境が整えられています。

男女の年収差

りそな銀行において、男女の年収差はほとんどありません。

総合職であれば女性も男性と同様の年収テーブルが適用され、公正な評価と昇給制度によって性別による差が生じない仕組みが整っています。

もちろん、出産・育児休暇などのライフイベントに伴う一時的な収入の変動はありますが、りそな銀行は育児休業や介護休業制度が充実しており、男女が長く働きやすい環境づくりに注力しています。

りそな銀行の働き方｜残業時間・離職率・福利厚生は？

ここでは、りそな銀行の残業時間や離職率、福利厚生などを詳しく紹介します。

残業時間

公式サイトによると、りそな銀行の1か月の平均残業時間は21.9時間です。

金融業界においても比較的短い残業時間で、支店では19時までの退勤が基本とされているため、過度な残業は少ない環境でしょう。

基本的に残業はせず帰宅を促された。私が在籍していたときは、あるときから残業しても19時までに絶対退社となった。

引用：OpenWork｜ワーク・ライフ・バランス｜営業、在籍3～5年、退社済み、中途入社、女性

離職率・平均勤続年数

りそな銀行の離職率に関する情報は公開されていませんが、有価証券報告書によると平均勤続年数は16.9年です。

比較的長期にわたり安定して勤務していることを示しており、職場環境や働きやすさが一定程度保たれていると考えられます。

福利厚生

りそな銀行で受けられる福利厚生をまとめました。

りそな銀行は多様な社員が長く安心して働ける環境を整備しており、特に女性の活躍推進やワークライフバランスに配慮した取り組みも評価されています。

キャリアパス

りそな銀行のキャリアパスは、多様な専門性や志向に応じて柔軟に選択できる「複線型のコース制」が特徴です。

2021年4月から導入された人事制度では、全20の業務分野別コースから自分の希望する分野を選び、スペシャリストとして専門スキルを高めるか、ゼネラリストとして支店長や部長を目指す管理職かを選択できます。

キャリア形成支援として、社内外の派遣研修や新規プロジェクトへの参加を促す「ポストチャレンジ制度」や、自分の希望する部署への異動を可能にする「FA（フリーエージェント）制度」も設けられており、社員の意欲と能力に応じたキャリアアップを促進しています。

採用大学

りそな銀行の採用大学は、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、明治大学、立教大学、同志社大学、中央大学、東京理科大学、関西大学、関西学院大学、日本女子大学など多岐にわたります。

また、東京大学、京都大学、一橋大学、大阪大学、九州大学、東北大学、神戸大学、埼玉大学、学習院大学、青山学院大学、立命館大学などの有名国立大学や、女子大、MARCH、日東駒専クラスの大学からも採用が見られ、幅広い学歴層からの採用実績があります。

りそな銀行はどんな会社？｜年収が高い理由・今後の展望も解説

りそな銀行の主な事業内容や年収が高い理由、今後の展望を紹介します。

主な事業・サービス内容

りそな銀行は、りそなホールディングスの傘下にある日本の大手銀行で、全国展開する金融グループの一角を担っています。

概要
商号	株式会社りそな銀行
本店所在地	大阪市中央区備後町2丁目2番1号
代表者	岩永 省一
資本金	2,799億円
設立日	1918年5月15日

りそな銀行は商業銀行と信託銀行の機能を併せ持つ独自のビジネスモデルで、日本の商業銀行で唯一、フルラインの信託業務を提供しています。

預金や貸出などの通常の銀行業務だけでなく、資産管理や事業承継、不動産仲介などの幅広い金融サービスを一貫して提供できることが強みです。

年収が高い理由

りそな銀行は商業銀行と信託銀行の機能を併せ持つ独自のビジネスモデルで、多様な金融サービスをワンストップで提供できる強みがあります。

また、評価制度が明確で、個人の業績や能力、役割に応じて給与が決まる仕組みが整っています。

企画職や専門職などは高い給与水準が設定され、優秀な人材のモチベーション向上と確保に繋がっています。

今後の展望

りそな銀行の今後の展望は、激変する金融環境や社会の変化に柔軟に対応しつつ、「リテールNo.1」を目指す成長戦略にあります。

2025年度は現行中期経営計画の最終年度であり、次世代のリテールビジネスを支えるための構造改革を加速させる重要な時期です。

具体的には、金利上昇を活かした預貸金ビジネスと多様なフィー収益の二つの収益エンジンを強化し、安定的かつ持続的な成長を目指しています。

株主還元にも積極的で、配当性向の維持と増配の実現、自己株式取得の拡大を通じて、企業価値の持続的な向上を図る方針です。

まとめ

本記事では、りそな銀行の平均年収や働き方、年収が高い理由や今後の展望を解説しました。

りそな銀行の平均年収は727万円で、国内の企業と比べても高い水準です。

年収の高さには、独自のビジネスモデルや成果主義に基づく評価制度、役職に応じた昇給制度のほか、安定した経営基盤と充実した福利厚生が寄与しています。

今後はデジタル化の推進やリテールビジネスの強化を中心に持続的成長を目指し、社員一人ひとりのキャリアアップ支援にも注力しているため、高いモチベーションで働ける環境が期待できるでしょう。