レイヤーズ・コンサルティングの年収は746万円！給与体系を徹底解説

レイヤーズ・コンサルティングは、日本発のコンサルティングファームとして、企業の経営課題解決に特化したサービスを提供している企業です。

新規事業開発やM&A支援、グループ・グローバル経営管理など幅広い領域でコンサルティングサービスを展開し、大手企業を中心としたプロジェクトを多数手がけています。

本記事では、レイヤーズ・コンサルティングの平均年収を紹介します。

また、レイヤーズ・コンサルティングの年代別・役職別の年収や、中途採用の難易度についても解説します。

本記事の要点はこちら

レイヤーズ・コンサルティングの平均年収は746万円

OpenWorkの調査によると、レイヤーズ・コンサルティングの平均年収は746万円となっています。

年収範囲は360万円～4000万円と幅広く、回答者数は106人のデータに基づいています。

職種別では、コンサルタント職の平均年収が739万円（360万円～4000万円）となっており、全体平均とほぼ同水準でしょう。

レイヤーズ・コンサルティングと他社の年収を比較

企業名	平均年収
レイヤーズ・コンサルティング	約746万円
プロレド・パートナーズ	約659万円
スカイライト コンサルティング	約717万円
ニュートン・コンサルティング	約545万円

レイヤーズ・コンサルティングの平均年収は、同業他社よりも高水準であることがわかりました。

また、レイヤーズ・コンサルティングの平均年収746万円は、一般的なサラリーマンの平均年収と比較すると高い水準にあります。

国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者の平均年収は460万円となっており、レイヤーズ・コンサルティングはその1.6倍以上の水準です。

レイヤーズ・コンサルティングにおける給与体系｜年代別・役職別の年収は？

レイヤーズ・コンサルティングの給与体系について、年代別・役職別の詳細な年収構造を見ていきましょう。

同社では評価制度に基づいた給与体系が採用されており、個人の成果や経験に応じて年収が決定される仕組みとなっています。

給与制度：
※以下、非管理職のコンサルタント職の場合。
・基本給は年俸÷12の金額。
なお年俸には45時間分のみなし残業代が含まれている。賞与は無し。
・私が在籍していた当時は、ランクや職位が一つ上がると年俸が数十万~百数十万程度増えていました。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3～5年、男性

役職別の年収

役職	平均年収
コンサルタント	500～700万円
シニアコンサルタント	700～1,000万円
マネージャー	1,000～1,500万円
ディレクター	1,500万円以上

レイヤーズ・コンサルティングの役職別年収について、OpenWorkの口コミを見ると、経験年数や成果に応じて年収に差が生じることが分かります。

口コミでは「1つ上の等級に上がるまで平均で3年ほどかかる」といった意見がありました。

プロジェクトの成果や専門性の向上により、着実にキャリアアップを目指せる環境が整っているといえるでしょう。

給与制度：
新卒…600万
C…600〜700万
SC…850万〜1000万
M…1100万〜1500万
D…2000万前後
あくまでイメージではこんな感じ。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、男性

給与制度：
昨年、給与体系の見直しがあり、
コンサルタント 500万円から
シニアコンサルタント750万円から
マネージャー1000万円から
となり、大手コンサルと並ぶ水準となった。

評価制度：
平均的な評価を受けていれば1つ上の等級に3年で上がれる。
評価自体も納得感のあるもの。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3～5年、男性

給与制度：
年俸+残業代となる。
新卒からの給与イメージは20代前半Cで500-600、20代後半SCで750-900、30代Mで1000以上といったところ。

評価制度：
基本的には数ヶ月に一度のプロジェクトの上長の評価を年に1度集計して年間評価が決まるため、上長との相性によるものが大きい。
マネージャー以下は年功序列、マネージャー以上は実力主義といった印象。360度評価等はない。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3～5年、男性

年代別の年収

年齢	平均年収	年収レンジ
25歳	558万円	422万円～740万円
30歳	839万円	634万円～1111万円
35歳	1189万円	898万円～1575万円
40歳	1215万円	917万円～1609万円

レイヤーズ・コンサルティングの年代別年収データを改めて見ると、年齢とともに着実な年収上昇が確認できます。

特に注目すべきは、30歳で839万円、35歳で1189万円と、30代で1000万円の大台を突破している点です。

40歳では1215万円となり、コンサルティング業界の中でも高い水準を維持していることが分かります。

年収レンジの幅が大きいことから、個人の成果や専門性によって年収に差が生じる可能性があり、努力次第で高年収を目指せる環境といえるでしょう。

給与制度：
給与については一律で上がっていくので、安心して欲しい。ゆえに、スキルによる年収差はそんなに出ない。

今は上がっていると思うが、新卒500万、3〜5年目700〜850万、6〜7年目以降1,000万というレンジのようなイメージ。新卒で入れば6〜7年目くらいで1,000万に到達することは可能だと思われる。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、男性

残業代

レイヤーズ・コンサルティングの残業代については、OpenWorkの口コミによると、45時間分のみなし残業代が給与に含まれるようです。

また、45時間を超えた場合は追加で支給されるとの意見がありました。

給与制度：
給与は同業他社を意識してか、年々上がっているため良い。みなし残業45時間であるが、PJTによっては残業がないところもあるためそのまま給料として得ることができる。
ボーナスはないため年棒+残業代のみが給与である

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、女性

給与制度：
年1回の昇給、昇格時に翌年度の年収が提示される。
見込み残業が45時間分含まれている(上記年収での基本給は見込み残業代を含んだ数字)
45時間を超えるとその分は支給される。残業の多い、少ないは上長に依存する。
自分は、これまで戦略系を担当していたこともあり、見込み分を超えて支給されているが、新卒で入った同期の様子を見ている限り少数派である。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、男性

賞与（ボーナス）

OpenWorkの口コミによると、レイヤーズ・コンサルティングは年俸制度を採用しているため、賞与の支給はないとのことです。

口コミによると「半期ごとに目標設定をし、それを評価します。目標を達成すれば5〜10万円単位で年俸が上がります」とあり、目標達成による昇給が明確に設定されています。

また、「基本給＋評価給」という給与体系により、個人の成果が直接的に報酬に反映される仕組みが構築されているようです。

年俸制で提示された年俸の1/12が毎月の給与となり賞与はなし。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、女性

年俸制（残業代45時間込み）で昇給は年1回賞与なし
交通費支給等の一般的な手当以外に特長的な手当はなし

引用：Openwork｜年収・給与制度、シニアコンサルタント、在籍5～10年、男性

男女の年収差

レイヤーズ・コンサルティングにおける男女の年収差について、具体的なデータは公開されていませんが、コンサルティング業界の特性から判断できる傾向があります。

同社では個人の成果や専門性を重視した評価制度が採用されているため、性別よりも能力や実績が年収に大きく影響すると考えられます。

プール制を採用し、多様なプロジェクトに携わる機会が提供されることから、男女問わず幅広い経験を積むことが可能でしょう。

今後も公平な評価制度のもとで、個人の能力を最大限発揮できる環境づくりが期待されるでしょう。

男女比としては若手は半々くらいにはなってきている。女性の管理職も増加してきているため、昇進に男女差はない印象

引用：Openwork｜女性の働きやすさ、コンサルタント、在籍3～5年、男性

性別による差別は全く感じないが、業種上、どうしても残業が多いことがあるため、家庭と仕事の両立は男女ともに大変だと思う。

引用：Openwork｜女性の働きやすさ、コンサルタント、在籍3年未満、男性

レイヤーズ・コンサルティングの働き方｜残業時間・離職率・福利厚生は？

レイヤーズ・コンサルティングの働き方について、残業時間や離職率、福利厚生の実態を詳しく見ていきましょう。

コンサルティング業界における同社の労働環境は、働き方改革の推進により改善が図られている傾向があります。

残業時間

レイヤーズ・コンサルティングの残業時間について、OpenWorkの口コミから働き方の実態を確認できます。

コンサルティング業界の特性上、プロジェクトの進行状況やクライアントの要求に応じて労働時間が変動することがありますが、同社では効率的な業務遂行を重視しています。

口コミでは「リモートワークが可能」とあるように、柔軟な働き方ができることが伺えます。

また、他社よりも残業代が短いと感じているため、残業時間に不満を持つ可能性は低いといえます。

しかし、繁忙期になると休日出勤が必要になるかもしれません。

プロジェクトによって大きく変わる。常に定時退社ができるものもあれば、残業が常習化しているものもあるため、アサイン先次第としか言えない

引用：Openwork｜ワーク・ライフ・バランス、コンサルタント、在籍3～5年、男性

以下の観点では、ワーク・ライフ・バランスを保ちやすい
・他社に比べて残業時間が短い（平均20時間程度）
・リモートワークが可能
・基本的にPC一台あれば可能な職種ということもあり、働き方の柔軟性は保てる

以下の観点では、ワーク・ライフ・バランスを保ちにくい
・閑散期と繁忙期の差が激しく、繁忙期には休日出勤が必要な場合も稀に存在する。また基本的に業務が属人的であるため、クライアントとの重要な打合せが続いているときなどは、個人の時間を犠牲にして資料を仕上げる、といった場合も存在する。

引用：Openwork｜ワーク・ライフ・バランス、コンサルタント、在籍3年未満、男性

離職率・平均勤続年数

レイヤーズ・コンサルティングの離職率について、具体的な数値は公開されていませんが、OpenWorkの口コミから働きやすさの実態を確認できます。

同社の従業員数は555名（2025年4月現在）となっており、継続的な成長に伴い組織も拡大している状況です。

口コミでは「若手でも仕事を任される」「幅広い経験を積むことが可能」という声があり、成長機会の豊富さが働き続けやすさに繋がっているようです。

コンサルティング業界の特性上、専門性を活かしたキャリアチェンジも見られますが、同社の成長性や多様なプロジェクト経験により、長期的なキャリア形成も可能な環境といえるでしょう。

福利厚生

レイヤーズ・コンサルティングの福利厚生について、同社公式サイトや採用情報から確認できる制度をご紹介します。

同社では従業員の働きやすい環境づくりに配慮した各種制度が整備されており、出張手当、超過勤務手当、交通費（全額支給）などの諸手当が支給されます。

また、年1回（10月）の給与改定により、継続的な処遇改善が図られているのも特徴です。

勤務地は本社（日黒）またはクライアント先となっており、リモートワークとなる場合もあることから、柔軟な働き方を支援する体制が整っているといえるでしょう。

各種手当については、主なものでは通勤手当とリモートワーク手当のみであり、また年次有給休暇も多いとは言えない。日系大手企業や公務員に比べると見劣りする。

引用：Openwork｜年収・給与制度、コンサルタント、在籍3年未満、男性

キャリアパス

レイヤーズ・コンサルティングのキャリアパスについて、同社では経営コンサルティングの専門性を活かした多様なキャリア形成が可能です。

また、プール制を採用しているため、新規事業開発、M&A支援、グループ・グローバル経営管理など幅広い領域のプロジェクトに携わることができます。

口コミでは「少数精鋭で全員に明確なタスクと裁量がある」「若手でも仕事を任される」という声があり、早期からの責任ある業務経験が可能な環境が整っています。

半期ごとの評価制度により着実なキャリアアップが図れるため、将来的にはより高いポジションへの昇進や、他社への転職、独立なども視野に入れることができるでしょう。

レイヤーズ・コンサルティングはどんな会社？｜年収が高い理由・今後の展望も解説

レイヤーズ・コンサルティングの事業内容や企業としての特徴について詳しく見ていきましょう。

同社が日本発のコンサルティングファームとして注目される理由や、今後の成長戦略についても解説します。

主な事業・サービス内容

項目	内容
社名	株式会社レイヤーズ・コンサルティング
代表取締役CEO	杉野 尚志
代表取締役COO	中防 保
従業員数	555名（2025年4月現在）
所在地	東京都渋谷区恵比寿4-3-1-1目黒センタービル スクエア8階・14階
電話番号	TEL 03-5791-1125（代表）

レイヤーズ・コンサルティングは、日本の持つ価値観・文化に基づいた開拓精神と時代の最先端を追求する行動力をもとに、お客様の事業の成功をご支援いたします。

同社の主な事業領域は多岐にわたり、新規事業開発・ビジネスモデル変革・M&A支援から、グループ・グローバル経営管理、ガバナンス・リスクマネジメント強化まで幅広くカバーしています。

また、下記のあらゆる領域でコンサルティングサービスを提供しています。

これらの幅広いサービスにより、企業の経営課題を総合的に解決するワンストップソリューションを提供しているといえるでしょう。

年収が高い理由

レイヤーズ・コンサルティングの年収水準が高い理由として、以下の要因が考えられます。

まず、高い専門性と幅広い経営領域でのコンサルティングサービスを提供していることが挙げられます。

新規事業開発からデジタル化戦略まで、企業の重要な経営課題に対応するため、それに見合った専門性と報酬体系が設定されています。

また、プール制の採用により、コンサルタントは多様なプロジェクトに携わることができ、幅広いスキルと経験を積むことが可能です。

これにより、個人の市場価値が向上し、それが年収に反映されています。

さらに、日本発のコンサルティングファームとして、日本企業の文化や価値観を理解した独自のアプローチを提供できる点も強みです。

以上のことから、クライアントからの高い評価を得ており、その結果として競争力のある年収水準を実現しているといえます。

今後の展望

レイヤーズ・コンサルティングの今後の展望について、同社は日本発のコンサルティングファームとしてさらなる成長を目指しています。

デジタル化の進展に伴い、デジタル化戦略・ITマネジメント分野でのサービス強化が期待されており、クライアントのDX推進を支援する体制を整備しています。

また、グローバル経営管理の領域では、日本企業の海外展開支援や、海外企業との提携・M&Aに関するコンサルティングサービスの拡充が見込まれます。

従業員数555名という規模を活かし、より多くの企業の経営課題解決に貢献することで、日本のコンサルティング業界における地位をさらに確固たるものにしていくことが期待されるでしょう。

まとめ

レイヤーズ・コンサルティングの平均年収は746万円（OpenWork調べ、回答者106名）となっており、コンサルティング業界の中でも高い水準を維持しています。

年代別では25歳558万円から始まり、30歳839万円、35歳1189万円、40歳1215万円と着実に上昇し、30代で年収1000万円の大台を突破する可能性が高いことが分かりました。

同社の給与体系は半期ごとの評価制度に基づいており、目標達成により5〜10万円単位での昇給が可能な仕組みとなっています。

働き方については、3〜6名の少数精鋭チーム制を採用し、効率的な業務遂行を実現しています。

福利厚生では出張手当や交通費全額支給など、働きやすい環境が整備されています。

日本の価値観・文化に基づいた開拓精神と時代の最先端を追求する行動力をもとに、新規事業開発からデジタル化戦略まで幅広い経営コンサルティングサービスを提供しています。