兼松に転職するには？中途採用の難易度や年収レンジを解説

企業情報カード
企業名	兼松株式会社
業界	総合商社
本社所在地	東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
設立	1889年
従業員数	821人（単体）、8,644人（連結）（2025年3月31日時点）
平均年収	1,143万円
中途採用比率	非公開
平均残業時間	月25.3時間
有給取得率	63.6%
3年後定着率	非公開

兼松株式会社は、1889年創業の老舗総合商社です。

ICTソリューション、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空など、幅広い事業を展開しています。

平均年収は1,143万円と高水準で、働き方改革も進められている企業です。

本記事では、兼松株式会社の転職難易度について詳しく解説します。

さらに、中途採用の選考フローや、転職を成功させるポイント、おすすめの転職エージェントも紹介します。

兼松株式会社はどんな会社？

兼松株式会社は、明治22年（1889年）に創業した総合商社で、130年以上の歴史を持つ老舗企業です。

東京証券取引所に上場しており、本社は東京都千代田区のJPタワーに、本店は神戸市に構えています。

主な事業領域は「ICTソリューション」「電子・デバイス」「食料」「鉄鋼・素材・プラント」「車両・航空」の5つです。

商社機能として、商取引から情報収集、市場開拓、事業開発組成、リスクマネジメント、物流まで多岐にわたるサービスを提供しています。

単体の従業員数は821名ですが、連結では8,644名と大規模なグループ企業です。

OpenWorkでの総合評価は4.16点（5点満点）と上位に位置しています。

兼松株式会社の転職難易度は？中途採用で受かるのは厳しい？

兼松株式会社への転職は、総合商社という業界特性と企業の評価の高さから、相応の難易度があるでしょう。

OpenWorkでの総合評価が上位という事実からも、多くの転職希望者が関心を寄せる企業であることがわかります。

中途採用比率は非公開ですが、平均勤続年数が12.7年と比較的長いことから、新卒採用を中心とした人事戦略を取っている可能性があります。

そのため、中途採用の枠は限定的で、選考基準も厳しいと考えられます。

平均年収が1,000万円を超える高待遇であることに加え、残業時間も月25.3時間と業界平均を大きく下回っています。

ワークライフバランスが取りやすい環境であることから、応募者が集まりやすく競争率は高いでしょう。

さらに、総合商社という業界特性上、貿易実務や語学力、業界知識など専門的なスキルが求められます。

特に営業事務や貿易事務の求人では、商社勤務経験者が歓迎される傾向があります。

兼松株式会社の第二新卒における転職難易度は？

第二新卒での転職についても、一定の難易度があると考えられます。

兼松株式会社は歴史ある総合商社であり、社員の平均勤続年数が12.7年と長期雇用を前提とした企業文化があるためです。

とはいえ、OpenWorkの評価では「20代成長環境」が4.3点と高評価を得ています。

このことから、若手社員の育成にも力を入れている企業であることがわかります。

第二新卒の場合、前職での具体的な実務経験よりも、ポテンシャルや学習意欲、適応力が重視されるケースが少なくありません。

そのため、商社業界への強い関心と、グローバルビジネスへの意欲を明確に示せれば、チャンスはあるでしょう。

兼松株式会社の中途採用（キャリア採用）における選考フロー・倍率

兼松株式会社の中途採用における選考フローは、職種によって多少の違いはありますが、基本的な流れは共通しています。

営業事務・貿易事務の求人を例にすると、書類選考から始まり、適性検査、面接という標準的なプロセスを経て内定に至ります。

なお、具体的な応募倍率は公開されていませんが、老舗総合商社という企業ブランドと高待遇から、相応の競争率があると予想されます。

平均年収1,143万円、OpenWork総合評価4.16点（上位）という魅力的な条件を考えると、多くの優秀な人材が応募していると考えられます。

そのため、書類選考の段階から丁寧に準備し、自分の強みを明確にアピールすることが重要です。

兼松株式会社の選考対策・受かるためのポイント

兼松株式会社の選考を突破するためには、総合商社という業界特性を理解し、企業研究と自己分析を徹底することが重要です。

ここでは、兼松の選考に受かるためのポイントを詳しく紹介します。

企業研究を徹底する

兼松株式会社への転職を成功させるには、企業の事業内容や強み、企業文化を深く理解することが欠かせません。

総合商社といっても、各社で注力している事業領域や強みは異なるため、兼松ならではの特徴を把握しておく必要があります。

兼松株式会社は、創業130年以上の歴史を持ちながらも、デジタル化や新規事業開発に積極的な企業です。

そのため、伝統と革新の両面を理解し、自分がどのように貢献できるかを具体的に語れるようにしてください。

また、OpenWorkで「風通しの良さ」が4.6点と高評価を得ていることから、フラットな組織文化があることも押さえておくとよいでしょう。

履歴書・職務経歴書を作り込む

書類選考は、あなたのこれまでの経験やスキルを企業に伝える最初の機会です。

そのため、以下のポイントに注意して作りこみましょう。

職務経歴書では、単なる業務内容の羅列ではなく、どのような課題に対してどのような工夫をし、どのような成果を出したかを具体的に記載しましょう。

特に、商社勤務経験がある場合は、取引先との折衝経験や海外とのやり取り、複雑な商流の管理など、商社ならではの業務経験を強調してください。

また、兼松株式会社は営業事務や貿易事務の求人でMOSや日商簿記3級などの資格保有者を歓迎しているため、該当する資格があれば必ず記載しましょう。

総合商社という業界特性上、ビジネスの幅広さや実務能力、語学力などが重視されるため、これらを効果的にアピールすることが重要です。

面接の回答を準備する

面接では、あなたの志望動機や適性、コミュニケーション能力などが総合的に評価されます。

想定される質問に対して、事前に回答を準備し、スムーズに答えられるようにしておきましょう。

面接では、以下の質問がよく聞かれるので参考にしてください。

特に「なぜ兼松か」という質問には、他の総合商社との違いを明確に示す必要があります。

5つの事業領域の中で特に関心がある分野や、企業文化に共感したポイントなどを具体的に語れるようにしておきましょう。

また、語学力については、TOEICのスコアだけでなく、実際にビジネスで使用した経験があればそれを伝えることで、より説得力が増します。

兼松株式会社への転職に向いている人の特徴

兼松株式会社で活躍できるのは、総合商社ならではのビジネス環境に適応でき、幅広い業務に対応できる人材です。

また、グローバルな視点を持ち、多様なステークホルダーと円滑にコミュニケーションが取れることも重要です。

ここでは、兼松への転職に向いている人の特徴を5つ紹介します。

総合商社業界出身の人

総合商社での勤務経験がある人は、兼松株式会社への転職において有利です。

商社特有の商流や取引慣行、貿易実務などを理解しているため、入社後すぐに即戦力として活躍できるからです。

実際、兼松の中途採用求人（営業事務・貿易事務）でも、商社勤務経験者は歓迎条件として明記されています。

商社での営業経験、貿易事務、輸出入業務、在庫管理、物流管理などの実務経験があれば、スキルを活かせる可能性が高いでしょう。

また、商社業界では複数の部門や取引先との調整業務が多いため、高いコミュニケーション能力やマルチタスク処理能力も評価されます。

どこの会社でも通用するスキルを持っている人

業界や企業を問わず活躍できる汎用的なスキルを持っている人も、兼松株式会社への転職に向いています。

総合商社では多様な商材やサービスを扱うため、特定の業界知識だけでなく、幅広い状況に対応できる柔軟性が求められるからです。

兼松の求人では、MOS（Microsoft Office Specialist）、日商簿記3級、ITパスポートなどの資格保有者が歓迎されています。

これらは業界を問わず活用できる基礎的なスキルであり、事務処理能力やデジタルリテラシーの高さを示す指標となります。

また、ビジネスレベルの英語力やその他の外国語スキル、プロジェクトマネジメント能力、データ分析スキルなども、どこでも通用するスキルとして高く評価されるでしょう。

【20代・第二新卒】吸収力が高い人

20代や第二新卒で転職を考えている人のうち、新しい知識やスキルを素早く習得できる吸収力の高い人は、兼松株式会社に向いています。

OpenWorkでの評価を見ると、「20代成長環境」が4.3点と高スコアを獲得しています。

このことから、若手社員の育成に力を入れており、成長機会が豊富に用意されている環境だといえるでしょう。

総合商社では、取り扱う商材や業務が多岐にわたるため、常に学び続ける姿勢が求められます。

新しい市場や製品について迅速にキャッチアップし、ビジネスチャンスを見出す能力が重要です。

第二新卒の場合、前職での経験が浅くても、学習意欲の高さや柔軟な思考、チャレンジ精神をアピールすることで、ポテンシャル採用の対象となる可能性があります。

年収を上げたい人

現在の年収に満足しておらず、転職を機に大幅な年収アップを目指している人にとって、兼松株式会社は魅力的な選択肢です。

有価証券報告書によると、兼松の平均年間給与は1,143万円（平均年齢38.2歳）と、非常に高い水準にあります。

また、OpenWorkの回答者データを見ると、平均年収は812万円（平均年齢31歳）となっており、若い世代でも高収入を得られる環境です。

OpenWorkの年齢別推定年収では、30歳で696万円、35歳で896万円という数字が示されています。

これは一般的な企業の平均年収を大きく上回る金額であり、年収アップを重視する人にとって大きなメリットといえるでしょう。

さらに、兼松は待遇面の満足度もOpenWorkで4.0点を獲得しており、社員からも給与水準の高さが評価されています。

「大手総合商社ほどではないが、一般的な年収水準からすると十分な額」という口コミもありました。

大手総合商社ほどではないが、一般的な年収水準からすると十分な額が貰えた。基本給に関しては大手総合商社に準じたものが期待出来る。(賞与で差が出るが、それも一般的な企業と比べると十分な額が貰えた)

引用：Openwork｜年収・給与制度、広域職、在職3年未満、男性

自分の市場価値を上げたい人

長期的なキャリア形成を考え、自分の市場価値を高めたいと考えている人にも、兼松株式会社は適した環境です。

総合商社での勤務経験は、転職市場において高く評価されるキャリアの一つだからです。

兼松では、ICTソリューションから食料、鉄鋼、車両など幅広い事業領域を経験できるため、幅広い業界に通じた知識を身につけることができます。

また、国内外の多様な取引先とのビジネスを通じて、グローバルな視野やネットワークを構築できるのも大きなメリットです。

OpenWorkの「20代成長環境」評価が4.3点と高いことからも、若手のうちから責任ある仕事を任され、スキルアップできる機会が豊富にあることがわかります。

自分の市場価値を高めるためには、単に業務をこなすだけでなく、積極的に新しいプロジェクトに参加したり、語学力を磨いたりする姿勢が重要です。

中途で兼松株式会社に転職した場合の年収は？

兼松株式会社に中途で転職した場合の年収は、経験やスキル、配属される部署によって異なりますが、一般的には高水準が期待できます。

有価証券報告書によると、兼松の平均年間給与は1,143万円（平均年齢38.2歳）です。

一方、OpenWorkの回答者データでは、平均年収812万円（平均年齢31歳)となっており、年齢が若い層でも相応の年収が得られることがわかります。

年齢	平均年収	年収レンジ
25歳	550万円	390万円～770万円
30歳	696万円	495万円～978万円
35歳	896万円	638万円～1,260万円
40歳	1,050万円	750万円～1,480万円
45歳	1,180万円	840万円～1,660万円
50歳	1,280万円	910万円～1,800万円

具体的な中途採用の求人例を見ると、営業事務・貿易事務のポジションで年収450万円〜650万円（基本給27万5,000円〜）という条件が提示されていました。

事務職としては高めの水準であり、経験やスキルに応じてさらに上乗せされる可能性があります。

OpenWorkの年齢別推定年収データでは、30歳で696万円（推定範囲495万円〜978万円）、35歳で896万円（推定範囲638万円〜1,260万円）という数字が示されていました。

推定範囲の幅は、職種や役職、個人の評価によって年収に差が出ることを示しています。

データソース	平均年収	平均年齢	備考
有価証券報告書	1,143万円	38.2歳	提出会社（単体）
OpenWork	812万円	31歳	回答者平均
中途採用求人例	450万円～650万円	–	営業事務・貿易事務

また、口コミによると「大手総合商社ほどではないが、一般的な年収水準からすると十分な額」「基本給は大手総合商社に準じたものが期待できる」とあり、業界内でも競争力のある給与体系であることが伺えます。

評価制度については「良くも悪くも年功序列だが、賞与査定に関わる毎年の評定は公平でリーズナブル」という声があり、実力に応じた評価が期待できる環境といえるでしょう。

中途採用で入社する場合、前職の年収や経験を考慮した給与交渉が可能なケースも多いため、転職エージェントを活用して適切な条件を引き出すことが重要です。

評価制度：
良くも悪くも年功序列だが、賞与査定に関わる毎年の評定は公平でリーズナブルなものだった。、

引用：Openwork｜年収・給与制度、広域職、在職3年未満、男性

【中途採用】兼松株式会社への転職におすすめの転職エージェント

兼松株式会社のような総合商社への転職を成功させるには、業界に精通した転職エージェントの活用が効果的です。

ここでは、商社への転職支援に強みを持つ2つの転職エージェントを紹介します。

JACリクルートメント｜30代・ミドルの転職に強い

JACリクルートメントは、ミドル層やハイクラス人材の転職支援に特化した転職エージェントです。

兼松株式会社のような総合商社や、グローバルに事業展開する企業への転職実績が豊富にあります。

30代以上で、これまでのキャリアを活かして年収アップを目指したい方に特におすすめです。

JACリクルートメントの強みは、業界や職種に精通したコンサルタントが多数在籍している点です。

総合商社業界の求人動向や選考傾向を熟知しているため、兼松への転職に最適な戦略を一緒に立てることができます。

また、非公開求人も多く扱っており、一般には公開されていない好条件のポジションを紹介してもらえる可能性があります。

ASSIGN｜20代で年収を上げたい人向けの転職エージェント

ASSIGNは、20代のハイエンド人材を対象とした転職エージェントです。

総合商社やコンサルティング業界など、高い専門性が求められる業界への転職支援に強みがあります。

ASSIGNの特徴は、単なる求人紹介にとどまらず、長期的なキャリア形成を見据えたアドバイスを提供してくれる点です。

兼松株式会社への転職を一つのステップとして、その先のキャリアパスまで一緒に考えてくれます。

また、書類添削や面接対策も非常に丁寧で、通過率を高めるための具体的なアドバイスが受けられます。

20代でありながら、すでに一定の実務経験やスキルを持っている方、第二新卒で大手企業へのチャレンジを考えている方には、ASSIGNの活用をおすすめします。

兼松株式会社の転職元・兼松株式会社からの転職先

兼松株式会社と他社との人材の流れを知ることで、どのようなキャリアパスが一般的なのかを把握できます。

ただし、具体的な転職元・転職先のデータは公開されていないため、ここでは総合商社業界における一般的な傾向をもとに解説します。

兼松へ転職する人の多くは、同業の商社や関連業界からの転職者と考えられます。

特に、他の総合商社や専門商社での経験がある人は、業界知識や実務スキルを活かせるため、即戦力として採用されやすいでしょう。

また、メーカーや物流企業での営業・貿易実務経験者も、商社ビジネスとの親和性が高いことで、転職のチャンスがあります。

兼松から転職する場合、総合商社での経験は転職市場で高く評価されます。

さらなる年収アップやキャリアアップを目指して、五大商社や外資系企業へ転職するケースもあるでしょう。

また、商社で培った幅広いビジネス知識やネットワークを活かして、コンサルティング業界やスタートアップ企業で活躍する人もいます。

兼松株式会社はやばい？仕事がきつい？転職すると後悔する？

兼松株式会社への転職を検討する際、「やばい会社ではないか」「仕事がきついのではないか」と不安に感じる方もいるかもしれません。

結論から言うと、OpenWorkの評価データや社員の口コミを見る限り、兼松は働きやすい環境が整っている企業といえます。

評価項目	スコア/データ
総合評価	4.16 / 5.0（上位）
残業時間（月間）	25.3時間
有給休暇消化率	63.6%
法令順守意識	4.3
風通しの良さ	4.6
待遇面の満足度	4.0

兼松で働くメリットを整理してみましょう。

総合商社業界は残業が多いイメージがありますが、兼松の月間残業時間は25.3時間と、比較的抑えられています。

また、有給休暇消化率も63.6%と、きちんと休暇が取得できる環境が整っているといえるでしょう。

風通しの良さが4.6点という高評価を得ていることから、上下関係に縛られず、フラットに意見交換ができる職場環境であることがわかります。

一方、注意点もあるのでチェックしておきましょう。

口コミには「大手総合商社ほどではないが、一般的な年収水準からすると十分な額」とあるように、五大商社と比較すると年収面では若干見劣りする可能性があります。

それでも、平均年収1,143万円という高水準であることに変わりはありません。

また、評価制度については年功序列の傾向があるため、若手のうちから実力主義で大きく稼ぎたいという方には物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、公平な評価制度が整っており、長期的に働きやすい環境が整っています。

兼松株式会社の採用大学は？

兼松株式会社の採用大学に関するデータが公開されています。

マイナビ2026の情報によると、旧帝国大学から地方国立大学、私立大学まで幅広い大学から採用を行っており、多様な学生を受け入れていることがわかります。

採用実績校
大学院	大阪大学 帝京平成大学 鹿児島大学 九州大学 京都大学 慶應義塾大学 千葉大学 筑波大学 東京大学 東京工業大学 東北大学 名古屋大学 広島大学 北海道大学 早稲田大学
大学	青山学院大学 秋田大学 大分大学 大阪大学 大阪市立大学 大阪府立大学 小樽商科大学 等

採用実績を見ると、東京大学、京都大学、大阪大学などの旧帝国大学や、早稲田大学、慶應義塾大学といった難関私立大学からの採用が確認できました。

さらに、MARCH（明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学）や関関同立（関西学院大学、同志社大学、立命館大学）などの中堅私立大学からも幅広く採用しています。

また、地方国立大学（九州大学、北海道大学、広島大学、金沢大学など）や、国際教養大学、東京外国語大学といった特色ある大学からの採用実績もあります。

海外大学（カリフォルニア大学、ニューヨーク大学、延世大学など）からの採用実績もあり、グローバル人材の採用にも積極的であることがわかりました。

年度	大学卒	大学院卒	合計
2023年	20名	17名	37名
2024年	30名	13名	43名
2025年	23名	26名	49名

採用人数を見ると、年度によって変動はあるものの、毎年37名〜49名程度の新卒採用を行っています。

2023年と2024年は大学卒が多い一方、2025年は大学院卒が26名と増加しており、専門性の高い人材の採用も強化している傾向が窺えます。

年度	採用者	離職者	定着率
2023年	37名	0名	100%
2024年	43名	0名	100%
2025年	49名	0名	100%

注目すべきは、過去3年間の新卒採用者の定着率が100%という点です。

離職者が0名ということは、働きやすい環境が整っており、社員満足度が非常に高いことを示しています。

このデータから、兼松株式会社は特定の大学に偏らず、幅広い大学から人材を採用していることがわかります。

学歴フィルターは厳しくなく、出身大学よりも個人の能力や適性、人物像を重視した採用を行っていると考えられるでしょう。

中途採用においては、新卒採用以上に学歴よりも実務経験やスキルが重視されます。

兼松株式会社の中途採用・転職難易度まとめ

兼松株式会社への転職は、総合商社という業界特性と高い社員満足度から、相応の難易度があるといえます。

しかし、しっかりと準備をすれば、十分に内定を獲得できる可能性があります。

兼松株式会社は、創業130年以上の歴史を持つ老舗総合商社でありながら、働き方改革も進んでいる魅力的な企業です。

残業時間は月25.3時間と業界平均よりも少なく、有給消化率も63.6%と、ワークライフバランスを重視した働き方ができます。

また、風通しの良さが4.6点という高評価を得ており、若手でも意見を発信しやすいフラットな組織文化があります。

転職を成功させるには、以下のポイントに注目して行動卯しましょう。

中途採用では、商社勤務経験者やMOS・日商簿記・ITパスポートなどの資格保有者が歓迎されています。

そのため、該当するスキルや経験がある方は、書類選考や面接で積極的にアピールしましょう。

また、転職エージェントを活用することで、非公開求人の紹介や選考対策のサポートを受けられ、内定獲得の確率を高めることができます。

特に、JACリクルートメント（30代以上のミドル層向け）やASSIGN（20代ハイエンド層向け）といった、商社業界に強い転職エージェントの活用がおすすめです。

兼松株式会社は、年収アップやキャリアアップを目指す方にとって、非常に魅力的な転職先といえます。