日立コンサルティングの平均年収は949万円！年代別の年収や給与体系も解説

日立コンサルティングは日立製作所が100％出資している、ビジネスコンサルティングの会社です。

日立グループが保有する豊富なリソースを活用して、産業や公共、社会インフラなどを対象にコンサルティングを行っています。

本記事では、日立コンサルティングの平均年収や残業時間、福利厚生について解説します。

本記事の要点はこちら

日立コンサルティングの平均年収は949万円

日立コンサルティングは非上場企業のため、有価証券報告書を通じた平均年収の公開は行っていません。

openworkによれば、日立コンサルティングの平均年収は「約949万円」と発表されています。

国税庁が発表している「民間給与実態統計調査」によると、全給与所得者の平均年収は以下の通りです。

年度	全給与所得者の平均年収
2023年度	460万円
2022年度	458万円
2021年度	443万円

日立コンサルティングの平均手取り年収・月収

日立コンサルティングの平均年収949万円から税金や社会保険料を差し引くと、手取りの年収は約692万円、手取りの月収は約58万円です。

日立コンサルティングに転職した場合の参考にしてみてください。

手取り計算ツール

日立コンサルティングと他社の年収を比較

日立コンサルティングと他の日系コンサルティング企業との平均年収の比較を以下で紹介します。

企業名	平均年収	引用元
日立コンサルティング	約949万円	openwork
野村総合研究所（NRI）	約1,239万円	24年度有価証券報告書
山田コンサルティングファーム	約911万円	24年度有価証券報告書
三菱総合研究所（MRI）	約1,080万円	24年度有価証券報告書
NTTデータ経営研究所	約864万円	openwork
シグマクシス	約1,134万円	24年度有価証券報告書

日立コンサルティングにおける給与体系｜年代別・役職別の年収は？

ここでは、日立コンサルティングの給与体系について紹介します。

日立コンサルティングの役職別の年収

日立コンサルティングの年収は、役職別に大きく異なります。

以下に、openworkの口コミを参考に、役職別の年収をまとめました。

役職（グレード）	年収イメージ
シニアディレクター	約2,000万円〜
シニアマネージャー	約1,500〜2,000万円
マネージャー	約1,200〜1,500万円
シニアコンサルタント	約1,000〜1,200万円
コンサルタント	約700〜1,000万円
アナリスト	約600〜700万円

日立コンサルティングの年収は、アナリストで600〜700万円、コンサルタントで700〜1,000万円です。

シニアコンサルタント以上の役職になると、1,000万円以上の年収を達成できます。給与制度：20代後半、中途3年目、年収1000万円。
目安、これくらいではないか。A(〜25歳):600〜700万C(〜30歳):700〜1000万SC(〜35歳):1000〜1200万M(〜45歳):1200〜1500万SM(〜50歳):1500〜2000万D:2000万〜

引用：openwork｜給与・年収制度｜コンサルタント、中途入社、男性

日立コンサルティングの年代別の年収

openworkによると、日立コンサルティングの平均年収は30歳で758万円ですが、40歳では1,114万円になります。

年齢	平均年収
30歳	759万円
35歳	973万円
40歳	1,182万円

日立コンサルティングの残業代

日立コンサルティングの残業代は、企業の公式ホームページから詳細な情報は得られませんでした。

openworkの口コミによると、40時間のみなし残業として給与に含まれているとのことです。

給与制度：
残業代については40時間のみなし残業として、給与に含まれている。

引用：openwork｜給与・年収制度｜コンサルタント、スタッフ、新卒入社、男性

日立コンサルティングの賞与（ボーナス）

日立コンサルティングの賞与は、openworkの口コミによるとインセンティブとして支払われます。

グループ業績や会社の業績、所属部門の業績や個人の評価に対応した合計額として、年に1回支給されます。

賞与の額は多く、満足できる額がもらえているとの口コミが多数確認できました。

給与制度：賞与は年1回で、グループの業績、会社の業績、所属部門の業績、個人の評価それぞれに対応した額の合計額。近年はグループも会社も非常に好調なため、賞与はかなり満足な額がもらえる。

引用：openwork｜給与・年収制度｜コンサルタント、中途入社、男性

給与制度：給与については、競合他社に比べ比較的高い印象を受けた。正確に言うと、賞与が想像以上に高く驚いたことを覚えている。初年度で約120万/年程度、2年目/3年目で200万/年程度、4年目で300万/年程度。部署の業績によって変動することはあるかと思うが、そこまで変わらないと思う。

引用：openwork｜給与・年収制度｜コンサルタント、新卒入社、男性

日立コンサルティングの初任給

日立コンサルティングは新卒採用の募集要項に「年収500万円」と記載されているため、12分割すると初任給は約42万円になります。

日立コンサルティングの働き方｜残業時間・離職率・福利厚生は？

ここでは、日立コンサルティングの残業時間や福利厚生など、働き方に関して紹介します。

日立コンサルティングの残業時間

openworkによると、日立コンサルティングの月間残業時間は45.4時間との結果でした。

厚生労働省が発表している「毎月勤労統計調査」によると、2024年度の正社員の平均残業時間は13.8時間です。

一方で、プロジェクトの状況や事業部によって残業時間は大きく異なる口コミも確認できました。

基本的には調整しやすいし、無駄な残業はない。休みたい時に休める。ただし、プロジェクトが忙しい時は全く休めない。どんなに忙しくても22時に終了しないといけない文化はある。基本は19時とかで終わる人が多い印象。

引用：openwork｜ワーク・ライフ・バランス｜シニアコンサルタント、新卒入社、男性

案件によって大きく変わる。ほとんど残業がない期間もあれば、毎晩遅くまで働く期間もある。むやみに長時間労働となるわけではなく、基本的にアウトプットさえきちんと出していれば勤務時間については自由度が高いと思われる。そうは言っても、事業会社と比べると相対的に長時間労働。

引用：openwork｜ワーク・ライフ・バランス｜コンサルタント、中途入社、女性

日立コンサルティングの離職率・平均勤続年数

日立コンサルティングの離職率や平均勤続年数に関する公式の情報は公開されていませんでした。

親会社である日立グループは「日立 サステナビリティレポート 2024」にて離職率や平均勤続年数を後悔しているので参考にしてください。

年数	離職率	平均勤続年数
2023	6.3％	12.9年
2022	8.5％	12.6年
2021	7.5％	13.5年
2020	4.3％	13.6年

勤続年数に関しては平均的な数値ですが、離職率は極めて低い数値を誇っています。

また、openworkの口コミによると、他のコンサルティング企業に比べると離職率が低いと言われているそうです。

他のコンサルティング企業と比べると、離職率は低いと聞くが、会社としても長期間働いてもらうことを期待していると思われる。

引用：openwork｜働きがい・成長｜コンサルタント、中途入社、女性

日立コンサルティングの福利厚生

ここでは、日立コンサルティングの福利厚生について紹介します。

福利厚生	内容
日立グループ団体保険	生命保険、医療保険、自動車保険
カフェテリアプラン	年間5万円相当のポイント＋各種割引制度
住宅・リモート支援制度	居住費、通信費などに利用可能なポイントを付与
マネープラン	日立グループ社員持株会制度、確定拠出年金制度、財形貯蓄制度
両立支援・生活	介護休暇、出産/育児休暇、子の看護休暇、配偶者出産休暇、家族看護休暇、生理休暇、配偶者転勤休暇、時短勤務制度、育児・介護を行う社員の残業/深夜労働制限、妊娠中・出産後1年以内社員に対する勤務規則緩和制度
キャリアアップ	各種社内研修、外部研修制度、自己啓発休暇
各種手当	慶弔見舞金(結婚祝金・出産祝金・弔慰金・傷病見舞金・災害見舞金)、死亡弔慰金・高度障害見舞金制度、インフルエンザ予防接種補助
その他	ボランティア休暇、公傷/罹災休暇、本人希望異動制度(他本部への異動制度)、リターンエントリー制度(介護等による退職者の再雇用制度)、各種サークル活動(補助金制度あり)、副業制度

日立コンサルティングは福利厚生が充実していると口コミでも評価されています。

一方で産休育休はじめ、様々な制度や福利厚生支援は充実していると感じています。

引用：openwork｜ワーク・ライフ・バランス｜シニアコンサルタント、中途入社、男性

日立コンサルティングのキャリアパス

日立コンサルティングでは、8段階のステージによるキャリアパスが準備されています。

各ステージで求められる役割や能力が明確に定められており、キャリアビジョンに合わせた段階的なスキルアップが可能です。

さらに、日立コンサルティングでは継続的に成長するための研修プログラムや自己啓発支援も豊富に取り揃えられています。

引用：HITACHI｜日立コンサルティングのキャリアパス

openworkの口コミでも、キャリアパスに応じた成長がしやすい環境であると評価されていました。

プロジェクトへのアサイメントは、自身の志望を考慮してくれる環境のため、キャリアプランに応じた成長は叶えられやすい環境だと言える。当然、その時点で適切な案件がない場合は叶えられないが、アサイン前に案件や職務上の役割の説明を丁寧にされるため、自身のキャリアと案件での仕事を結びつけて仕事ができると思う。

引用：openwork｜働きがい・成長｜シニアマネージャー、中途入社、男性

日立コンサルティングはどんな会社？｜年収が高い理由・今後の展望も解説

日立コンサルティングがどのような会社であるかを、事業内容や今後の展望を交えて解説します。

​​日立コンサルティングの主な事業・サービス内容

日立コンサルティングは2002年に設立された、日立製作所が100％出資しているビジネスコンサルティング会社です。

国内に本社（東京都千代田区）があり、名古屋（名古屋市中区）にもオフィスを有しています。

日立コンサルティングは以下の6つの領域をコンサルティングの対象としています。

概要
会社名	株式会社日立コンサルティング
英語名	Hitachi Consulting Co., Ltd.
資本金	24億円
本社所在地	東京都千代田区麹町二丁目4番地1　麹町大通りビル

日立コンサルティングの年収が高い理由

日立コンサルティングは、以下の理由によって年収が高くなっています。

日立コンサルティングでは会社の業績だけでなく、グループ全体の業績も年収に反映される傾向があります。

日立コンサルティングの今後の展望

日立コンサルティングは日立グループの一員として、社会課題の解決を通じて新たな市場や新事業の創出を目指しています。

また、従業員の働く環境を整えるために、以下の項目にも積極的に取り組んでいます。

まとめ

本記事では、日立コンサルティングの平均年収や残業時間、福利厚生について紹介しました。

日立コンサルティングの平均年収は約949万円となっており、全国民の給与所得者と比べて高い水準です。

年齢	平均年収
30歳	758万円
35歳	994万円
40歳	1,114万円

日立コンサルティングの残業時間は全国平均よりも多いですが、プロジェクトの状況や事業部によって残業時間は異なります。